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将棋における「進化」とは   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/17(日) 09:50

今、並べている棋譜は広瀬章人著「振り飛車穴熊の最終進化」から選んでいます。
広瀬流の変遷が興味深く、卓越した穴熊固有の終盤力を堪能しています。今、ご本人は「穴熊は充電期間」と仰っているので、再登場が待たれますが、当分は菅井君の将棋を観ながら実戦を重ねていく感じですかね。

さて、「進化」ですが、最近様々な分野で多用され過ぎて、やや耳障り。生物学的な本来の意味と使う人が盛り込みたいニュアンスがごっちゃになって、現在も生物(特に昆虫)に興味を持って接している私からすると、「誤用の増殖が本来の意味を凌駕するのか」不安を覚えますね。

確かに語感は格好良いですよね。でも「最終」は余計だったかもしれない。まさか、それに縛られて広瀬八段は次のステップ(穴熊の)が踏み出せないとしたら、残念なこと。タイトル戦で振り穴で大暴れして坊やを号泣させる日を待望するものです。
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そうですよね   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/16(土) 14:49

我々アマは幾らでも伸びしろがあると思いますが、熾烈な三段リーグを堂々抜けてきた方たちにアドバイスなんかできる訳がない。(>_<)
森本君も髙﨑君に相振りで勝っているので弱くはないと思いますが、なぜイマイチなんでしょうね?丸山忠久九段がどこかで「慣れない形は間違えやすい」との明言を発しておられますが、振り飛車を多く指してきているはずなのに、間違いやすい理由は尚更解りません。慢心でしょうか?いや、それも考えにくい。単に調子が思わしくなかったのであれば良いのですが。

良く言われるように、劣勢でもクソ粘りすれば何局に1局は奇跡が起きることがあります(私自身が何度も経験しています。勿論、逆もありますが)。この間、軍曹が批判されていましたが、あれを批判できるのは観る将オンリーの人。批判する資格のある人は軍曹より強いプロ。そういうことにしておきます。それにしても、ああ、▲4一金!(>_<)
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レスレス♪   投稿者: tsuka000jp   投稿日: 2023/09/15(金) 09:47

>大山命さん
菅井 vs 森本戦見ました。
終盤を強くする方法。。。考え抜く以外に私もわかりません。

森本 vs 横山戦見ました。
負けている将棋でも考え抜いて指したほうが長い目でみると自分の力になるような気がしましたね。
No.263 編集    削除

ルーキーの活躍は   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/06(水) 14:40

プロ入りした振り飛車党(新)四段の様子について気付いたことを書きます。

今、最も旬な人は齊藤裕也四段ですかね。この間は稲葉八段をねじ伏せ、非公式戦ですが斎藤慎太郎八段の居飛穴を退けています。稲葉戦は対左美濃を三間飛車で戦ったのですが、玉頭戦に強く、居飛車に粘る余地を与えない将棋でした。斎藤戦は相穴熊になり、こちらはAbemaであったこともあり、間違いもあったかもしれませんが、やはり粘り強い指し回しで強敵を仕留めました。是非、タイトルに挑戦し、弟弟子を不幸のどん底に叩き落して下さい。

森本才跳四段は以前少し取り上げました。▽4三飛浮き等、センスはあると思いますが、終盤が勝ち将棋であってもグダグダになります。単なる不調でないとすると、これは致命的ですね(菅井君は命拾いしました)。プロが終盤を強くする方法を私は知りません。成績が極端に悪い訳ではないようですが(順位戦は1勝3敗)、相当頑張らないと!

外野からこき下ろされているのが横山友紀四段ですが、相変わらず早投げは改善されていないようですね。対森本戦も確か71手で投了だったし。折角プロになったのに、目標が定まっていないのですかね。振り飛車党全体が誤解されるので、居飛車党に転向する前に強い所を見せて下さい。

女流は...デビュー戦かそれに近い将棋を拝見した限りでは、強いと感じましたが、それっきりの人が多いんですよね、残念ながら(特に師匠も不調なKさん!)。勉強は裏切らないと思うので、研究と実戦、注力して下さい!!振り飛車党員の一層の活躍を念じるものです。

暇な将棋愛好家より
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挑戦は桃ちゃんに   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/05(火) 17:36

女流王座戦挑戦者決定戦がありまして、加藤桃子女流四段が西山朋佳女流三冠を下し、挑戦権を掴みました。

相穴熊で、桃ちゃんの指し手におかしなところが殆ど無く、西やんの手に幾つか疑問手があった。その結果だと思います。
西やん三間に振ったのですが(そう言えば、西やんの四間飛車はあまり記憶にない)、それなら序盤、▽3五歩と位を取って少しは自己主張して欲しかった。結果論ですが、4筋に回ることになるので、ここで手損。仕掛けられてから▽1二香では「遅れてるぅ」です。
この後、敵角頭を攻め、拠点を作ったのはいいけど、それをすぐに成り捨てるなんて!▽3五角と出て(飛は成れない)、▽7九角成を狙って勝負するべきではなかったか。これ以降も(あくまでヘボにとって)難しい所はありましたが、桃ちゃんが端攻めを決めて順当に押し切ったという将棋でした。

うーん、西やん、もしかして穴熊はヘボレベルでは(失礼!)?日頃、美濃囲いで結果を出しているのに、何で穴熊?距離感が掴めていないというか、相穴熊を指し慣れていないというか、もしかして研究が足りないのでは、と思わせる一局でした。(>_<)
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充実   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/05(火) 09:10

棋王戦トーナメント、菅井vs永瀬戦を観ていきましょう。

自分で穴熊を指すようになって、意外にも手応えを感じるとともに、難しさも痛感しています。専門家は良く仰いますが「繊細な所」。「仕込みの大切さ」とでも書いておきましょうか。

将棋は先手菅井君が中飛車に振って、銀対抗から相穴熊に進みました。菅井君は対広瀬戦が頭に残っていたのかもしれません。タイミングを計って味よく▲5七銀と引きました。このまま固められると作戦負けに陥るので、後手は▽6五銀と突っ込みましたが、▲8六歩が気付きにくい反撃。かつて菅井君が後手番美濃でゴキゲン中飛車を多用していた頃に発見された新手筋でしたが、ここでも応用できたということでしょうか。

ここから派手な駒の交換になり、振り飛車は飛金交換の駒損になりましたが、居飛車の陣形が不十分(左金が放れ駒)のまま戦いが始まったので、逆に十分の分かれとなりました。懐に入り、飛を手に入れ、好調な攻めが続きます。居飛車は自陣角を2度放ち、必死の強防ですが、食いつきを完全に振り解くことは最後まで叶いませんでした。振り穴の側に立てば、素晴らしい流れだったと思います。

軍曹は王座戦で頭がいっぱいだったのでしょうね。菅井君には今後も面白い将棋を期待してしまいます 。v(^_^)
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一芸が良い   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/03(日) 06:02

バスケットボール、日本チームおめでとうですが、私はルールもロクに覚えていないので、今回の快挙の本当の価値を理解できていないかもしれない。まあ、それでも将棋に通じることもありそうなので書いてみましょう。

私は中高大と水泳部員でした。でも冬は毎日泳ぐ訳にはいかなかったので、筋トレや長距離走、球技が主体の練習になるのでした。それで場所も余り取らないバスケは良く「やらされて」いたんです。
日本チームには身長167㎝の主力選手がいる。私はその人より更に小さいので、点は取れなかったですが、ディフェンスの位置など自分なりに考えてプレーしました。バスケの選手になる訳ではないですが、運動量だけは他の部員に負けないように心がけていました。

そのような記憶が呼び戻されました。スキンヘッドの赤鬼指揮官のやってきた指導は正しかったと思うし、選手たちも必死についていって「自分の役割」を磨いてきた。ホーバスヘッドコーチは日本の当時の状況を冷静に分析し、戦略を練りました。その時役に立ったのは既に女子チームで十分すぎる戦果を挙げていたことです。「日本人は小さい。走るしかない。あとは巧緻性を活かした飛び道具だ」。

で、いきなり将棋の話に戻るのですが、皆と同じことをやっていても勝てないんです。自分をスペシャリストとして育て上げることができるゲームである将棋は本当に面白い。
きっと誰よりも今回の成功に手応えを感じているのはホーバスコーチに違いありません。しかも彼の操る駒は生身の人間なのですから。
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アナグマン免許皆伝に向けて   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/02(土) 19:47

毎日暑いですね。家にいるよりは有意義であろうということで、今日も道場でした。

アナグマンとはアマ最強の穴熊の使い手、遠藤正樹氏のニックネームです。
相振り以外は全ての平手で潜りました。先週よりも良い将棋が指せ、成績も上々(4勝1敗)です。この所、愛の鞭だか何だか知りませんが、必ず奨励会受験希望者と当てられます。折角なので、今日も平手で戦いました。そこで分かったことは駒を落とされるよりも「負けて当然」と開き直って指せるようになったことです。勿論、勝つ方が良いに決まっていますが、負けるまでの時間が長くかかるようになったというか、今日は「もしかしたら」という気持ちにも一瞬なりました。(>_<) つくづく「将棋って精神面が大事なゲームだなあ」と感じた次第。序盤の無茶苦茶なスピードの指し手に巻き込まれなければ、いつか一発入れられる日も近いのでは(但し、穴熊のみ勉強する)。頑張ります!!
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石田和雄の謎   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/01(金) 19:59

石田九段は東海地区の代表棋士だった板谷四郎九段(第1期九段戦決勝で大山康晴に敗れる)門下で、佐々木勇気八段・髙見泰地七段の師匠です。濃い性格のようで、また対局中独り言の多い棋士としても知られていました。扇子で自分の頭をバシバシ叩く癖があり、扇子が壊れたこともあったそうです。居飛車党、A級通算4期在籍でタイトル挑戦はありません。竜王戦挑戦者決定戦まで進んだことがありましたが、谷川浩司に敗れています。

普及活動に熱心で、引退後はYoutuberとしても活躍しておられますが、番組を上げる時はなぜか藤井聡太が勝った翌日(だから王座戦第1局は取り上げないでしょう)。彼が杉本八段に弟子入りしたことが余程残念だったのでしょうね。大勢の「実の」お弟子さんが何と思われるか、考えないのでしょうか?
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質問ですが   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/01(金) 10:22

タイトル戦対局規定が変わり、「原則和装」になったって本当ですか?ヘボの検索が下手で該当記事を見つけられませんでした。ご存じの方、ご教示下さい。
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自分の土俵で   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/01(金) 06:06

軍曹が王座戦開幕局を制しました。

途中(挑戦者が敵飛頭に歩を叩いた辺り)まで観てたのですが、YoutuberのH氏が「どうやっても聡太勝ち」みたいなコメントをしていて、ヘボはそれに納得してしまったので(ヘボがヘボの所以ですね)止めてしまいました。御見それしました。

相居飛車戦は全然解りませんが、「挑戦者攻め、王座受け」の展開になって、軍曹が自分の好きな流れに持ち込めたのが勝因の一つかなというのがヘボの感想です。因みに、いつも詰め将棋云々で卓越した終盤力が話題になる挑戦者は、実は受け将棋です。

後手番をブレイクできたことは大きい。これで少しシリーズが面白くなりました。次は得意の三間飛車で戦ってくれないかなあ。 (^_^)
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補足   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/28(月) 21:30

もう一つ、理由を付け加えるなら、対抗形、相振り、どちらに進んでも四間飛車は対応しやすいというのがありました。例えば、(一般論として、ですが)三間飛車を志向して始めると、(四間飛車と比べて)角交換に気をつけないといけません。中飛車は相振りになった時に、特に左金の捌きが(私にとっては)難しくなります。
私は相手の出方を見て、居飛車に変えるという器用な真似はできませんし、振る気満々で臨んだのに序盤で振り飛車を「おりる」ことは相手に気分よく指させることになります。また、それはこちらの気合負けにつながると考える一種の頑固さが私にあります(加えて相振りは面白いし、同じくらいの棋力であれば、先攻を意識することで相当勝てるようになりました)。どちらに進むにしても、四間飛車が最も4(6)筋の位を取りやすいですよね。
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なぜ4(6)筋が急所なのか   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/28(月) 21:00

管理人さんの仰るように、多くは経験です。また、自信はあまり無いですが、理論の裏付けもあります。

例えば、三間飛車で「真部流」とか「コーヤン流」と称される形があります。これが4(6)筋の位を取り、先手であれば▲4六銀型の高美濃です。逆にここを居飛車側に取られると、勝ちにくい立派な?作戦負けに陥ります。ハンデを最小に留めるには穴熊にするしかありませんが、それでも相当窮屈です。この筋の位を取られたからと言って、隣(の筋)の位を取り返す訳にはなかなかいきませんからね。つまり玉頭戦で劣勢を強いられる結果になり易い。

では相振りではどうでしょうか。飛を振る筋は、プロ棋士の多くは向かいか三間を推奨しているようです。しかし私は好んで、四間飛車に振ります。対抗形とは違って、攻めを誤ると(相手から見て)左辺に逃げ出される危険があります。また入玉も気にしないといけません。大体、攻めの方針として、端を絡めながら、反対側からも行く(つまり挟撃を意識する)訳ですが、そのような心配が(私の中では)少ないように感じられます。また、対抗形と同じ理由で、位を取れれば相手の囲いを狭くすることができます。よって割と早くにここの筋の歩交換を意識しますね。あとは▲5六銀と繰り出し、▲8六角&7七桂の形が理想ですが。あまり持久戦の経験は無いですが、その場合は7筋の位も取り、▲7六銀の形を作り攻めていく要領です。

如何でしょうか。誤りの指摘、ご意見お待ちしております。
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レスレス♪   投稿者: tsuka000jp   投稿日: 2023/08/28(月) 07:14

>大山命さん
「振り飛車戦(相振り含む)は4(6)筋が急所」というのは大山命さんが実践経験から掴んだ感覚ですね。
経験値を貯めれば更に棋力が向上しますね。

菅井vs広瀬戦見ました。
菅井さんが徹底的に受け潰していましたね。
馬が2枚で、手数はかかっても負けない将棋という感じでした。
トッププロでも受け潰しができるんですね。
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穴熊の受け潰し   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/27(日) 19:41

昨日、ヘボは格上に振り穴で挑み、受け潰されました。(T_T)
ここでは珍しい穴熊側の受け潰しを観てみましょう。(^_^)

菅井vs広瀬戦(王将戦リーグ入り決勝戦)です。
序盤、先手の菅井君は中飛車に構え、5筋の位取り、後手の広瀬八段の出方を待ちます。居飛車は超速から角道を止めた持久戦志向、それを見て振り飛車は▲3八金から穴熊に潜ります。この辺、手損になるのですが、居飛車が穴熊への組み換えを匂わしたので、釣り合いは取れていると判断したのでしょう。△1二香と上がった所での仕掛けが絶妙でした。

その後、一旦角銀交換の駒損になるのですが、▲2五銀と敵角を捕獲して敵飛の遊びが残ります。このままではじり貧と考えたか、後手は角切りから穴熊に食いつきますが、▲3九桂の犠打から2枚の馬がまるで関羽と張飛ごとき強力な援護でした。更に竜まで引き付け、万策尽きた後手はたまらず投了。これまで、細い攻めを繋いで敵将を討ち取る将棋ばかり見てきましたが、穴熊王子を相手にこういう軍曹みたいな勝ち方もできるのですね。菅井君の懐の深さを感じた一局でした。m(_ _)m
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「穴熊党宣言」後   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/26(土) 20:44

2ヶ月ほど実戦を戦えなかったですが、今日久しぶりに道場に行きました。小学生の態度の悪さは相変わらずでしたが、まあトレーニングにはなったので良しとしましょう。みんな坊やの言うことなら聞くと思うので、「態度が悪い奴は僕のように強くなれませんよ」と公の場で一言言って頂ければ良いのですが。

さて、振り穴ですが、結論から言うと、序盤がかなり甘いということが判明(元々ですが。(>_<))。一例を挙げると、相穴熊で居飛穴側が(後手番であれば)▽4四を銀にするか歩にするか。基本ですが、その理由をよく理解できていなかったことを白状します。中盤以降は序盤に比べればまずまずだったので(あくまで自己評価)、定跡書を精読する必要がありますね。

相振りで潜る勇気はまだ無いので、相振り戦は美濃や金無双やその他で戦うことになりますが、同程度の棋力であれば結果を出せる自信が付きました。ただ、教材になる棋譜が少ないので、「相振り飛車の正体」頑張って並べます。

ヘボはある法則に気が付きました。「振り飛車戦(相振り含む)は4(6)筋が急所」。ここを制すれば相当戦えます。来週も自論を証明できれば良いな。(^_^)
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龍虎激突   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/23(水) 21:06

清麗戦、観てみましょう。西山vs里見の黄金カードです。

先にも書きましたが、二人の対戦で西やんが居飛車を持ったらどれくらい戦えるか、是非観てみたいものですが。と言うのも、香奈ちゃんが相振りに限れば、かなり自信を持って戦っているように思えるからです。

先手西山の向+金無双、後手里見の向+矢倉の戦型になりました。西やんの趣向で角交換されています。
本譜は序盤でかなり先手が損をしたように見えました。まず飛先交換を後手に許し、自分は出来なかったこと。持たれた1歩を後で効果的に使われてしまいました。
次に飛の動きです。手待ちの意味で▲8九飛なのでしょうが、玉頭攻めと絡めた▽4五角打ちが見えました(実際には打たれませんでしたが)。▲6七銀&8九飛の形は角のラインに入ると危険です。結局それを避けて▲8六飛ですが、手損となりました。
ここで香奈ちゃんの▽3五歩の撒き餌が老獪で、西やんに銀の活用をされたふりをして、玉頭に味付けです。折角浮き駒の▽3三桂を狙って進軍したのに、取れそうな桂と交換では面白くありません。玉頭に生角を打たせて▽2六飛浮きが絶品でした。
ここからの後手の寄せは素早く、先手に残す暇を与えませんでした(左銀の捌きもエグかった)。お見事です。

どうも西やんは香奈ちゃんとの相振り戦においては構想で差を付けられているように思います。角交換は更に局面が複雑化するので、得策ではありません。自分が得意な組手を目指すべきでしょう。ヘボでは具体策が浮かびませんが、もし西やんになったつもりで戦うなら、鏡打ち、もとい鏡指しでしょうかね(所謂まねっこ将棋)。(>_<)
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里見流振り戻し戦法   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/15(火) 11:19

少し前の対局ですが、清麗戦第3局です。

私が初めて振り飛車から居飛車への「振り戻し」を観たのは、6年前の王位戦でした。菅井vs羽生戦で、先手の菅井君が9筋を突き越し、王位に向かい飛車を強制し、自分は中住まい、中飛車から居飛車に戻した将棋でした。
香奈ちゃんも関西で、しかもタイトル戦ですから、当然この将棋は注目していたと思います。対西山戦に限って、この振り戻し戦法を多用しており、しかも勝っている。採用にはこのような背景があるのでは、とヘボの見解です(苦笑)。

中飛車から始まります。左穴熊のような選択肢もあり、こちらは多くの棋士による採用があります(因みにヘボは有利になっても攻めきれず負かされています)。対する西やんは向かい飛車に振ることが多かったですが、本譜は工夫して▽5三銀型四間飛車に構えました。ここから振り飛車は左桂を交換し、左翼には大駒を残すのみで上手く捌けたように見えたのですが、ここからの居飛車の押さえ込みがなかなかでした。

西やんの棋風として、切り合うのが好き。辛抱が難しいという好みを見透かした指し回しでした。途中の▽6二角や▽8四桂等の小さなミスも重なり、振り飛車が指し切ってしまった将棋となりました。

逆に西やんが途中から居飛車を選択したらどうなるでしょうか?角換わりでも居飛車党を負かしているので、これは楽しみです。決して焦らない「老獪さ」が際立った香奈ちゃんでした。
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それも情けない話で...   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/14(月) 09:55

○ユム氏の番組、ご覧になりましたか?
「勝てさえすればいい」でないのなら、ソフトを全く使わず全冠制覇を目指しても良いですよね。もしそのような心意気があるのなら、少しは坊やを見直しますかね。ご本人も好きではないですが、取り巻き(プロにも多い)はもっと嫌いですね。「虎の威を借る狐」は最低です。ついでに書くと、坊やが優れているのは将棋脳だけで、他は平均レベルでしょう。神でも何でもないですよ。神様は人前で何度も号泣しないと思います(甘えるな)。

対抗形や相振りに限定した棋戦、ヘボは不利飛車党員として、それはそれで情けなく思います。(>_<) 何だか似非将棋愛好家、○バンナ○橋氏のやっていることに似ている気がします。私は菅井クラスがゴロゴロ出てくることを期待して待ちましょう。振り飛車の優秀さを振り飛車党員が証明する(つまり対抗形で居飛車を負かす)以外に未来はないと思います。
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レスレス♪   投稿者: tsuka000jp   投稿日: 2023/08/14(月) 06:56

齊藤vs冨田戦見ました。

後手は攻めを焦らされて自分から負けに行く展開になりましたね。
銀が使いづらいので先手は打開が難しい展開でしたね。
動き辛いので先手を持つなら7筋の歩を交換するような展開を考えるかなあと思いました。
67手目の先手の8七歩は苦しくても打たないほうがいいかなと思いました。(展開は悪くなるかもしれないけど)
相手の攻め駒が限定されるほうが受ける側は指しやすいかなと思いました。
102手目付近は後手は受けを間違えると危ない形だけど先手の動かせる駒が限られていて攻めを見切っていましたね。

勝つためだけの将棋、というのはなるほどなあとおもいました。
ソフトに学習させた展開だと、どっちがいいか分からないけど、どの方針で行くかという将棋は少ないですね。
振り飛車vs居飛車、相振り限定の棋戦があるといいかもしれないですね。^^
No.246 編集    削除

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