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いらっしゃい!   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/28(日) 06:20

柵木vs森本戦(加古川青流戦)より。

森本才跳(さいと)新四段は振り飛車党。小林健二門下の21歳ということでした。ヘボは早く将棋が観たいと楽しみにしていましたが、機会が巡ってきました。

先手柵木のミレニアムに対し、後手森本は四間&ダイヤモンド美濃で対抗。居飛車の2筋突破を振り飛車がどのようにいなすかが焦点です。
結果は振り飛車側の読み勝ちで、左桂を▽3三に捌けたのは大きかった。居飛車の攻め駒は右辺で停滞し、(やむなく?)▲3五桂と手放し、飛を苛める展開になりました。振り飛車としては飛を犠牲に何か適当な駒と交換できれば良く、桂を頂くことで実現しました。銀を取りながら馬を作り、狙いは▽6六桂。振り飛車ペースです。
自陣は鉄壁なので、玉頭攻めに専念できます。控えの桂、継ぎ桂、桂馬は最強の攻め駒ですね。ミレニアムは崩壊し、振り飛車の快勝となりました。森本君の活躍を期待します。(^_^)
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これでいいのか?   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/26(金) 06:19

古森vs折田戦(棋王戦予選)を観ていきましょう。

古森君の将棋は先に取り上げていますが、私が特に注目している若手振り飛車党の一人。折田さんは順位戦参加が叶い、おめでとうございます。

先手古森の三間、後手折田の左美濃で始まりました。最近?割とよく見る戦型です。従来は7筋(3筋)の位を取って石田流を目標にしたものですが、古森五段の研究は▲7六(▽3四)に飛を上がらず銀を上がる形です。部分的には半世紀前!の形ですが、現代将棋で通用するのか、果たして!?

一方、お互いの玉側から見ておかしな動きがありました。居飛車が銀冠にせず、穴熊に組み換えたのです。これは振り飛車側からすると(少なくとも私は)有難いですね。理由は堅くなっていないから。しかしこれは私も見るのが初めてではないので(確かデビュー後連勝して、香奈ちゃんの試験官を務めた人=徳田四段)、プロ間では有力とされているのかもしれません。

振り飛車が▲9七桂から▽8五の歩をかすめ取って戦いが始まりました。その前に私ならば▲2六歩を突いておきたかったですね。本譜もそのような進行になりましたが、終盤はほぼ間違いなく端を巡る攻防になります。相手の桂打ちを防ぎ、自分の▲2五桂の足場になるので、高美濃に組んだら必須の手。

居飛車は袖飛車に転じ、反撃。ここで振り飛車が飛交換に持ち込んだ流れが結果的には良かった。その後の端の攻防はヘボから見て難解で(恐らく双方にミスがあったと思いますが)、振り飛車が押し切った将棋でした。しかし、終局図を見て下さい!▲8八角&▲7八銀が遊んでいる。少なくとも▲9七角からの活用を図っておくべきではなかったのか?気持ちの悪さが残りました。(>_<)
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立場が変わると   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/24(水) 21:07

渡部大夢六段が棋聖戦予選で小山怜央新四段を破りました。
プロ入りが決まった時に、「もうB1の力はある」と豪語した観る将が多かったですが、まあそういうことです。
今泉五段はプロ入りを決めた時に某棋士に「アマの君と指すのは嫌だった(今はプロで同じ立場になったね)」と言われたそうです。失う物が何もないアマがプロになった瞬間、盤を挟むお互いの心構え?が変わります。
引き続き、小山「プロ」の動向を気にかけていこうと思います。
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頑固な名人   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/23(火) 06:36

管理人さん、ご返事有難うございます。違和感?をお感じの投稿もあろうかと存じますが(苦笑)。

さて、名人戦。

もう名人は飛を振るしかないでしょう。挑戦者と読みが一致していることが問題なのです。名人が指したことがないのなら一笑に付される意見でしょうが、根拠はある。タイトル戦でも指していて、勝っていますからね。それだけに相居飛車戦に拘る名人の頑固さが残念です。必死さが伝わってきませんね。
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レスレス♪   投稿者: tsuka000jp   投稿日: 2023/05/21(日) 22:47

小山vs斎藤明日斗戦見ました。
駒組で勝負が決まりましたね。後手の構想が面白い将棋でした。

榊vs渡辺弥生戦見ました。
ぎりぎりで繋いでいくところは久保さんを彷彿させますね。
これくらい指せたら楽しいだろうなと思わせてくれる中飛車の将棋でした。
今後が楽しみな人ですね。

小倉vs谷合戦見ました。
コメントした方にはゴリゴリ攻め合う展開がアマチュアの将棋のようにみえたのかなあと思いました。
実際にこういう展開になると受けるのは結構大変ですね。
No.205 編集    削除

殴り合い   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/21(日) 05:17

とは穏やかでないですが(苦笑)。
棋聖戦予選、小倉vs谷合戦を観ていきます。

先にも書いたように、振り飛車党の棋士が(数で?!)頭を押さえられている現状なので、振り飛車の棋譜が少ない。そして相振りのサンプルも少なくなります。殆ど最近は女流の棋譜に頼っている状態です。

さて、先手小倉の角道止めた四間、後手谷合の▽3三角(向)になりました。私は自分で先手を持って相振りになると似たような形になるので、注目です。

6筋の歩交換後谷合君は歩を謝らなかったので、小倉八段は過激に交換した角を▲6三に打ち込みました。このような展開はヘボレベルだと攻めている側の勝ちになることが多いです。短い持ち時間では正確な受けを繰り出すのが難しいから。でも流石はプロですね。谷合君の指し手は的確で、逆に即詰みに仕留めましたので、結果は多くの人が思った通りになりました(?)。

ただ、ここで肚が立ったのは、ある外野のコメに「プロをリスペクトする気はあるが、さすがにこれは(低レベルの将棋指しやがって→私の憶測です)」があったこと。以降も私の邪推になりますが、この方はもしかすると角換わりこそ将棋の王道と考えていらっしゃるのか、さらには藤井聡太や羽生善治が指す将棋こそ理想とされているのか。まあ、ヘボにとっては勉強になったので構わないのですが、(この方が仮に「指し将」であるとすると)痛い目に遭いますよ、と感じた次第。

この将棋は相振りですが、6(4)筋を突いていく流れは、ヘボの実戦、特に右四間対策で効果があります。右四間を採用する人はほぼ攻め好き。攻め好きが嫌がることは「自分が攻撃できないストレス」です。つまりこちらから攻めていき「受けを強要」すれば少なくとも気持ちでは優位に立てる。早めに角交換すれば丸い頭も狙われない。筋違い角と組み合わせて必殺の▲6三歩(▽4七歩)の叩きが待っています(笑)。現在、後手番を引いた時の手順を勉強中(やはり序盤の一手の差は大きい)。てんてー(猛九段)も昔やっていたので皆さんも如何ですか?(^_^)
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こういう将棋が面白い   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/20(土) 06:47

新人王戦の小山vs斎藤明日斗戦を取り上げます。

先手の小山君は戸辺門下、ついこの間四段になったばかりですね。対する斎藤君は「斬新な手を結果につなげる」ことをモットーにしていると聞いていますが、本局はその通りの将棋となりました。

相掛かり様?の進行となりましたが、斎藤君が袖飛車からの一歩交換を利用、序盤早々に端を詰め、先手のストレスが溜まります。更に角交換から一旦中住まいに玉を上がっておいてから▽2四飛と転換、飛先を謝らせました。もう、やりたい放題です。
小山君は何とか局面を落ち着かせようと自陣角を放ち、銀立矢倉に陣形をまとめますが、体勢が上ずった所を▽3八歩の匕首が刺さりました。斎藤陣はいつの間にか美濃囲いに(笑)。実は私はこの辺りの局面を最初に見たので「おっ、明日斗が立石流をやっている!」と勘違いしてしまいました(苦笑)。双方の玉に王手が掛からないままに終局となりました。いやあ、面白かったですね(小山君には悪いけど)。「AIなんかくそくらえ」という気持ちにさせてくれましたよ。(居飛車党ですが)斎藤君の今後のご活躍をお祈りします。(^_^)
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退路を断った羽生善治   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/19(金) 10:45

昨日、王位戦の挑決があって、佐々木大地七段が勝ちました。
ダブルで坊やに挑戦ということなので、1つ以上奪取して下さい。
坊や一人勝ちではどうにも面白くない。(>_<)

さて、今回の主役は敗者の方です。
これまで私は「ハブ睨み」とか煮え切らない態度とか、将棋界の将来について第一人者として明確なビジョンを示さない姿勢他があって、(それから基本居飛車党の)永世七冠には余り良い印象がありませんでした(今でもないです)。これは「指し将」としての哲学の違いがあるので仕方ありません。唯一、評価しているのはオールラウンダーであったことです。

ああ、でも彼のファンは違うでしょうね。何より結果を誰よりも残した人ですから。しかしながら、永世七冠は連盟会長に立候補したと伝えられています。満場一致でしょう。本気で仕事すれば、自らの将棋は二の次になります。今期、自分の将棋を頑張って、A級に上がれなかったら引退ですね。以降は羽生善治としての人間の総合力を見せつけて欲しいですね、是非とも。
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これはなかなか(^_^)   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/19(金) 10:08

女流は振り飛車党が多いので、棋譜のサンプリングも結構やります。勉強になります。皆さん、有難う。m(_ _)m
今回は榊vs渡辺弥生戦(順位戦)を取り上げます。

D級なので、失礼ながらあまり期待していなかったのですが、これがなかなか。中飛車を採用した榊さんの師匠は(今慌てて調べたら)久保利明!2級なのでプロになってホヤホヤですね。それ以上のことは判りませんでした。対して、渡辺さんはオールラウンダーですが「振り飛車でしか勝てない居飛車党」の自虐ネタが光ります。光っているのはそれだけでなく、帰国子女&東大卒。地頭は相当に良いでしょうね。

さて、先手榊は初手▲5六歩、中飛車ですが▲6六歩&7八銀の形が師匠ですねえ(笑)。久保九段は銀対抗を好まないように思います。そこからが押したり引いたりの、(私目線の)実に面白い戦いになりました。特に榊さんの「これで2級なの?」と訝るほど、久保利明を背後に感じる指し回し。これは翔子より化けるかもしれないと思わせた快勝譜でした。

例によって、一部のダメなアマ居飛車党のコメが載っていましたけど、彼らは振り飛車党や女性が活躍することに、生理的嫌悪感があるらしくボロクソにこき下ろしていましたが、私はそうは思いません。是非、皆さんご自身の目で確かめて下さい。それくらい振り飛車ファンのヘボから見て良い将棋だと感じました。(^_^)
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しっかりしろ!名人!!   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/15(月) 08:54

漸く名人が我に返ったような将棋で挑戦者を一ひねりした名人戦第3局でした。
ナベ名人の場合、トラウマや劣等感といった精神的なものを払拭することが課題でしょう。「ここは相手よりも優れている」という一種の拠り所がなければ、番勝負なんてとてもとても。
逆襲の4連勝&防衛を祈念します。
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新人キラー   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/12(金) 06:39

今泉vs柵木(ませぎ)戦(棋聖戦)より。

小山新四段が話題になりましたが、フリークラス参加からのC1昇級(勿論C2を経て)は難関で、最近では古賀五段くらいではないでしょうか。今泉五段にはいつも期待しています。佐々木大地七段や八代七段よりも先に上がって欲しい。
一方の柵木新四段。これを書くために大急ぎで調べたら、まず私が苗字を正しく読めていなかったことが判明。(>_<)それから、谷合(四段)タイプであることが分かりました。名大工学部の大学院中退はなかなか(大学院中退は学位取得のための方便?であることが「業界あるある」です)。私的には興味深い人ですね。でも残念ながら居飛車党のようです。

将棋は対抗形。先手今泉の三間(珍しい)。後手柵木の左美濃で始まりました。今泉さんは中飛車のスペシャリストですが、研究を外す意味もあったのか。
振り飛車の7筋歩交換から柵木君が▽6四銀と繰り出した場面がポイントになりました。ここで▲6五歩が決断の一手。やむを得ない?(見落としなのか?)▽同銀から▲7五歩・▲7七桂の銀挟み?が用意の一手。銀が死んだ居飛車は代償として8筋から突貫するしかなくなり、ヘボの目からはそれなりに手になっているように見えましたが、現実にはやはり少し苦しいようです。
ここからの振り飛車の指し回しが完璧に見えました。暴れる居飛車を押さえ込み、慌てず騒がず攻守のバランスが絶妙。ヘボが指すといつの間にかひっくり返っているような将棋ですが、流石プロ(失礼ですね)。緩まず寄せ切りました。

今泉さんは新人キラーです。坊やでさえ、NHK杯で負かしています。今回もその怪力が遺憾なく発揮された将棋でした。
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退路は断たないのか?   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/11(木) 17:45

鈴木大介九段が麻雀のプロとしても活動するそうです。
もう、自分の将棋はどうでも良いのですね。残念なことです。フリークラスで良いのでは?二刀流が利くほどどちらの世界も甘くないですよ。連盟には籍を残していることに違和感を覚えます。
No.198 編集    削除

叡王戦補足   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/08(月) 13:24

もう少し時間を稼いで、▽7二飛回りを実現すれば、紛れなく進められたとヘボは思いました。実戦の進行は、(▲7二歩を決められても振り飛車が指せているのには、「流石、菅井!」と驚きましたが)凝り過ぎですよね。ご本人以上に悔しいかも!(>_<)
管理人さん、今度将棋会館、ご一緒しましょう!
No.197 編集    削除

レスレス♪   投稿者: tsuka000jp   投稿日: 2023/05/08(月) 08:20

>大山命さん
旧友とのオフお疲れ様でした。
友人も腕を上げたと思ったかもしれないですね。^^
他の道場も徐々に活動の幅を広げているようですね。

第3局は私もライブで見ていました。
7六の拠点を作って77Xの形にうまく持って行けて面白い将棋でしたね。
将棋の指す内容を楽しめました。
振り飛車を指す人が少なくなると対策が楽になってしまう、とか
藤井さんの解説も面白かったですね。
菅井さんには次に期待ですね。
No.196 編集    削除

第3局   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/06(土) 19:05

ああ、何故▽4六馬と引けなかったのか?こういう味の良い手は真っ先に手が行くはずの菅井君なのに!
▲2二角と打たれてからは勝ちがありませんでした。好局を落としました。(T_T)
No.195 編集    削除

石田流について思うこと   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/05(金) 09:18

私は現在三間飛車の採用が最も多いです(最近は相振りとの関係で四間飛車も盛り返していますが)。しかし、石田流はダメです。振り飛車の好形と言われ、実際組みあがると惚れ惚れしますが、合わないんです(泣)。その場でも考えますが、結果が伴わない。特に中飛車+左穴熊には痛い目に遭っている。
思うに、石田流の戦法としての組み立てがヘボには向いていないのかもしれません。私は形勢の振れが小さい指し方を好み、(正しく指せば)良いと言われている流れも臆病なので選べないという傾向があります。石田流の醍醐味は大捌きですからね。軍曹の三間飛車を並べてみたのも、その辺に理由があります。
私の場合、▲7六には飛ではなく銀を上がる指し方を模索するべきなのかも(位の確保には敵桂の捌きを抑える意味があると思っています)。
No.194 編集    削除

抑え込み一本   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/04(木) 10:45

村中vs高﨑戦(竜王戦)より。
村中七段は居飛車党、未だにC2に在籍している意味が分かりません。昇級には地力+勢いが必要なのでしょう。一方、高﨑七段はB2で少し苦労しています。師匠に衰えが見え隠れしている(新たな試行錯誤、あるいは単なる不調ならば良いですが)現在、佐々木慎七段とともに昇級を期待したい振り飛車党の一人です。

先手村中の居飛穴、後手高﨑の三間で始まりました。高﨑君は一時期角交換振り飛車を多用していた時期があり、余り勝てていなかった印象がありましたが、角道を止めるようになってから成績が上向いたように思います。本譜も石田流狙いで早速序盤▽3六歩を突いていく展開になりました。穴熊が完成すると大変になるので、当然の進行。一方居飛車の対応ですが、▲5七の銀を▲4八に引いて3筋を受けたのがどうだったか。ここから歩交換を許し、▲2六銀と僻地?に追いやられたのが痛かった。振り飛車の▽3三飛上がりからの構想が秀逸で、居飛車の駒が全体的に重たい感じになりました。さらに6筋に飛角を好位置に捌き、振り飛車は笑いの止まらない形になりました。加えて左金を逆方向から盛り上げていき、居飛車の大駒は身動きができなくなります。何度か放たれた手裏剣▽3七歩も効果的。程なく穴熊城は崩壊し、美濃は手付かず。丁寧な指し回しが光りましたね。(^_^)
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武者修行中   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/03(水) 22:16

今日は隣県の道場です。母親から「魚を買ってこい」と言われているので勝ってこないと。(>_<)

前回成績が少し良かったので、500円割引です。

1局目は相振りになりました。金無双になりましたが、何故か最近無双しているので、嫌ではありませんでした。相手玉は美濃です。入城した瞬間に端をいじるようにしています(いやな奴)。しかし手順前後の大失敗。相当勝ちにくい形にしてしまいました。ここは「間違えろ」と念力送るしかない。すると願いが通じたのか、敵飛の転回が遅れ、何とか勝負形に。入玉に注意しながら仕留めました。

2局目は奨励会員?!何でそんな人をヘボに当てるのか!六段格だそうですよ。飛香落ちとは卑怯なりいい!(将棋になりませんでした)(T_T)

3局目、今度はこちらが飛を落としました。3級(中学生?)だそうです。居玉棒銀で来ました。これだけで希望が持てます(笑)。感想戦でも台詞に困りません。ドサクサに紛れて飛を頂き、寄せ切りました。彼は負けてもしっかり感想戦をしてくれました。こういう人には強くなって欲しい。

4局目。この道場ではいつの間にかトーナメント戦に組み込まれるので、相手には困りません。くじ引きの結果、1局目当たったWさんと再戦。今度はエルモで来たので、振り穴+袖飛車で対抗。不慣れな感じがしたので、落ち着いて戦えました。感想戦で尋ねると、やはり「あまりやったことがない」とのことでした。

5局目。Sさんは大学生かな?相振りになり、またまた金無双。相手は美濃。端を受けずに生意気にも里見流。でも相振りは端攻めがキモです。▽3五銀が働く前に仕事をしなければなりませんが、指し過ぎの▽3七歩を打ってくれたので▲4八玉とかわしておいて、ターンが回ってきました。素抜きに注意しながら玉頭から圧し潰しました。

最終局は小学生。私のノーマル三間に棒銀で来ました。飛角交換になりましたが、敵飛のコビンを狙う▲4六角がきつく、間違えずに寄せ切りました。終局後、「棒銀が...」と言い掛けたら、目の前から消えていました。態度が悪いな。感想戦ができない奴は出入り禁止だ!!
これで一応ミニトーナメント優勝で、写真を撮られ、タダ券もゲット!益々勉強に励みましょう。(^_^)

さて、帰路、駅前の魚屋に寄り、サメと2割引きのアナゴを購入、醤油ベースで煮てもらい美味しく頂きました。ビールがあったら飲んでいたかも(笑)。
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おかしな将棋   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/01(月) 10:00

王位戦リーグ、池永vs冨田戦より。
池永君は居飛車正統派でサクッと昇級、新人王にもなりました。冨田君は四間飛車党で、受け将棋。西やんの張り手にたじろぐ場面もありますが、振り飛車党の一人として応援していきたいです。

出だしは相穴熊でした。先手の居飛車が7筋に飛を展開し、一歩交換、戦機を窺います。振り飛車は交換で得た歩を、なんと▽7一に打ち、「攻めて来い」とやりました。花村九段の匂いがします(笑)。実戦的というか、何というか(苦笑)。
これに対し、居飛車の対応がさらにすごい!何と穴熊を這い出して飛は下段、右玉(正確には玉は左辺)様の形になりました。結局仕掛けの機会を失った居飛車が、どちらの玉にも王手が掛からないままに投了となりましたが、変な将棋でした。皆さんはどのような感想を持たれるでしょうか?(>_<)
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次期会長候補へのお願い   投稿者: 大山命   投稿日: 2023/05/01(月) 09:28

異論は多々あると思いますが、私は羽生九段のタイトル百期は難しいと思います。普通に年間6割は勝てるでしょうが、タイトルを獲得するとか、その前の挑戦権獲得への瞬発力が失われている。A級を陥落したということはそういうことです。

永世七冠は、そういう自らの状況を良しとしないでしょう。私は引退もあると思います。トップとして三十年以上棋界を牽引してきたプライドがある。惨めなフェードアウトは選ばないと思いますね。これからは滅私奉公、棋界の発展のために力を尽くして頂きたい。

私が次期会長にやってもらいたいことの第一ですが、会館建て替えが一息ついてからで結構なので、女流棋界を一本化して頂きたい。詳しい説明を見つけられませんでしたが、直接的にはY会長との軋轢が分裂の原因らしい。そして、これは私見ですが、日本社会における女性蔑視の考えが棋界にも残っているのが要因と思われます。

仮に坊やが女性であったらこうまでフィーバーにつながったでしょうか。私は嫉妬や「女には負けたくない」と足を引っ張りたい人が続出していると思います。負けん気だけなら良いですが、昨年の編入試験を振り返っても、連盟の「女性に厳しい」対応は明らか。棋譜をもって周りを唸らせることができなくなったロートルを保護して意味があるんですか?

以上のような理由で、歪みをただし、できるだけ早く、女流棋界を一つに纏めて欲しい。そして、プロ棋士の女性に対する偏見を無くし、一刻も早い女性棋士の誕生の地ならしを進めて頂きたい。加えてチェス等の人脈を生かした将棋の国際化の展開も急務です。囲碁を見てて羨ましいのは、(成績はイマイチのようですが)「世界一を決められる」感動があることです。野球のWBCとはいかないかもしれませんが、将棋の裾野を広げる意味でも羽生(次期)会長への切実なお願いです。
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