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充実   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/05(火) 09:10

棋王戦トーナメント、菅井vs永瀬戦を観ていきましょう。

自分で穴熊を指すようになって、意外にも手応えを感じるとともに、難しさも痛感しています。専門家は良く仰いますが「繊細な所」。「仕込みの大切さ」とでも書いておきましょうか。

将棋は先手菅井君が中飛車に振って、銀対抗から相穴熊に進みました。菅井君は対広瀬戦が頭に残っていたのかもしれません。タイミングを計って味よく▲5七銀と引きました。このまま固められると作戦負けに陥るので、後手は▽6五銀と突っ込みましたが、▲8六歩が気付きにくい反撃。かつて菅井君が後手番美濃でゴキゲン中飛車を多用していた頃に発見された新手筋でしたが、ここでも応用できたということでしょうか。

ここから派手な駒の交換になり、振り飛車は飛金交換の駒損になりましたが、居飛車の陣形が不十分(左金が放れ駒)のまま戦いが始まったので、逆に十分の分かれとなりました。懐に入り、飛を手に入れ、好調な攻めが続きます。居飛車は自陣角を2度放ち、必死の強防ですが、食いつきを完全に振り解くことは最後まで叶いませんでした。振り穴の側に立てば、素晴らしい流れだったと思います。

軍曹は王座戦で頭がいっぱいだったのでしょうね。菅井君には今後も面白い将棋を期待してしまいます 。v(^_^)
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一芸が良い   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/03(日) 06:02

バスケットボール、日本チームおめでとうですが、私はルールもロクに覚えていないので、今回の快挙の本当の価値を理解できていないかもしれない。まあ、それでも将棋に通じることもありそうなので書いてみましょう。

私は中高大と水泳部員でした。でも冬は毎日泳ぐ訳にはいかなかったので、筋トレや長距離走、球技が主体の練習になるのでした。それで場所も余り取らないバスケは良く「やらされて」いたんです。
日本チームには身長167㎝の主力選手がいる。私はその人より更に小さいので、点は取れなかったですが、ディフェンスの位置など自分なりに考えてプレーしました。バスケの選手になる訳ではないですが、運動量だけは他の部員に負けないように心がけていました。

そのような記憶が呼び戻されました。スキンヘッドの赤鬼指揮官のやってきた指導は正しかったと思うし、選手たちも必死についていって「自分の役割」を磨いてきた。ホーバスヘッドコーチは日本の当時の状況を冷静に分析し、戦略を練りました。その時役に立ったのは既に女子チームで十分すぎる戦果を挙げていたことです。「日本人は小さい。走るしかない。あとは巧緻性を活かした飛び道具だ」。

で、いきなり将棋の話に戻るのですが、皆と同じことをやっていても勝てないんです。自分をスペシャリストとして育て上げることができるゲームである将棋は本当に面白い。
きっと誰よりも今回の成功に手応えを感じているのはホーバスコーチに違いありません。しかも彼の操る駒は生身の人間なのですから。
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アナグマン免許皆伝に向けて   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/02(土) 19:47

毎日暑いですね。家にいるよりは有意義であろうということで、今日も道場でした。

アナグマンとはアマ最強の穴熊の使い手、遠藤正樹氏のニックネームです。
相振り以外は全ての平手で潜りました。先週よりも良い将棋が指せ、成績も上々(4勝1敗)です。この所、愛の鞭だか何だか知りませんが、必ず奨励会受験希望者と当てられます。折角なので、今日も平手で戦いました。そこで分かったことは駒を落とされるよりも「負けて当然」と開き直って指せるようになったことです。勿論、勝つ方が良いに決まっていますが、負けるまでの時間が長くかかるようになったというか、今日は「もしかしたら」という気持ちにも一瞬なりました。(>_<) つくづく「将棋って精神面が大事なゲームだなあ」と感じた次第。序盤の無茶苦茶なスピードの指し手に巻き込まれなければ、いつか一発入れられる日も近いのでは(但し、穴熊のみ勉強する)。頑張ります!!
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石田和雄の謎   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/01(金) 19:59

石田九段は東海地区の代表棋士だった板谷四郎九段(第1期九段戦決勝で大山康晴に敗れる)門下で、佐々木勇気八段・髙見泰地七段の師匠です。濃い性格のようで、また対局中独り言の多い棋士としても知られていました。扇子で自分の頭をバシバシ叩く癖があり、扇子が壊れたこともあったそうです。居飛車党、A級通算4期在籍でタイトル挑戦はありません。竜王戦挑戦者決定戦まで進んだことがありましたが、谷川浩司に敗れています。

普及活動に熱心で、引退後はYoutuberとしても活躍しておられますが、番組を上げる時はなぜか藤井聡太が勝った翌日(だから王座戦第1局は取り上げないでしょう)。彼が杉本八段に弟子入りしたことが余程残念だったのでしょうね。大勢の「実の」お弟子さんが何と思われるか、考えないのでしょうか?
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質問ですが   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/01(金) 10:22

タイトル戦対局規定が変わり、「原則和装」になったって本当ですか?ヘボの検索が下手で該当記事を見つけられませんでした。ご存じの方、ご教示下さい。
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自分の土俵で   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/09/01(金) 06:06

軍曹が王座戦開幕局を制しました。

途中(挑戦者が敵飛頭に歩を叩いた辺り)まで観てたのですが、YoutuberのH氏が「どうやっても聡太勝ち」みたいなコメントをしていて、ヘボはそれに納得してしまったので(ヘボがヘボの所以ですね)止めてしまいました。御見それしました。

相居飛車戦は全然解りませんが、「挑戦者攻め、王座受け」の展開になって、軍曹が自分の好きな流れに持ち込めたのが勝因の一つかなというのがヘボの感想です。因みに、いつも詰め将棋云々で卓越した終盤力が話題になる挑戦者は、実は受け将棋です。

後手番をブレイクできたことは大きい。これで少しシリーズが面白くなりました。次は得意の三間飛車で戦ってくれないかなあ。 (^_^)
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補足   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/28(月) 21:30

もう一つ、理由を付け加えるなら、対抗形、相振り、どちらに進んでも四間飛車は対応しやすいというのがありました。例えば、(一般論として、ですが)三間飛車を志向して始めると、(四間飛車と比べて)角交換に気をつけないといけません。中飛車は相振りになった時に、特に左金の捌きが(私にとっては)難しくなります。
私は相手の出方を見て、居飛車に変えるという器用な真似はできませんし、振る気満々で臨んだのに序盤で振り飛車を「おりる」ことは相手に気分よく指させることになります。また、それはこちらの気合負けにつながると考える一種の頑固さが私にあります(加えて相振りは面白いし、同じくらいの棋力であれば、先攻を意識することで相当勝てるようになりました)。どちらに進むにしても、四間飛車が最も4(6)筋の位を取りやすいですよね。
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なぜ4(6)筋が急所なのか   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/28(月) 21:00

管理人さんの仰るように、多くは経験です。また、自信はあまり無いですが、理論の裏付けもあります。

例えば、三間飛車で「真部流」とか「コーヤン流」と称される形があります。これが4(6)筋の位を取り、先手であれば▲4六銀型の高美濃です。逆にここを居飛車側に取られると、勝ちにくい立派な?作戦負けに陥ります。ハンデを最小に留めるには穴熊にするしかありませんが、それでも相当窮屈です。この筋の位を取られたからと言って、隣(の筋)の位を取り返す訳にはなかなかいきませんからね。つまり玉頭戦で劣勢を強いられる結果になり易い。

では相振りではどうでしょうか。飛を振る筋は、プロ棋士の多くは向かいか三間を推奨しているようです。しかし私は好んで、四間飛車に振ります。対抗形とは違って、攻めを誤ると(相手から見て)左辺に逃げ出される危険があります。また入玉も気にしないといけません。大体、攻めの方針として、端を絡めながら、反対側からも行く(つまり挟撃を意識する)訳ですが、そのような心配が(私の中では)少ないように感じられます。また、対抗形と同じ理由で、位を取れれば相手の囲いを狭くすることができます。よって割と早くにここの筋の歩交換を意識しますね。あとは▲5六銀と繰り出し、▲8六角&7七桂の形が理想ですが。あまり持久戦の経験は無いですが、その場合は7筋の位も取り、▲7六銀の形を作り攻めていく要領です。

如何でしょうか。誤りの指摘、ご意見お待ちしております。
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レスレス♪   投稿者: tsuka000jp   投稿日: 2023/08/28(月) 07:14

>大山命さん
「振り飛車戦(相振り含む)は4(6)筋が急所」というのは大山命さんが実践経験から掴んだ感覚ですね。
経験値を貯めれば更に棋力が向上しますね。

菅井vs広瀬戦見ました。
菅井さんが徹底的に受け潰していましたね。
馬が2枚で、手数はかかっても負けない将棋という感じでした。
トッププロでも受け潰しができるんですね。
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穴熊の受け潰し   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/27(日) 19:41

昨日、ヘボは格上に振り穴で挑み、受け潰されました。(T_T)
ここでは珍しい穴熊側の受け潰しを観てみましょう。(^_^)

菅井vs広瀬戦(王将戦リーグ入り決勝戦)です。
序盤、先手の菅井君は中飛車に構え、5筋の位取り、後手の広瀬八段の出方を待ちます。居飛車は超速から角道を止めた持久戦志向、それを見て振り飛車は▲3八金から穴熊に潜ります。この辺、手損になるのですが、居飛車が穴熊への組み換えを匂わしたので、釣り合いは取れていると判断したのでしょう。△1二香と上がった所での仕掛けが絶妙でした。

その後、一旦角銀交換の駒損になるのですが、▲2五銀と敵角を捕獲して敵飛の遊びが残ります。このままではじり貧と考えたか、後手は角切りから穴熊に食いつきますが、▲3九桂の犠打から2枚の馬がまるで関羽と張飛ごとき強力な援護でした。更に竜まで引き付け、万策尽きた後手はたまらず投了。これまで、細い攻めを繋いで敵将を討ち取る将棋ばかり見てきましたが、穴熊王子を相手にこういう軍曹みたいな勝ち方もできるのですね。菅井君の懐の深さを感じた一局でした。m(_ _)m
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「穴熊党宣言」後   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/26(土) 20:44

2ヶ月ほど実戦を戦えなかったですが、今日久しぶりに道場に行きました。小学生の態度の悪さは相変わらずでしたが、まあトレーニングにはなったので良しとしましょう。みんな坊やの言うことなら聞くと思うので、「態度が悪い奴は僕のように強くなれませんよ」と公の場で一言言って頂ければ良いのですが。

さて、振り穴ですが、結論から言うと、序盤がかなり甘いということが判明(元々ですが。(>_<))。一例を挙げると、相穴熊で居飛穴側が(後手番であれば)▽4四を銀にするか歩にするか。基本ですが、その理由をよく理解できていなかったことを白状します。中盤以降は序盤に比べればまずまずだったので(あくまで自己評価)、定跡書を精読する必要がありますね。

相振りで潜る勇気はまだ無いので、相振り戦は美濃や金無双やその他で戦うことになりますが、同程度の棋力であれば結果を出せる自信が付きました。ただ、教材になる棋譜が少ないので、「相振り飛車の正体」頑張って並べます。

ヘボはある法則に気が付きました。「振り飛車戦(相振り含む)は4(6)筋が急所」。ここを制すれば相当戦えます。来週も自論を証明できれば良いな。(^_^)
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龍虎激突   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/23(水) 21:06

清麗戦、観てみましょう。西山vs里見の黄金カードです。

先にも書きましたが、二人の対戦で西やんが居飛車を持ったらどれくらい戦えるか、是非観てみたいものですが。と言うのも、香奈ちゃんが相振りに限れば、かなり自信を持って戦っているように思えるからです。

先手西山の向+金無双、後手里見の向+矢倉の戦型になりました。西やんの趣向で角交換されています。
本譜は序盤でかなり先手が損をしたように見えました。まず飛先交換を後手に許し、自分は出来なかったこと。持たれた1歩を後で効果的に使われてしまいました。
次に飛の動きです。手待ちの意味で▲8九飛なのでしょうが、玉頭攻めと絡めた▽4五角打ちが見えました(実際には打たれませんでしたが)。▲6七銀&8九飛の形は角のラインに入ると危険です。結局それを避けて▲8六飛ですが、手損となりました。
ここで香奈ちゃんの▽3五歩の撒き餌が老獪で、西やんに銀の活用をされたふりをして、玉頭に味付けです。折角浮き駒の▽3三桂を狙って進軍したのに、取れそうな桂と交換では面白くありません。玉頭に生角を打たせて▽2六飛浮きが絶品でした。
ここからの後手の寄せは素早く、先手に残す暇を与えませんでした(左銀の捌きもエグかった)。お見事です。

どうも西やんは香奈ちゃんとの相振り戦においては構想で差を付けられているように思います。角交換は更に局面が複雑化するので、得策ではありません。自分が得意な組手を目指すべきでしょう。ヘボでは具体策が浮かびませんが、もし西やんになったつもりで戦うなら、鏡打ち、もとい鏡指しでしょうかね(所謂まねっこ将棋)。(>_<)
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里見流振り戻し戦法   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/15(火) 11:19

少し前の対局ですが、清麗戦第3局です。

私が初めて振り飛車から居飛車への「振り戻し」を観たのは、6年前の王位戦でした。菅井vs羽生戦で、先手の菅井君が9筋を突き越し、王位に向かい飛車を強制し、自分は中住まい、中飛車から居飛車に戻した将棋でした。
香奈ちゃんも関西で、しかもタイトル戦ですから、当然この将棋は注目していたと思います。対西山戦に限って、この振り戻し戦法を多用しており、しかも勝っている。採用にはこのような背景があるのでは、とヘボの見解です(苦笑)。

中飛車から始まります。左穴熊のような選択肢もあり、こちらは多くの棋士による採用があります(因みにヘボは有利になっても攻めきれず負かされています)。対する西やんは向かい飛車に振ることが多かったですが、本譜は工夫して▽5三銀型四間飛車に構えました。ここから振り飛車は左桂を交換し、左翼には大駒を残すのみで上手く捌けたように見えたのですが、ここからの居飛車の押さえ込みがなかなかでした。

西やんの棋風として、切り合うのが好き。辛抱が難しいという好みを見透かした指し回しでした。途中の▽6二角や▽8四桂等の小さなミスも重なり、振り飛車が指し切ってしまった将棋となりました。

逆に西やんが途中から居飛車を選択したらどうなるでしょうか?角換わりでも居飛車党を負かしているので、これは楽しみです。決して焦らない「老獪さ」が際立った香奈ちゃんでした。
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それも情けない話で...   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/14(月) 09:55

○ユム氏の番組、ご覧になりましたか?
「勝てさえすればいい」でないのなら、ソフトを全く使わず全冠制覇を目指しても良いですよね。もしそのような心意気があるのなら、少しは坊やを見直しますかね。ご本人も好きではないですが、取り巻き(プロにも多い)はもっと嫌いですね。「虎の威を借る狐」は最低です。ついでに書くと、坊やが優れているのは将棋脳だけで、他は平均レベルでしょう。神でも何でもないですよ。神様は人前で何度も号泣しないと思います(甘えるな)。

対抗形や相振りに限定した棋戦、ヘボは不利飛車党員として、それはそれで情けなく思います。(>_<) 何だか似非将棋愛好家、○バンナ○橋氏のやっていることに似ている気がします。私は菅井クラスがゴロゴロ出てくることを期待して待ちましょう。振り飛車の優秀さを振り飛車党員が証明する(つまり対抗形で居飛車を負かす)以外に未来はないと思います。
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レスレス♪   投稿者: tsuka000jp   投稿日: 2023/08/14(月) 06:56

齊藤vs冨田戦見ました。

後手は攻めを焦らされて自分から負けに行く展開になりましたね。
銀が使いづらいので先手は打開が難しい展開でしたね。
動き辛いので先手を持つなら7筋の歩を交換するような展開を考えるかなあと思いました。
67手目の先手の8七歩は苦しくても打たないほうがいいかなと思いました。(展開は悪くなるかもしれないけど)
相手の攻め駒が限定されるほうが受ける側は指しやすいかなと思いました。
102手目付近は後手は受けを間違えると危ない形だけど先手の動かせる駒が限られていて攻めを見切っていましたね。

勝つためだけの将棋、というのはなるほどなあとおもいました。
ソフトに学習させた展開だと、どっちがいいか分からないけど、どの方針で行くかという将棋は少ないですね。
振り飛車vs居飛車、相振り限定の棋戦があるといいかもしれないですね。^^
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ぶつぶつ(\_/)   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/12(土) 11:40

○ユムという元奨励会員の人気YouTuberがおいでですが、「坊やが八冠達成したらどうなるか」と氏の番組でアンケートを取ったようです。ところが、氏の思惑を大分外した結果が出たようで、不本意の模様。番組を斜め読みしてみましたが、「(達成したら)フィーバーが起きる」との回答が全体の3/4を占めていましたから十二分だと思うのですが、坊やと一緒で貪欲ですね(笑)。

勿論、私が投票していたら、「盛り下がる」に逆張りしていたと思いますよ(苦笑)。私がそのように答える根拠はあります。まず、アマの残り半分の振り飛車党の多くを敵に回していることです。渦中の人から「振り飛車は勝てないから指さない」と言われて頭に来ない振り飛車党がいるでしょうか?「聡太万歳」と手放しで喜ぶような人は、そもそも振り(不利)飛車を指す資格がありませんね。

二つ目。先記のこととも関係しますが、坊やが勝つため「だけ」に将棋を指しているらしいことです。まあ、○ユム氏のように坊やのコアファンであればそれでも良いのかもしれませんが、現会長とは棋士としての人間性(?)の点で雲泥の差ですね。羽生永世七冠は(何度も指摘していることで恐縮ですが)かつては真のオールラウンダーでした。例えば四間飛車の良い棋譜も沢山残されており、対谷川のタイトル戦で「相穴熊」で戦ったこともありました。将棋に求めていることが違うのです。坊やはAIの裏付けがないと将棋が指せないのでしょう。

三つ目。氏の希望(?)として「八冠達成時には将棋ファンが爆増」となるそうです。これも少子高齢化が進む日本では難しいのでは?まあ、確かに日本語も満足に操れないガキんちょが道場に増えたことは確か。でもオジサン(オールドファン)は圧迫を受けていますよ。私もその一人ですが、(盤上、ルールの範囲で)彼らを叩くコツを見つけたので、ガッチリ負かした後に「感想戦、しっかりやろう」と諭してやるつもりです。多分、小学生の愛好家が増えた理由の一つに坊やの活躍があることは間違いないでしょう。「俺もできるのでは?」という大いなる勘違い(笑)とともに。何度も書きましたが、とにかく小学生は対局態度が悪い。負けるとトイレに行ったふりをして感想戦スルーですからね。そんなのばかりなら、私はむしろ増えて欲しくないと思います。「我が子の躾は席主に任せる」毒親が多いですよね。

結論として、八冠達成後は盛り下がると思います。直接の責任は、言うまでもなく、他のプロ棋士全員にあります。あなたの給料が坊やに削られているのに、長考中の坊やのようにバカ面して「聡太さんはすごいですねえ」などと溜息ついている場合ではないのですよ。 (>_<)
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玉頭戦の戦い方   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/09(水) 10:23

さて、相振りです。質を求めるならAbemaよりも順位戦ということになりますね。Abemaトーナメントは異種格闘技の域を出ませんからね。
理由は分からないのですが、主に私が取材している将棋DB2が最近5年くらい前の棋譜を大量にアップさせているのですよ。少しやりにくいですね。

齊藤vs冨田戦、C2です。両者振り飛車党、齊藤君は坊やの兄弟子で、プロ入りしたばかりで勢いがあります。冨田君は西やんとか剛腕タイプに怯むことがあるので、苦手を克服できるのか。
若手同士の楽しみな対局となりました。

先手齊藤は初手▲5六歩で中飛車を明示。ただ後の展開を辿ると損したかなあという感じ。恐らく齊藤君は冨田君が居飛車を選択すると思ったのでは?対する冨田君は、目には目を!受けて立ちました。両者向+金無双に落ち着きました。

両者陣形の違いですけれど、左銀ですね。齊藤5筋、冨田4筋ということで。ヘボが言っても根拠が弱いですが、一路先手の銀が玉側に寄っていることで、少し攻めが軽かったのかなと。先手が後手陣の盛り上がりを咎めるべく端を絡めて先攻したのですが、後手はそれをガッチリ受け止めて、逆に8筋に厚みを築くことに成功、先手を端を謝る屈辱に追い込みました。この辺りの戦いは持久戦タイプの相振りの戦い方の「勝ちパターン」の一つとして明記すべきもののようにヘボは思います。所謂「攻め駒を責める」流れですね。

結局先手は右銀矢倉(+金)の堅陣を得たものの(更に辛抱して穴熊に潜る選択肢はあったかも)、本来「出っ張って」いなくてはならない左翼を圧迫され、無理攻めを余儀なくされます。後手は待ち受けてカウンター。同時に丁寧な応対で、先手の攻撃手段を根絶やしにしてしまいます。主張の無くなった先手陣は崩壊しました。

後手の戦い方、良いですね。受けの名手!管理人さんにも一言頂戴したいところです。 (^_^)
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女性棋士誕生に立ちはだかる壁   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/06(日) 13:08

西やんはあと一歩、中さんも厳しい。また香奈ちゃんに至っては試験の日程を操作される。なかなか女性棋士が誕生しない理由を考察してみましょう。

連盟の財政状況が芳しくないという説があります。本当かもしれませんが、ロートル男性棋士を切ればその分お金が浮きます。西やんや香奈ちゃんにコテンパンに叩きのめされているくせに、何食わぬ顔で将棋世界に原稿書いているダメ男もいました。このような恥知らずは、今すぐにでも引退するべきですね。

あまりヘボ以外は指摘しませんが、将棋愛好家に男尊女卑を表に裏に標榜する人が多いこと(プロにもいるのでは?)。ネットのコメント欄をご覧下さい。多いですよ、根拠なく「女が男に勝てる訳がない」と。こういう御仁は女性が(将棋以外の分野でも)活躍すること自体不愉快のようなので、LGBTQ以前の問題ですね。恥ずかしい。連盟をあげて、女性愛棋家の発掘に力を入れて頂きたい。

女性棋士が誕生すると将棋の可能性も広がると思います。特に、相振り飛車の分野は半分以上、女流棋士によって道筋が付けられつつあります(一時、現会長が集中的に指していた時期があって、NHK杯の決勝が相振りで戦われた、なんてこともあったのですよ)。振り飛車を否定する坊やにはできないことでしょうね。
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お前は既に○(詰)んでいる   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/04(金) 09:57

ヘボはハンドルネームの通り、大山康晴十五世名人のファンです。全盛期の強さは現在の坊やも凌ぐほどで、と書くと坊やや居飛車党員に怒られそうですが。坊やの強さは派手ですが、大山名人の強さは分かりにくい。勝負は仕掛けの時点で付いている将棋が少なくないのです。「なぜ受けるのか?」の問いに「みんな無理攻めするからだよ」と答えたそうです。しかしヘボをはじめ将棋が弱い人は攻められるとあたふたしてしまい、受け間違い、潰されてしまう。名人の強さはダメージを受けるパンチとそうでないパンチの見極めが正確であったということでしょう。もう一つ特筆すべきは作戦負けが殆どなかったこと。これが表題につながります。

棋王戦の菅井vs山崎戦を取材しました。
菅井君は積極的に手を作りに行く棋風で、性格や将棋が升田幸三に近いのではないかとヘボは感じています。でも本譜は我慢して駒組勝ちを目指し、理想を実現した将棋であると思います。

序盤、山崎八段は飛先不突きで袖飛車を志向、さっそく注文を付けてきます。山崎将棋の怖さは「筋悪だなあ」と油断するとペースに引き込まれ出られなくなることにあります。菅井君も対戦成績がほぼ五分で例外ではありません。そこをグッと堪えて、まず美濃→銀冠に囲い、▲6七金と反対側に上がるなど仕掛けを慎重に防いでから得意の穴熊に潜りました。相穴熊に組み終わると居飛車陣の右金が取り残されており、対する振り飛車陣は4枚穴熊+角です。同等の棋力の持ち主同士であれば「勝負あり」です。

戦いが始まりますが、一瞬桂損になり、馬とと金を作られますが、飛角を存分に捌き、急所の敵玉頭に先に味を付けました。この辺り次の一手に出てきそうな味わい深い▲5五角等、流れるような寄せであっという間に居飛車を投了に追い込みました。仕掛けまでは時間が掛かりましたが、そこに至るまでの「仕込み」が完璧だったということでしょう。

大山名人はあまり穴熊には潜らず、今の表現で言うミレニアム止まりでしたが、(繰り返しになりますが)本譜のような駒組勝ちで、仕掛け前に相手を倒している将棋が多かったです(だから急戦で応戦した居飛車党棋士が多かったのでしょう)。本譜を観て、改めて振り飛車将棋の素晴らしさを堪能できました。(^_^) 菅井君にはタイトル奪取を目指して頑張って頂きたい。応援しています。

参考棋譜:菅井vs郷田戦(2019順位戦)
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腰抜け太地   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/08/03(木) 08:57

暑さが増すような表題で申し訳ない。

同じく間抜けな相方と「藤井八冠になったらどう呼ばれるんですかね?」「今は七冠とか竜王・名人とかですね」とか「賞金ランキングが混沌とするでしょうね。藤井さんが圧倒的に1位ですから」。情けなさすぎる!!この人、本当にプロなのでしょうか?坊や以外の人があらゆる手段(勿論ルールの範囲で)を使って「こいつだけには勝つ!」という意気込みで臨まないと、中世ヨーロッパ(by河口俊彦)の再来ですよ。それは坊や以外のファンに対して失礼極まりないことです。坊やに勝てるだけの力を付ければ、他の棋戦も勝ち進め、タイトルも取れますよ。

もう、太地君はさっさと引退して、YouTuberに専念して頂きたい。恥さらしの代表ですね。(>_<)
No.241 編集    削除

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