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やっと勝ち越し   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/19(日) 18:45

毎土曜に参戦しているのですが、昨日は(暇なくせに)色々あって本日になりました。今日は手が浮かばない冴えない日になりました。●●○●○○○

振り穴は斬り合いを好む人には良いのですが、じっとしている人には向いていないかもしれませんね。上手く引っ張り出すような工夫が必要ですね。相振りは2戦2勝でした。年度初めはボロボロでしたが、ここのところ少し勝てるようになってきました。石川泰さん(元奨励会三段ユーチューバー)ではないですが、(相振りは)振り穴とのシナジーが良いような気もしています。
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順位戦の運用   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/18(土) 08:30

誰も主張していないように見えるので、得意の筋違い角理論を展開していきましょう(苦笑)。(^^;
何の話かというと、「C3を新設せよ」ということです。現在(実質)男性プロの順位戦はA,B1,B2,C1,C2の5組に分かれており、B1以下の所属棋士はいきなり名人に挑戦できないようになっています(これが他棋戦と大きく違う点)。そしてこれが棋界における各棋士の「格付け」にもなっていることは皆さんもご存じの通り。

直前の投稿で「居飛車四天王」について触れましたが、彼らは他棋戦でよく勝っているにも拘わらず何故か順位戦では星が集まらない。ファンには不満が鬱積している訳です。ヘボも理由は良く解りませんし、居飛車党棋士が活躍すると振り飛車党棋士の頭が押さえられる訳で、できればずっと下に居て欲しいというのが本音。(>_<) それはともかくどなたかの一人勝ちから来る閉塞感に辟易しているのはヘボも同じ(どなたかのファンは感じないでしょうけど)。棋士の数も増えましたし、活性化のためクラスを増設してはどうかというものです。

これは実験ですが、ヘボは同様な「不幸な」棋士として屋敷九段を思い出します。九段は当時の最年少タイトルホルダーとして名を馳せましたが、C1に13期も停滞していました。一方四天王の状況をカンニングすると、Y七段はC212期、S七段は同10期、H六段は7期、K七段は11期となっており、確かに由々しき事態となっていますね。特にY七段は竜王戦では1組在籍で、棋戦との相性がありそうですが、ファンからすれば「強いのになんで?」となりますよね。ご本人達も「いつか上がれる」とは思えなくなっているのではないでしょうか?

将棋界は村組織ですから、ドライに勝てなくなった棋士を見捨てることはしません。民間人から訴えられ77歳まで貧乏ゆすりしていた人もいましたが、この人は天才で元名人なので広告塔としては使える。少し事情が違うかもしれません。話を元に戻すと、フリークラスを設けて延命措置を施している訳です。ヘボのように定年前に仕事を辞める人は少なく、ましては大好きな将棋を生活の糧にできる幸せをおいそれと手放さないでしょう。

人を切れないのなら枠を広げましょうということです(数は増えていませんが)。それで実際に四天王や番人達が掃けるのか否かはやってみなければ分かりませんが、試みる価値はあると思うのです。
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選り取り見取り   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/17(金) 13:09

最近順位戦の対局が多いこともあって、千駄ヶ谷(高槻もか)市場は活況を呈しています。紹介したい(ヘボから見た)好局が多く、嬉しい悲鳴?

「目移りする前に選んでしまえ」という心の声に従って、今回は順位戦、山川vs黒沢戦を観戦しましょう。
山川四段は西やんに勝って話題になりましたが、僭越ながら将来の見通しは暗いというのがヘボの見立てです(ヘボですから良い方に外れて欲しいですが)。少し前に中さんの小学生名人戦の涙について書きましたが(調べたら負けたのは決勝戦でした。つまり中vs山川の対戦。間違い失礼しました)、確か優勝は山川君であったという記憶があります。しかしヘボが中さんに注目していたこともあって影が薄い優勝者でした。またリーグ参戦が長かったこともあって、オーラのようなものが感じられませんでした。
さて、一方の黒ちゃん。「永遠の少年」のような風貌ですけれど、将棋は「力戦振り飛車(が得意)」。良くC2は「居飛車党四天王」(ヘボの認識では、八○七段、佐々木○七段、本○六段、○浦七段かな?)が話題になりますが、ヘボはヘボで「何でこの人がC2?」と密かに注目、応援しています。棋王戦の挑決で永瀬軍曹に負けて以来、認められるチャンスが巡ってきませんが、腐らず輝いて欲しい!

後手黒沢は面目躍如のダイレクト向かい飛車+穴熊。先手山川は剛腕をかいくぐって筋違い角、重厚な矢倉から主導権を握りました(うーん、振り飛車というか、ヘボから先に角を打ちたい)。振り飛車は敵角の機動性に翻弄され、陣形がバラバラ、穴熊に潜った方針を後悔するような展開になりました。防戦一方で辛抱に次ぐ辛抱を強いられる中、決めに来た居飛車が馬を切り、▲3二銀の割打ち(飛と金)!鮮やかな収束かとも思われましたが、これが大悪手とは将棋は難しいですね。ここからの振り飛車の対応が巧妙で、まるでこう進むことを信じていたかのよう。気が付くと居飛車の攻めは切れ、▲4一竜▲4二竜のリフレインが叫んでいました。

改めて、諦めてはいけないのだな、と思います。黒ちゃん、頑張って!
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お前は既に○んでいる?!   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/16(木) 11:53

まあ、将棋ですから「○=詰」でも良いですかね?

ある意味厳しい将棋を観たので、紹介します。順位戦、及川vs久保戦です。菅井君が不調から抜け出せず、久保九段も目を覆わんばかりの成績でかなり辛いのですが。希望の光が無い訳ではなく、杉本和・山本博のツートップは快調で、西田君も悪くはないですけどね。及川七段の奥さんは上田初美女流四段。ご本人が振り飛車で勝って話題になりましたけど、「遅咲きの」居飛車党です。

後手番久保が角交換振り飛車を選択。振り飛車は相手の出方に関わらず取り敢えず飛は振れますので、自分の土俵で戦えるところがヘボは好きです♡先手及川は左美濃から銀冠に進めました。互いに交換した角を打ち合い駒組が淡々と進行。こうなると序盤で一旦▲4六に出た銀が▲5七に下がるのは微妙。振り飛車は激しい流れを抑え、穴熊に潜りました。「松尾流右穴熊」です(笑)。

何と振り飛車が、54手目に桂頭を狙って▽3五歩と突っかけた時点では勝負がついていたようです。恐ろしいですね。相穴熊を何度も指しているヘボはまだまだ難しいと思っていましたが。(>_<) 確かに投了図を改めて観ると▽3八歩成を受けることが出来ず、振り飛車のみ大駒の進撃が約束されています。プロなら投げるしかないのでしょうか。ヘボくらいのレベルであれば、振り飛車側を持っていても逆転負けする自信がありますが、それではダメですよね。並べ直しですね。(T_T)
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相居飛車戦も強い!   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/14(火) 16:37

中さんの転向後の第2戦が上がっていましたので速報です。

加藤桃ちゃんと相居飛車戦で、矢倉vs雁木模様でした。序盤後手の桃ちゃんが積極的に右桂を跳ねていきましたが、それを咎めて少しずつポイントを重ねながら勝利を不動にしました。今期桃ちゃんが不調から抜け出せないことを差し引いても、流石元奨三段、強いなあと感じました(因みに桃ちゃんは元奨初段)。益々現役ツートップとの対戦が楽しみになりました。期待しましょう。(^_^)
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堅さが命   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/12(日) 10:04

先に書いたように、よく振り飛車は「手損」とか「消極的」とか居飛車信者に揶揄されますが、ヘボは「玉(王)将を大切に扱って何が悪い?」と返しますね。囲いって大事ですよね。「振り穴党宣言」(笑)して、相振りを指す機会が増えたせいもありますが、相手の攻撃を見越した最適の囲いを構築することが大事ですよね。今回は順位戦、遠山vs山本博志戦を観ていきます。

遠山六段は元振り飛車党、ベテランの域に入ってきました。今期の順位戦は不調で2勝5敗です。山本博志五段は期待の「三間飛車党」ホープで色々工夫の跡が窺える将棋を魅せてくれます。今年度は好調を維持しており、順位戦も6勝1敗と先頭集団です。

先手遠山の三間飛車対策が注目されましたが、飛先を早く決め早仕掛けを匂わせました。対する後手山本は4手目▽3二飛から20手目▽3一飛と引きました。これがオリジナルの急戦対策で備えは十分でした。これを見て居飛車は一転玉を深く囲い銀冠の堅陣を目指します。さて、振り飛車は?

▽3二金と上がっているので、(ヘボはいつも悩みますが)左の金銀を如何に玉側に寄せていくかが鍵の一つになります。振り飛車の取った部分作戦は早囲いから左銀を▽6四から▽7三に引き滅多に見られない囲いにし、左金で中央を押さえるというものでした。銀冠には劣るかもしれませんが、不満なしの布陣です。あとは大駒を捌いていくだけです(それが難しいんですけどね)。

2~5筋を中心に押したり引いたりの中盤の緊迫した戦いが続きます。ヘボもどこで形勢が動いたのかはっきりとは判りませんが、▲6五の桂を金で食いちぎり、▽5五桂と褌を掛けた辺りでしょうか。これで居飛車の銀冠が崩れました。この後、遠く▽7一の地点を見据えた▲2六▲1七の二枚角と▲3二竜のセットでピンチになりましたが、▽6二歩▽5一香▽5二桂と手順に外堀を作ることに成功し、形勢を引き寄せました。攻撃は少ない駒で指し切りを注意しながらの巧みな竜の動きが光りましたね。

終局図の振り飛車玉は入城時から一歩も動いておらず、山本五段が如何に上手く立ち回ったかが判ります。振り飛車党から見た振り飛車の戦い方は「先行投資」ということで。これが理解できない居飛車党は次々と枕を並べていくことでしょう。ヘボも実戦で実践していきたいですね。(^_^)
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今日のOセンター   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/10(金) 19:26

○○●●○○ 今日は3連勝券が5枚貯まったので平日参戦となりました。席料タダになります。(^_^)

振り穴3勝1敗、相振り1勝1敗です。今日は相穴熊はありませんでしたが、居玉で来た人に敗れました。攻めがつんのめってしまったようです。(>_<) 

相振りは負けた将棋も作戦勝ちできていたのでもうひと頑張りです。今、「相振り飛車の正体」(木本書店)という本を並べているのですが、奥が深いです。やっと相金無双を終わって美濃の章に入りました。これを全て並べ終えた頃、ビビらずに相振り戦に臨めるようになっている...予定です。(>_<)
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理想の勝ち方   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/08(水) 12:45

A級順位戦、中村太地vs佐藤天彦戦を観ましょう。因みに本局は新会館のこけら落としの意味もあります。

まあ、対抗形になりますよね。主導権は後手天彦の角交換四間飛車、対する先手太地は棒銀を採用しました。一度角交換しているのに再度お互い角を打ち合う深謀遠慮。ヘボは良く解りません(実戦でも未経験かな?)。そういう訳で部分的にはよくある仕掛けとその後の変化になりました。つまり居飛車の袖飛車&棒銀に対し、振り飛車は飛を▽3二に回り▽4五歩を突いて角を捌いていく形です。ここで居飛車が銀を▲5七(▲5六歩を突いていない)でなく▲3七に引かなければならないのが辛い所(ヘボの個人的な見解です)。飛の通りを一時的に塞ぎますからね。隙の無い状態で左桂を捌き、飛2枚の居飛車と角2枚の振り飛車、まずは振り飛車が一本取りました。

とは言え、居飛車得意の3筋一点突破を防ぐために何か必要です。▽4四角打ち。先に▽5五角が出張っている状況で「利き」が重なりますが、好手(絶対手?)。3筋で飛角交換になり▽3二金と引いた手が何とも渋い。大師匠を彷彿させますね!更に香を拾った馬を天王山(▽5五)に引き付け「▽5五の馬に負けなし」(そんな格言はありませんが)です。流れとは言え敵角を▲5三に成らせた展開もグッド!5筋に歩が利きますからね。

この後は、▽3五角の睨みと竜のコンビで広い(振り飛車から見た)左辺を塞ぎ、収束は▽8四香から▽8九銀の縦からの攻め。「これぞ振り飛車」という感じでウットリしてしまいました。(^_^) 今期は菅井君が不調なので、是非挑戦権を握って欲しいですね。世の振り飛車嫌いを黙らせる活躍を期待しています!
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新聞社の撤退に思う   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/07(火) 17:11

残念な記事が目に入ったので報告します。

今月、王将戦が始まりますが、スポンサーから毎日・スポニチの両者が撤退するというニュースがありました。幾つかの「毎日は経営が厳しいから致し方ない」というコメントがあり、夕刊を休刊したりしていましたから実際その通りのようです。そのうち名人戦からも手を引くのでしょうか?今の時代、情報伝達速度が格段に速くなり、Abemaが放送を始めた時はヘボも喜んだものです。しかし一方で将棋文化の一翼を担っていた新聞社が斜陽のために撤退するのは残念です。新聞の囲碁将棋欄も捨て難い趣があるので。

ヘボと同年代かそれより上の方は各タイトル戦にスポンサー名がはっきり記されるようになったことに気付かれていると思います。ヘボはこれは頂けませんね。奥ゆかしさが無いですよ。まあスポンサー各社は「金出して宣伝しているんだから当然だろ。何が悪い?」ということになるのでしょうが、これも時代の流れなのかな?

もう一つ残念なのは棋戦の序列です。かつて三大タイトル戦とは名人戦・王将戦・九段戦(竜王戦の前身)を指しました。どれも新聞社が出資していましたが、王将戦は特に名人戦との差別化を図るため、どちらかが3連勝(3連敗)した場合、勝った方が香を落とすという過激な企画がありました。(^^; 因みに権利を2回得て1回行使したのが升田幸三で、対戦相手はそれぞれ時の名人であった木村義雄(但し陣屋事件のために実際の対局は無し)と大山康晴(香落ち戦も敗れる)でした。

しかし月日は流れ、由緒ある棋戦だった王将戦は今や序列最下位に近い位置に追いやられ(賞金の差です)、「二日制の棋戦なんて要らないだろう」と将棋が解っていないニワカがバカなことを言っていますが、萎んでしまっているのは事実です。背に腹は代えられないので冗談でなく「餃子の王将」が増資してくれませんかねえ? (T_T)
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No.0556の答え合わせ(途中経過)   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/06(月) 12:52

なぜプロは振り飛車を指さない人が多いのか?

仮説1についてですが、「振り飛車が大嫌いな家元」はいないようですね。(>_<) しかし江戸時代から令和の世まで、居飛車が好きな人が多いことは確かなようです。これは居飛車党・振り飛車党に無関係だと思いますが、特に観る将において「絶対王者を求める」人がいて、王者は現在居飛車党ですよね。彼らは結果的に居飛車党になるのでしょう。ですから時の第一人者がどちらを採用するかは重要で、当分プロにおける居飛車党:振り飛車党の比率は変わらないと思います、残念ながら。加えて振り飛車嫌いのAIが多いこともネックになっていますね。(T_T)

仮説2についても同様で、居飛車党は理屈で指している人が多いように思います。「理屈を理解して実戦で試す」プロも多く、その証拠に居飛車党同士のタイトル戦は二日制であっても一日目の封じ手前に70手以上も進むことも珍しくありません。反対に振り飛車党は良くも悪くも(もう死語かもしれませんが)フィーリングで指している部分が多いように感じます。因みにヘボはほぼ全部ですね。迷ったり困ったりした時に初めて長考するみたいな感じです。(>_<)

仮説3・4についてですが、てんてーの言を信じるのであれば(拘りの塊のような方に言われても説得力が...)、深く考えないでたまたま勝っているから居飛車党・振り飛車党が決まっていることになります。そうすると少数派の振り飛車党は大変ですよね、研究が。大山名人が他人と研究会をしたという話は聞いたことがありません。当時はそういう時代ではなかったためかもしれませんが、手の内を晒したくないという思いもあったのではないでしょうか?

脳の男女差の有無については、特に棋界において考察をした方は寡聞にして知りません。女性棋士が誕生し、振り飛車党がタイトル保持者の過半数を占めるようになればはっきりするように思いますが。

さて、皆さんはどのようにお考えですか? (-_-)
No.563 編集    削除

振り飛車の歴史 その弐   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/05(日) 17:28

「列伝」にも書いてあるのですが、時代時代の棋界の中心というか重鎮に該当する人の哲学が将棋の戦法の流行り廃れに強い影響を及ぼしているようです。No.0561で触れたように郷田九段が心酔する天野宗歩の「振り飛車退治」が振り飛車に手を焼いていた居飛車党を安心させたと思います。また「振り飛車は消極戦法、一手損は棋理に反す」のような思想がプロ棋界を席巻したことで、振り飛車はいつの間にか傍流に追いやられました。

長い長い江戸時代が終わり、明治に時代が変わっても居飛車の正統性を支持する人が将棋大成会(現在の将棋連盟の前身)が本拠にする東京に多かったこともこの傾向に拍車をかけました。歴史的に「名人」は現在でこそタイトルの一つですが、明治当時はまだ最上称号で、○世名人が死ぬまで次の人は名人になれなかったのです。第13世名人は関根金次郎ですが、彼が世襲制(?)を返上したお陰で棋界が動き出します。

しかしこの13世名人も居飛車党、振り飛車はプロ間では絶滅危惧種状態でしたが、大坂は違いました。「東京なにするものぞ」の反骨精神が振り飛車の火を大事に守り続けていたのです。ヘボはもうすぐ還暦で、七冠よりも棋歴(だけ)は長い(苦笑)。この間半世紀、途中サボっている時期は確かにありましたが、時々の名人をはじめとする実力者トップが採用する(しかも勝つ)ことで戦法が流行する傾向は感じられました。ヘボが将棋を覚えたのが1972年、この年の名人戦で18期を数えた大山康晴が中原誠にその地位を追われることになりました。しかし、それまでの大山の活躍、同じ木見門下の大野源一・升田幸三が積極的に振り飛車を採用し好成績を上げていたことから、振り飛車ブームが「アマ」棋界で巻き起こったのでした。

ところが、あろうことかプロ棋界の方が狭量な思想で、相変わらず振り飛車党は少数派で、全体的な勢力逆転には至りませんでした。これは不利飛車党としては大変残念なことです。そして現在の棋界トップはガチガチの居飛車党、世の振り飛車党は肩身の狭い思いをしているかもしれません。ヘボも忸怩たる思いです。いつかAIをも凌駕する天才振り飛車党員がタイトル独占する夢を実現して欲しいものです。(^_^)
No.562 編集    削除

振り飛車の歴史   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/05(日) 14:31

という訳で「振り飛車党列伝」を資料に、No.0556で触れた疑問の答え合わせをしていきましょう。

まず江戸時代(ホントに関ケ原の合戦直後)から将棋のプロが出現し、残存する最古の棋譜は何と対抗形だそうです。右四間vs四間で対局者は大橋宗桂と本因坊算砂。ご存じの方もおいでかもしれません。前者は将棋家の開祖、後者は囲碁家の開祖です。ほぼ組み上がりの図面、後手の振り飛車は▽6二銀の早囲いです。因みに今風に言うと将棋・囲碁の二刀流は珍しくなかったようです。

その後、将棋と囲碁は袂を分かちお互い我が道を行くことになりました。意外なことに、江戸の中期(1700年代)までの平手の将棋で、相矢倉などは僅か、対抗形が多く、駒落ち(香落ち)の上手は振り飛車必定。美濃囲いどころか相居飛車戦において左美濃も登場します。ところが振り飛車美濃囲いは大分遅れて1800年代に漸く指されることになります。それまでは対抗形持久戦における振り飛車陣は流れ矢倉のような感じで居飛車の攻めを待っての反撃でした。却って居飛車側に銀冠が出てきたりして、これでは厚みで勝てません。香落ちで美濃囲いが登場しているのに何とも不思議な話です。

さて、1821年に待望の振り飛車美濃囲いが登場し、指す人も増えてきますが、「棋聖」天野宗歩が振り飛車退治の(当時の)決定版を著し、相掛かりのブームが到来したことと相まって、「振り飛車は気合の悪いダメ戦法」の烙印が押されました。どうもこの辺りの経緯が答えになりそうですね。ヘボは相掛かりはひねり飛車しか知りませんが、多くの人は攻め好き(現代もそうですね)。消極的な戦法として敬遠されたようです。(続く)
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逆算理論?   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/05(日) 10:00

アッハッハァ!(^O^) 理論だって?まあ照れ隠しです。
昨晩、蜘蛛の巣が掛かったような脳みそ(いつも帰宅すると頭がボーっとしています)で敗局を頭の中で振り返っている時に、ふと「逆算」という言葉が浮かんだんです。

最近、てんてーを見習ってよくある序盤でも立ち止まって少し考えるようにしているのですが、取り敢えず穴熊に潜ることを第一に考えてはいます。となれば、相手の対策に最適な駒組を進める必要があり、美濃囲いにくらべ後戻りのしにくい穴熊ではそれが切実な課題に感じます。例えば(先手の符号では)▲9六歩と▲3六歩を突いておいた方が良いとか(前者は▽8八歩への対応、後者はあらゆる囲いの急所を目掛けた▲3五歩突き)これらは中盤以降の流れに備えたものです。そういうことをもっと深く考えて駒組を進めなければならないなあと思いました。昨日の最終局では勝ち切れなかったのも残念でしたが、目先の欲に目が眩み▽5二金を逆方向の▽4三に上がってしまいました。万全に備えたとしても予想を上回ってくるのが実戦ですから、尚更ですよね。(-_-)
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将棋の本   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/05(日) 06:21

ヘボの手元に「振り飛車党列伝」があります。もう二十年前に出た本で、しかも内容に色々不満があるので、他人に譲ろうかと考え、久し振りに手に取ったのですが、「振り飛車の系譜」という項が新たに書き加えられていたことに気付きました。実は「列伝」は前身?の「振り飛車ワールド」というシリーズ本の内容を編纂したものです。「ワールド」は10冊くらい出たのかな?不利飛車党なので買いましたけど、やはり内容に不満がありました。

一つは毎号「振り飛車党列伝」(ややこしくて済みません)があって、これは目玉の記事で興味深く読んでいましたが、「えっ?この人??」という人が上がっている一方で「何でこの人を取り上げない?」(例えば近藤正和や森安秀光)ということもあって、それが不満の一つでした。他にもモデルも兼任していたB女流棋士(この人、とうの昔に辞めましたけど)のつまらない文章を載せていたり、編者肝いりの「指定局面対局」もイマイチでした。これは対抗形の定跡の中盤から実際に棋士が指し継ぐもので、所司一門の棋士(ナベ九段、松尾八段、宮田七段他)が担当していました。急戦が殆どだった(と記憶しています)ので、当時は面白くなかったです。所司七段が定跡オタクなのでこういう企画になったようですが。そういうこともあって、将棋部があった学校に勤めていた時に、「ワールド」は寄贈という形で体よく置いてきました。(>_<)

その「振り飛車党列伝」が今役に立ちそうです。アイデアが浮かんだので乞うご期待?
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若い人には勝てないのか?!   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/04(土) 17:11

2025年、Oセンターで指し初めです。○●○○○●

負けはヘボより若い人でした(まあ年寄りには勝っているとも言えますが)。1局は5筋位取り、もう1局は相穴熊でした。どちらも最終盤で間違えて挽回不能でした。もっと前から流れを読めるようになりたいものです。相振りは1局(1勝)、久し振りの相美濃でした。流れはあやふやな読みですが、一応どんな場面でも手(良い手とは限らない)が浮かぶようになっているので、研鑽研鑽!
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振り飛車で勝つのは難しいか?   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/03(金) 10:33

いやあ、そもそも将棋で勝つことが難しいのではありませんか?

てんてーが、何かの本だったと思いますが、「振り飛車で勝つのは難しいんですよ」とインタビューに答えていました。実はヘボは居飛車で戦った将棋の方が勝率が良いんです(.730。振り飛車は.624)。しかしこれには条件があって、相手が明らかに格下の場合に限ります。未だてんてーの発言の意味が分かりかねています。

考えられるのは「振り飛車が理屈でない部分が多い将棋」だということでしょうか。「捌く」はバリバリ振り飛車で勝ってきている棋士でも上手く説明できない表現です。桂香損なのに優勢(とは居飛車側が判断していないこともミソですが)なんてことも少なくない。指し手の感覚が要求される戦型が振り飛車戦なのかもしれません。福崎文吾戦後に十七世名人の発した「感覚が破壊された」は名言でした。

理屈でない部分をいかに高めるか。理屈なら努力できさえすれば解決できそうですが、感覚を高めるための具体策は文字通り雲を掴むようなもの。やっぱり実戦ですかね?!(>_<)
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素朴?な疑問   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/02(木) 19:28

プロは何で振り飛車指さない人が多いんですかね?

前にも取り上げたような気がするテーマなんですけど、今でも自分の中で解決できずもやもやしています。(>_<) 「大山康晴全集」再発記念集会に、ヘボはてんてーと香奈ちゃんに会うために出かけていきました。質疑応答の時間に「プロが振り飛車を指さない理由は何ですか?」とド直球をぶつけました。てんてーは「プロは序盤の作戦に拘らないんですよ。アマは好きな戦法を指すのが良いですよ」と答え、はぐらかされてしまいました。(>_<)

そこで幾つかの仮説を立ててみました。

1.振り飛車が大嫌いな家元が居て、彼が振り飛車を全く評価しなかったため、その流れが現代まで受け継がれている。今の師匠は知らないが、少なくとも昭和までは「振り飛車を指したら破門だ」と明言していた人も実在していた(例:高柳敏夫九段)。

2.振り飛車の指し手は理屈で割り切れない部分が多いので、何でも理屈で割り切ろうとする人は敬遠する(例えば「捌き」の意味)。また、(居飛車側の)理屈通りでは勝てない戦法なので、振り飛車を倒す側に回る(例:藤井聡太、AI)。

3.プロには居飛車党が多いので、自分も居飛車党になった人が多い。因みに男性棋士の場合、ほぼ居飛車党:振り飛車党=4:1の人数比です(寄らば大樹の陰と言うことか?)。女流棋士ではこの比が逆転するのも興味深い事実(正確な数字は未調査)。

4.自分の指したい手を優先する人が振り飛車党に、勝つことを優先する人が居飛車党になる。これは3の裏付けになりそうな理由かもしれません。ヘボ自身も「振り飛車で勝たなければ嬉しくない」という思いが強いですね。

5.その他

皆さん如何でしょうか?面倒になったので今回は問題提起に留めますが、答えなんて無いんですかね? (>_<)
No.556 編集    削除

レスレス♪   投稿者: tsuka000jp   投稿日: 2025/01/02(木) 11:30

>大山命さん
あけましておめでとうございます。
今年の最初の大きな話題はやっぱり西やんですね。
女性棋士誕生になるといいですね。
大山命さんは800勝達成がもうすぐですね。
お互いがんばりましょ~。
今年もよろしくお願いします。m(_ _)m
No.555 編集    削除

おめでとうございます。   投稿者: 大山命   投稿日: 2025/01/01(水) 17:26

昨年中に香奈ちゃんが無事にお子さんを出産されたそうです。早く男性棋士が自分の問題として捉えられるように女性棋士の誕生も待たれます。まずは西やんを全力応援です。

今年もよろしくお願いします。m(_ _)m
No.554 編集    削除

研究とシナジー   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/12/30(月) 14:29

ヘボは趣味で生き物の研究をしていますが、将棋の研究と似た所と異なる所があります。前者はデータを得て理論を組み立てます(ヘボの手法です。他の人は理論の補強のためにデータを取る場合もあります)が、将棋では理論を勉強して実戦というデータを取ります。双方とも結局はその繰り返しで似てくることもあると思うのですが。

石川泰氏(元奨励会三段)のユーチューブ動画で戦法のシナジー(相乗効果)について取り上げた回がありましたが、ヘボも生き物の研究と棋力向上のシナジーを狙っている所があります。ヘボは生き物の分布が興味の中心で、地図を眺める時間が長いです。将棋の盤面を眺め表に出てこない変化を想像することはそれなりの相乗効果が期待できるように思うのです。

今回はかなり解りにくい話になったかもしれません。失礼しました。
No.552 編集    削除

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