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次回は   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/25(月) 21:46

皆さんが(と言っても管理人さんだけかも)読んで面白いようなデータを示していこうと思います。確かにこれまで盤を挟んで将棋を指した人は二百人は下りません。最も稽古を付けて下さった人は80局以上になると記憶しています(2人)。そんな棋力向上には絶対結びつかない(笑)下らない話にしようと思っています。

棋譜を撮るのはどうなんですかね?ヘボがスマホを殆ど使わない生活をしているので気付きませんでした。今度席主に尋ねてみましょう。

水分は摂り過ぎると当然厠が近くなるので、ほどほどが良いですよね。お茶系・コーヒー系は利尿作用、ジュースは糖分摂取過多が心配(却って渇きが増す)、道内で指しているときにはトウモロコシ茶がお気に入りでしたが、今は探すのが大変。結果、○トー○ーカドーの水に落ち着きました。(>_<) 因みに水を飲むことを忘れている時の方が成績が良いようです。(~_~)
No.524 編集    削除

レスレス♪   投稿者: tsuka000jp   投稿日: 2024/11/25(月) 07:01

>大山命さん
道場での対局おつかれさまです。いろいろな人と対局しているんですね。
スマホアプリで棋譜をとるのはマナー違反とかはあるんでしょうか?
将棋を指すと喉は乾くかもしれないですね。51円の水は賢い買い物ですね^^。
No.523 編集    削除

道場あるある   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/24(日) 19:19

道場に通って指していると色んな人がいます。人間観察の場でもあります。ヘボは(相手の)人間読みも勝負の内だと考えるので、盤面と共に相手の表情も見ていることが多いです。

1.独り言。意味不明の内容も多いですが、ご丁寧に読み筋を披瀝して下さる方も少なくありません。指で焦点のマス目を指す方もいらっしゃいます。しかしながら三味線を弾いている場合もあるので注意が必要。

2.勝っても負けても感想戦無し。今のOセンターが大人数なので、次の手合いを早く付けて貰うため、あるいは席を早く空けるため、やむを得ないのもあるでしょうけれど、一言二言ポイントを話して頂けるとヘボにとっては有難い。小学生は特にヒドい奴がいます。(>_<)

3.勝つと威張り、負けると相手に難癖付ける人。ヘボはいかさまをされたことはありますが、この手の人には(幸いにも)まだ当たったことがありません。しかし大きな道場だと、対局中に言い争いを聞くことは珍しくないです(席主にたしなめられる人も)。

4.将棋を指すと喉が渇く?ヘボも含めて飲み物持参の人は多いですね。若い人はジュースやコーヒー系、年配の人はお茶系が多いように思います。ヘボは色々試しましたが、今ではスーパーで購入するただの水です(51円、税込み)。

来月に入ったら、今年これまでに指されたプロの対局で、こぼれ落ちてしまった将棋を紹介しようと考えています。(^_^)
No.522 編集    削除

道場点描   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/24(日) 09:53

昨日はホームグラウンド?であるO将棋センターに行きました。長い将棋ばかりで疲れましたが6勝1敗。結果はゲット。

対抗形は全て穴熊。敗局は▲7一角切り(要の金を取られる)を食らい暗転した将棋、まだまだですね。(>_<) 穴熊を指すときに特に注意しなければならない筋でした。
他は棒銀、飯島流、急戦?(雁木模様)でした。対棒銀はほぼ定跡通りに進み、ヘボの大局観が間違っていなかったことが証明されました(エラそうに)。対飯島流は手駒が少ない状態で飛角総交換になり、攻めのきっかけを掴むのが難しい将棋でしたが、と金攻めが解決しました。

相振りも2局ありました。どちらも美濃に対し金無双で臨みました。1局目は相手の先攻を受け止める(ヘボにとって)一番嫌な展開でしたが、無理攻めを咎められて反撃が決まった将棋でした。2局目は格上の人(四段)で、玉が▽8二まで入城していたので、端攻めが決まりました。但し、自陣の金無双も相当歪んでおり、玉の横っ腹が空いていた状態だったので、飛を切ることができずに苦労しました。ヘボは金無双が嫌いなのでできれば指したくないのですが、相手が平美濃で急攻してくる場合は勝率が高いことに気付きました。勿論、左辺の攻撃陣次第ですけどね。

最終局は投了まで1時間半以上かかりました。というのも腹の探り合いから力戦になったからです。相居飛車戦を指すのは何と4年振り。ヘボの左美濃、相手の中住まい右石田流に落ち着きました。居飛車の将棋は何がポイントか解りませんね。端攻めが怖いので玉を▲7九に留めていたことで、5筋の歩が突けず(敵角筋を警戒)、敵玉頭を直接狙うことができませんでした。作戦勝ちにはなったものの入玉を気にしすぎたあまり、踏み込みを欠き、いつの間にか逆転。しかし勝負手が功を奏し、再逆転。堅さを維持できたことで何とか踏み止まれました。思わず「お疲れ様でした」と言ってしまいました。聞くと、振り飛車党ではなく、力戦党でした。色々な棋風の人がいて、面白いです。(^_^)
No.521 編集    削除

挑戦者決定戦に   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/21(木) 11:23

王将戦リーグ最終戦では決着が付かず、プレーオフに持ち込まれました。そのうちの一局、広瀬vs西田戦を観ていきましょう。今期の西田五段は冴えまくり、順位戦における不調(2勝4敗)が嘘みたいです。(>_<)

先手広瀬の居飛穴に対し、後手西田は四間飛車。注目は囲いですが、耀龍四間飛車の変化を選びました。つまり玉を▽7二に止め、金無双の陣を敷きます。厳しいなあと思ったのが、居飛車の▲3六歩でした。急戦を匂わせ振り飛車の態度を伺う手ですが、これが緩手。手が遅れました。結果論ですが、▲3五歩を利かせるチャンスはやってきませんでした。

振り飛車は端を絡めてガンガン攻めます。▽4四銀型から4筋の突破を果たし、反対側では穴熊の玉頭潰し。「どこかで変化することはできなかったのか?」と思われるくらい居飛車は防戦一方に追い込まれました。西田君の完勝です。これだけ気持ち良くやりたいことをやれれば本望でしょうね!

さて、決定戦の相手は永瀬軍曹。前局は滅多にないポカで拾わせて貰いましたが、強敵です。しっかり準備して未来を拓いて下さい。(^_^)
No.520 編集    削除

将棋の日に思う   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/17(日) 10:53

これをご覧下さっている愛棋家の皆さん、今日は将棋の日ですね。

いきなりアメリカの大統領選の話になりますが、今回も米国民は女性を捨てて自己中の狂人を選びましたね。欧米は「レディーファースト」とか何とか言っていますが、(男尊女卑は)日本とさして変わりません。へそ曲がりのヘボは、却って自らの歪んだ思想を隠蔽するための方便だと思ってしまいます。両党とも後期高齢者が候補になっているという時点で(その後民主党はバイデンを下げた訳ですが)、アメリカの病理みたいなものが感じられます。

翻って将棋界はどうですか?天才七冠の大活躍、新会館落成?と景気の良い話が並んでいるようですが、ヘボはまず女流棋界を一本化して貰いたい。内輪的にはどうだか知りませんが、外から見れば(女流が)内部で争っているように見えますよ。有能な会長さんは任期中に解消して下さいませ。

編入試験の在り方、タイトル保持者の処遇についても改善して頂きたい。タイトル戦を争いながら編入試験を受ける事例が続きました。ヘボは資格を得てから受験申請の意思表示までの期間を延長して貰いたいです。女性特有の問題が考慮されていないように見えるのです。「女の敵は女」でないのなら、清水理事を先頭に連盟はこれら二件の問題を解決するために積極的に動くべきでしょう。(-人-)
No.519 編集    削除

希望の光か?   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/17(日) 10:31

順位戦、渡辺和vs久保戦を観ていきましょう。
ヘボの心の(将棋もですが、真似が難しい)師匠、久保九段。菅井君もそうですが、天彦「貴族」九段以外はあまり振り飛車党員が勝っていない。もう一花咲かせて欲しいという、ファンの願いです。

最近の久保師匠の将棋を(僭越ながら)ヘボなりに眺めると、序中盤の失敗を取り返せずズルズル後退することが多いです。中盤まで互角で行けば卓越した終盤力が持ち味ですから結果も付いてくると信じています。極端に言うと、新しい型の模索が続いていて、それが実を結ばない状態がずっと出ていない。そのような感じです。

さて、先手渡辺七段は急戦・持久戦どちらも指しますが、本譜は居飛穴を目指します。後手久保は途中ミレニアムの可能性も残しながら、結局▽9二香。お互い穴熊が完成してから戦いかと思いきや、36手目の▽3五歩が波瀾を呼びました。居飛穴が▲6六銀型なので、▲5五歩の開戦が痛かった。銀交換で駒の損得はありませんが、振り飛車は手薄の中央がいかにも寂しい。▽4三金と反対側に上がらされて不満どころの騒ぎではありません。(>_<) 更に、ここで居飛車らしい一手が出ます。▲3五銀!敵飛の捌きを押さえながら▲4四銀出を見せており、振り飛車が困る手です。押さえ込まれては「捌きのアーティスト」の名が廃るということで、勢い▽3五飛▽6九馬と切って捨て、居飛穴陣に食らいつきました。

AIの評価値は全然ダメですが、(ヘボが振り穴推しなので)流れは振り飛車に来ているように見えます。固めながら▽5一香▽5三金と活用し、74手目の▽6三金打ちから勝負手▽5四飛が通り、完全に逆転しました。形勢がこちらに振れてからの指し回しは盤石で、▽6七馬と取った歩が▽5一に底歩で使えるという巡り合わせの良さ。久保師匠大好きな角(馬)を二枚使いながら、嫌みな▲7二成香を削除して受け無しに追い込みました。「これぞ振り飛車、これぞ穴熊」という将棋は久々の目の保養です。立ち直りのきっかけにして欲しいです。(-人-)
No.518 編集    削除

恩師と棋友に   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/16(土) 18:02

昨年、名人戦の大盤解説会(新橋)に遠方に住む棋友と共に参加したのですが、その友人を今度はヘボが訪ねました。彼は同窓で、研究の話は一切せず将棋の話ばかりしていた仲です。また大学の指導教授にも久しく会っていなかったので、三人で昼食を共にすることにしました。

良い一日でした。昔話と今の話が半々くらいでしたかね。元教授の先生は82歳ですがお元気で、我々二人が「将棋繋がり」であることに驚かれたようでした。話が途切れること無く、結局店には3時間近く居座りました。

その後、友人宅に移動し、夕食前に2局、戻ってきて酒を飲みながら2局戦いました。道場や大会で指すのも良いのですが、どうでも良い話をしながらの対局も実に楽しい。毎日のように会うことは出来ませんが、貴重な時間を共有できた友人に感謝です。 (^_^)
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中日で初日。   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/06(水) 20:19

関係の無い話ですが、今月10日に大相撲十一月場所が始まります。九州場所は一年納めの場所。その中日(なかび)に漸く初日を出した力士のような人がいます。

A級順位戦、菅井vs中村太地戦を観ていきましょう。

「一体どうしたんだ?里見の結婚か?聡太様にやられたせいだろう」とアンチが面白おかしく騒ぎ立て、ヘボは煮えくり返る思いでいました。それほど菅井君はおかしくなっていましたが、先に紹介した王将戦リーグ辺りから本来の将棋が戻ってきたようです(いやまだ油断はできませんが)。太地君はまあこんなものではないですか。YouTuberなんかやっていないで将棋の勉強をしていれば良いのに。

さて、先手菅井が普通に角道を止めて三間に振ると、後手太地は急戦模様。▽7四を突かず先に▽6四歩としたのが研究か?早仕掛けの一変化でしょうか。菅井君も▲3八銀から素早く美濃に囲い迎え撃つ方針。

居飛車は早くも24手目に▽6五歩と突っかけました。振り飛車は▲6八飛と転回し、角交換。当然居飛車は▽8六歩から飛成を狙っていくのかと思いきや。▽7五歩??ヘボは正直「ありがたい」と感じましたね。居飛車は更に▽5五角と手放し、▽4六角と使いながら▲5七を目指します。ここで形に拘らず▲5八金右が振り飛車のしっかりした受け。自陣に憂い無く、8筋からの逆襲です。ここまで進むと居飛車には良いところが一つもありません。形を乱された右金を必死に使っていきますが、振り飛車の丁寧な受け(▲4九歩の底歩おかわり他)の前に切れ筋です。最後は即詰みに仕留められました。

菅井流は攻め潰すイメージでしたが、本譜は受け潰しが光りましたね。再び新しいアイデアが浮かぶまでは、定跡形を見直し勝利を求めるのもアリだと思います。(こんなことを言うのは不本意ですが)残留目指して頑張って下さい!
No.516 編集    削除

西田が来たか?!   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/05(火) 09:57

今期王将戦リーグで、ここまでの西田拓也五段の健闘が光っています。現在6戦中4勝1敗であと一つ勝てば挑戦の可能性がかなり高くなると思います。五段は居飛車党から振り飛車党への転向組で、先にも触れましたが、三段リーグの卒業に時間が掛かったので菅井君と同い年(か少し上)です。「若ければ強い」という流れに風穴を開けて欲しい。

サンプルは対佐々木勇気戦です。そう言えば勇気君はどうなってしまったのですかねえ?調子そのものは悪くなさそうですが、ここ数局の将棋はヘボ目線ではおかしく感じます。

先手西田、本譜は三間飛車。本人の言によると「(振り飛車で)三間飛車だけは指さなかった」とあるので、面白いものですね。今では彼のエース戦法の一つです。四間飛車も多いですが、穴熊もミレニアムも指せ、状況によっては相振りも避けない、あるいは雁木等相居飛車も戦える。万能です。佐藤和俊七段タイプでしょうか?
対して後手勇気は急戦を持ってきました。先に取り上げたコーヤンの将棋もそうですが、居飛車側に急戦を見直す動きがあるのでしょうか?所謂「へなちょこ急戦(略してへな急)」と呼ばれている戦法で、ヘボの見立てでは早仕掛けの変化の一つ(間違えていたらごめんなさい)。飛を▲2六(後手では▽8四)に浮くことが多いようです。

珍しく西田五段は▲3八銀を先に決めました。大体最近は▲3八→2八玉と移動し、あらゆる囲いを含みにしながら玉を移動させているので。どうも最初から勇気君の急戦を想定していたようです。居飛車は26手目に早速▽6五歩と仕掛けました。但し、他の観戦者も指摘していましたが、様々な指し手の組み合わせがおかしかったのかもしれません。後の展開を見ても、勝算有りで指し手を進めていったとは思えません。リーグ戦で成績が上がらず「練習将棋」にしてしまったのかとヘボは邪推してしまいます。<(>_<)>

中盤から終盤にかけても居飛車に冴えが全く見られず、振り飛車の一方的な将棋になってしまいました。総手数73手で終局。よく将棋では「誤算」という言葉を使いますが、その誤算の最たるもの。研究がスベったのか、あるいはその場の思いつきだったのか?

そのような訳で振り飛車党員の挑戦が膨らみました。一矢でも二矢でも報いてあわよくば奪取して欲しい!(^_^)
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早仕掛け撃破   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/02(土) 11:31

棋士(女流棋士)の努力により日々新しい戦術が生み出されていますが、繰り返し戦われる「指定局面」も少なくありません。ヘボは最初から定跡を外すことしか考えていないので論外ですが、「三間飛車vs早仕掛け」は有名なテーマの一つです。そこで今回は「ミスター三間飛車」コーヤンこと中田功八段の将棋を観てみましょう。

叡王戦は一次予選が同じ段位の間で争われるので、順位戦が離れていても本局のような組み合わせが実現します。中田功vs山崎八段です。

コーヤンが先手を握ったのは大きかったですね。後手山ちゃんの対策も心意気を感じました。対振り飛車というと判で押したように持久戦を採用する人が多いですが、早仕掛けを持ってきました。ヘボも急戦を採用する人は警戒警報です。受けに自信を持っていて定跡を虱潰しで調べている人が多いからです。

▲8八飛と回り、一旦▽6五歩を受けておく指し方が既に定跡。また▲4六歩5六歩が突いてあることも地味に大事(理由は後で解ります)。▽6五歩が決行され、跳んできた桂を銀で食いちぎる。ここで居飛車が歩切れになるので「良し」という判断でしょうか?▽7七角成▲同桂と角交換になり、当然居飛車は▽8六歩を突きますが、ここで▲6五桂と跳ねる手が絶妙の捌き。銀で取る訳にいかず、勢い▽8七歩成と突っ込みますが、▲5三桂成と駒損を解消し、飛成も見えてきました。言い分を通すとボロ負けなので、▲8二歩の叩きに対し▽7七とと飛に当てますが、構わず飛の取り合いにして▲6八金と手を戻す。ここで▽8八飛と先手を居飛車が取りますが、▲7七角がそれを上回る手。▽9八飛成に金当たりには目もくれず▲1一角成と突っ込みました。金を取っても居飛車には早い手がありませんね。▲1三桂で先手を取り(▽同桂と取れば▲3三銀)敵玉がいよいよ寄せの網に入ってきました。

これ以降も振り飛車の攻めは澱むことなく的確な追撃が続きました。居飛車玉を下から炙り出し、玉頭の歩が伸びているので、指し手が詰めろor先手になります。上部脱出を防ぎながら着地は▲5三銀成で決めました(取れば竜の素抜き)。美しい一筆書きで、研究の確かさが証明された将棋でした。

コーヤンは酒が飲めなければタイトルも取っていたのだろうな。その点は残念です。(>_<)
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急戦には穴熊   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/11/02(土) 06:10

ヘボは袖飛車穴熊が好きで、急戦対策として有力だと考えています。棋譜も選んで並べていますが、最近は先に紹介したミレニアムの普及も手伝って(?)サンプルとしてあまり良い将棋がありませんでした。しかし我らが菅井君が漸くやってくれました。

佐々木勇気vs菅井戦(王将戦リーグ)です。
佐々木君は今竜王戦の最中ですから、良く手が見えているのでしょう。勝率も7割。対する菅井君は...止めておきましょう。(>_<)

先手佐々木の「決め指し」から後手菅井は陽動っぽい出だしから三間に振りました。居飛車は振り飛車の駒組みが遅れているとみて、急戦の方針。3筋から棒銀で押し込みました。確かに押し込まれるとあまり気分は良くありませんが、これこそ振り飛車の思う壺。局面を落ち着かせてから悠々穴熊に潜り、▽7四歩を突きます。船囲いの玉頭ですからね。その後の方針としては、飛を▽7二に転回し左の銀桂と角で▲7七を狙っていく感じです。

将棋はほぼヘボの期待通りに進んでいきました。
振り飛車は上手かったですね。指し手のタイミングです。焦らず左辺の駒の働きに気を配り、居飛車が動きを決めたところで打って出る。穴熊に限りませんが、振り飛車はカウンターです!てんてーの仰る「相手の力を利用して投げる」なんですよね。
もう一つのポイントは「B面攻撃」です。本譜は馬の動きが地味に大きかったです。▽5九馬がしっかり敵玉の逃走経路を塞ぎました。但し穴熊は2枚なので強襲に備えなければなりません。果たして▲7一角成と金を食いちぎられましたが、余裕で寄せ切りました。お手本として嬉しい将棋です。

「菅井は死んでいない」。巻き返しを期待します。(^_^)
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大会はですねえ...   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/10/29(火) 13:40

全員が県代表とかでない限り、八強くらいまでは「枯木も山の賑わい」が半分くらいいるのではないですかね(つまり8人中4人)。今は高校の大会ではスイス式がコンピュータの導入と共に実施されているので、実力下位が上位を負かす確率は更に低くなっています(大学や一般の大会は知りません)。

道場で勝ったり負けたりしていると「大会で優勝」なんて想像もつきませんね。そもそも「出場してどうするの?」みたいな感じです。現在の実力ではとてもとても。(>_<)
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レスレス♪   投稿者: tsuka000jp   投稿日: 2024/10/29(火) 08:23

>大山命さん
どんな大会でも目の前の相手に1勝するだけでも大変なので、
簡単には優勝できないですね。私も1回は優勝を経験してみたい^^。

増田vs佐藤天彦戦見ました。
△3二金の形はプロはあまり指さない気がします。(佐藤天彦さんが私の将棋に寄せてきた。笑)
▲2二歩の狙いとか金に銀をぶつけられた展開の対応とか読んでいる内容を知りたいと思いました。
左の金がうまく活用できた好局でしたね。

西田vs永瀬戦見ました。
最後まで指しきるのが難しいので慣れが必要だけど
穴熊相手に端攻めを狙うなら優秀な形かもしれないですね。
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振りミレは優秀なのか?   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/10/28(月) 17:06

今、ヘボは振り穴を中心に戦っていますが、視界にチラチラ入ってくるのが振り飛車ミレニアムです。気が散ります(笑)。まだ実戦で投入したことは殆どないのですが、やはり不利飛車党員として観ておかなければ(並べておかなければ)ならない将棋のようです。

正直、これまでにも並べてはいましたが、今ひとつ実感が湧かないというか、優秀性がヘボにとっては解りにくいというか。一方で多くの振り飛車党棋士が採用して勝っているのも確かです。そこで今回は王将戦リーグ、西田vs永瀬戦をサンプリングしてみましょう。

西田五段は期待の振り飛車党員ですが、三段リーグを抜けるのに時間が掛かっているので年齢的に猶予がありません(確か三十代前半)。このリーグ戦はチャンスだと思います。一方の永瀬九段は言わずもがな、軍曹です。

先手西田が四間飛車、後手永瀬が居飛穴を選択、持久戦になりました。両者の嗜好通りに局面が進みます。
序盤は振り飛車が右端の位を取り、ミレニアムを目指します。穴熊も視野に▲3八玉から▲3六歩▲4六歩を突き、▲3七桂と跳ねられるのが眼目。玉の定位置は▲2九です。右銀は▲2八銀▲3九金の形を作るか、本譜のように▲3九に留めておくか、ですが本譜の形は怖いですね。玉頭がスカスカに見えます。居飛穴の方が堅いようですが、角筋が通っているのがミソ。遠く▽1一玉の延長線上に▲7七角があります。角と桂(▲2五に跳ねることを含みに)のコンビで端攻めを絡めて穴熊を攻略する攻撃的な囲いなのです。

お互い十分に組み合った中盤、▲6五歩と角道を通し、仕掛けたのは振り飛車でした。▲4五歩から桂を跳ね端に味を付け、更に飛が敵陣に成り込めたのは大きい。ここから永瀬九段らしくない落手が出て、将棋は一方的(勿論、素人が指し継ぐと簡単に逆転しそうな感じですが)に振り飛車が攻め切った将棋でした。

こうして振り返ってみると、攻め方が意外に藤井システムに似ていますね。どちらも角桂のコンビを軸に端攻めで居飛穴の脳天を狙っていくという指し方です。藤井システムは玉型が弱いので、反撃を受け損なうとあっという間に逆転しますが、玉が一路端から外れて▲2九なので、持ち堪えられるという理屈みたいです。本譜は西田五段の巧みな指し回しがあってこそですが、なかなか使えそうな戦法のように思えてきました。試してみましょうかねえ?!(^_^)
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大山流後継者   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/10/27(日) 21:47

A級順位戦4回戦、増田vs佐藤天彦戦です。

天彦九段は試行錯誤の中で新機軸も色々打ち出していますが、本局は「(居飛車党にとって)嫌なものが生き返ってきたな」(by米長邦雄)と言わしめるような大山エキスたっぷりの中盤の指し回しが見物です。
先のインタビューで天彦九段はテンテーの将棋を「美しい」と高く評価しており、それはとにもかくにも大師匠の将棋も支持していることの表れでしょう。

将棋は序盤、先手の増田八段がエルモ囲いから急戦を志向。大して後手天彦九段は飛の位置を4筋に決めた後▽6二金から囲いに入り、金美濃に落ち着きます。なぜこんなに手間が掛かることをしたのでしょうか?中盤に居飛車の攻撃が伸びきることを見越した対応であれば恐ろしい。居飛車は一旦3筋の歩を切り、▲3六飛の形を作りました。しかしこれが振り飛車の思う壺のようでした。

続いて中盤の折衝に移りますが、居飛車の右銀の動きが何とも中途半端。中央で使おうとするのですが、前進も後退もできません。その間に振り飛車は矢倉に組み替え満足。更に宙ぶらりんの銀を標的に飛を中央に転換。気が付くと居飛車玉は3段目に誘い出されていました。

薄い玉型の居飛車は全ての駒が機能不全に陥り、決めは飛先を通す銀引き(角に当たっている)がなんとも渋い。これで右銀矢倉の完成です。ネットファンも指摘していましたが、かつての「中盤の大山(因みに序盤は木村、終盤は塚田だったかな?)」を彷彿させる指し回しでヘボも満足です。(^_^) なお、木村は義雄、塚田は正夫です。念のため。(>_<)
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逆転満塁サヨナラホームラン   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/10/26(土) 20:19

今日は勝負の日でした。10:00過ぎまでメジャーのワールドシリーズを見ていて、1点リードしたところで御徒町に向かいました。野球が好きで大谷ファンの両親の「こんな大事な日に将棋を指しに行く奴もいる」との声を後にして。

道場内にテレビがあって、画面に見入ると逆転されていました。自分の将棋が始まりましたが、気が散ります。野球はドジャースが大谷の2塁打を足場に同点に追いつき延長になり、10回表ヤンキースの足の速い選手が2盗3盗を決め、それが足場になり1点勝ち越しました。その裏、ドジャースもチャンスを作り、1、2塁から大谷君がファールフライに倒れました。しかし、フライを取った野手の人が勢い余ってスタンドに飛び込んでしまい、ルールで2、3塁にそれぞれ進塁、ヤンキースの守りはベッツを歩かせ満塁策を選択します。ここで足の負傷で体調が万全でないフリーマンが初球を狙い打ち、打球は右翼席に一直線。滅多に見られない逆転満塁サヨナラホームランとなりました。

将棋は5勝3敗で勝ち越せたのでまずまず。勝てなかった人に勝てましたが、負けなかった人に負かされたので、何とも。(>_<) 今日はなかなか穴熊にも潜れませんでしたね。次頑張りましょう。
No.508 編集    削除

不戦敗   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/10/21(月) 17:12

香奈ちゃんに子どもができて、大事なタイトル戦を戦えなくなっているようです。対局場の手配は決まっているので、日程は動かせず涙を飲んでの決断です。こういう点においても女性は男性と互角に張り合うことが生物学的に難しいことが分かります。囲碁はどうなっているのでしょうね。健康なお子さんを無事に産んで欲しいですね。
No.507 編集    削除

900勝達成   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/10/21(月) 15:00

と言っても、2004年から個人的にヘボがメモ帳に付けてきた対局の勝敗の話なんですけどね。足かけ20年超で平手900勝を昨日のOセンターにおいて達成しました。次は勿論千勝が目標になります。ヘボと比べるのは馬鹿馬鹿しい話ではありますが、改めてプロ棋士&女流棋士の積み重ねの重さを感じました。いつまで指せるのか分かりませんが、ボケずに足元がしっかりしている間は道場に通おうと決意を新たにしました!
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痛いところを衝かれましたね(>_<)   投稿者: 大山命   投稿日: 2024/10/18(金) 19:32

大会出場は道内在住時に何度もありますが、優勝はありません。北海道の将棋人口は東京に比べて遙かに少ないですが、それでも上には上がいる。(T_T) もっと力を蓄えて、晴れの場で放出できたら、と思っていることは思っていますが。

相振りは面白いですよ。最近勝てていないですが、格上を食うのに良い戦法なので、得意技にしたいです。
No.505 編集    削除

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