ヘボも達成 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/24(日) 11:34
二十年前に将棋に本腰入れて取り組むことを決意?した際に、勝敗の記録を付けることを同時に始めました。木曜日に998勝を記録していたので、昨日というか今年度中に達成したいと思っていた1,000勝(平手・駒落ち込み)を記録できました。(^_^)
勿論、大山名人のように全ての「棋譜」を手帳に書き付けていた訳ではないので、信憑性はこれをお読みになっている皆さんの判断にお任せしますが、目標の一つとなっていたことは確かです。
佐々木慎七段のご指導を頂けるとのことで、いつもとは別の道場に出向きました。ここで1勝1敗の後、慎七段との飛車落ち戦。全然良いところがなかったですね。加えて情けなかったのが、昨年同様端攻めで負かされていること。進歩の見られないヘボでした。
次も駒落ち戦で今度は私が小学生相手に飛香を落として臨みます。途中ミスが出てヒヤリとしましたが、何とかモノにしました。千勝達成です!それでここは終わろうと思いましたが、最終局が結構重要な意味を持つかもしれないので、1,001勝目の内容を書いておきます。
その日最大の目標を達成できたのでホッとしていたところ、準席主?に「研修会参加の中学生と指しませんか?」と声を掛けられました。プロ棋士による指導対局とは異なり、毎度自分よりも50近くも年下の人間に駒を落とされるのは癪で堪りませんが、強くなるためには逃げる訳にいきません(笑)。ヘボはこのような状況で勝った試しがありませんが、「どこまで粘れるか」をテーマに臨みました。
マスク姿の研修生は中1でしたが、まだ小学生と言っても良いような華奢な少年でした。直前に戦った佐々木七段の指導が参考になりました。端攻めを食らったので早めに銀冠に組んで上部を厚くし、先に攻めて貰う方針です(勿論敵陣への味付けは必要ですが)。上手は攻撃陣は三間▽3四歩止め型(但し、飛は居ない)、木村美濃に組んできて、▽4五歩から開戦です。
我が玉頭周辺における戦いは複雑を極め、正直ヘボは半分は勘で対応していました。結果的に敵角を捕獲し、攻めが小駒のみになったので、切らすことができたように思います。反撃も決まり(ヒドい勘違いもありましたが)受けなしに追い込み終局。
ヘボに足元を掬われたのが余程ショックだったようで、言葉がなかなか継げない感想戦が終わると涙を流していました。キツい言い方ですが、駒落ち戦とは言えオヤジにやられるようでは(奨励会)受験は現実的でないですね。勿論初手合いでしたが、勢いが感じられませんでしたし、形勢判断が表情に現れていましたので。将棋は仕事を目指さず、楽しんで指していけば良いと思います。
さて、話を元に戻すと、昨日の時点で負け数は576。勝率は.635で、これは丸ちゃんよりも高いです(笑)。次の目標は対抗形振り飛車持ちで600勝(残り46勝)、振り飛車全体で800勝(残り77勝)などがあります。頑張ります! v(^_^)
勿論、大山名人のように全ての「棋譜」を手帳に書き付けていた訳ではないので、信憑性はこれをお読みになっている皆さんの判断にお任せしますが、目標の一つとなっていたことは確かです。
佐々木慎七段のご指導を頂けるとのことで、いつもとは別の道場に出向きました。ここで1勝1敗の後、慎七段との飛車落ち戦。全然良いところがなかったですね。加えて情けなかったのが、昨年同様端攻めで負かされていること。進歩の見られないヘボでした。
次も駒落ち戦で今度は私が小学生相手に飛香を落として臨みます。途中ミスが出てヒヤリとしましたが、何とかモノにしました。千勝達成です!それでここは終わろうと思いましたが、最終局が結構重要な意味を持つかもしれないので、1,001勝目の内容を書いておきます。
その日最大の目標を達成できたのでホッとしていたところ、準席主?に「研修会参加の中学生と指しませんか?」と声を掛けられました。プロ棋士による指導対局とは異なり、毎度自分よりも50近くも年下の人間に駒を落とされるのは癪で堪りませんが、強くなるためには逃げる訳にいきません(笑)。ヘボはこのような状況で勝った試しがありませんが、「どこまで粘れるか」をテーマに臨みました。
マスク姿の研修生は中1でしたが、まだ小学生と言っても良いような華奢な少年でした。直前に戦った佐々木七段の指導が参考になりました。端攻めを食らったので早めに銀冠に組んで上部を厚くし、先に攻めて貰う方針です(勿論敵陣への味付けは必要ですが)。上手は攻撃陣は三間▽3四歩止め型(但し、飛は居ない)、木村美濃に組んできて、▽4五歩から開戦です。
我が玉頭周辺における戦いは複雑を極め、正直ヘボは半分は勘で対応していました。結果的に敵角を捕獲し、攻めが小駒のみになったので、切らすことができたように思います。反撃も決まり(ヒドい勘違いもありましたが)受けなしに追い込み終局。
ヘボに足元を掬われたのが余程ショックだったようで、言葉がなかなか継げない感想戦が終わると涙を流していました。キツい言い方ですが、駒落ち戦とは言えオヤジにやられるようでは(奨励会)受験は現実的でないですね。勿論初手合いでしたが、勢いが感じられませんでしたし、形勢判断が表情に現れていましたので。将棋は仕事を目指さず、楽しんで指していけば良いと思います。
さて、話を元に戻すと、昨日の時点で負け数は576。勝率は.635で、これは丸ちゃんよりも高いです(笑)。次の目標は対抗形振り飛車持ちで600勝(残り46勝)、振り飛車全体で800勝(残り77勝)などがあります。頑張ります! v(^_^)
超速逆棒銀 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/22(金) 11:50
王位リーグの石井vs佐藤天彦戦を観ましょう。
昨日はこの他にも良い振り飛車棋譜があったので、私の棋力?気力?が許す限り紹介していきたいです。
本譜の天彦九段はダイレクト向飛車を採用しました。コメにもありましたが、振り飛車なら何でも試してみるという感じで、ヘボにとっても喜ばしい(笑)。ここから石井七段が(恐らく)油断していたことも手伝って、教科書の変化でしか見られない速攻逆棒銀が炸裂しました。2筋歩交換から▽2四→2五銀とガンガン行きます。気が付くと居飛車は2筋から飛を避難させるしかなくなり、駒をボロボロ取られていき、独り終盤戦はキツかった。アマ有段者同士(片方が失敗した)のような終局図となりました。(T_T)
石井七段にとっては落涙ものの将棋でした(あれ?昨日のヘボのようですね)。一方の天彦九段、「やる時はやるんだぜ」みたいな風で格好良かったです。益々振り飛車を極められんことをお祈り&応援しております。v(^_^)
昨日はこの他にも良い振り飛車棋譜があったので、私の棋力?気力?が許す限り紹介していきたいです。
本譜の天彦九段はダイレクト向飛車を採用しました。コメにもありましたが、振り飛車なら何でも試してみるという感じで、ヘボにとっても喜ばしい(笑)。ここから石井七段が(恐らく)油断していたことも手伝って、教科書の変化でしか見られない速攻逆棒銀が炸裂しました。2筋歩交換から▽2四→2五銀とガンガン行きます。気が付くと居飛車は2筋から飛を避難させるしかなくなり、駒をボロボロ取られていき、独り終盤戦はキツかった。アマ有段者同士(片方が失敗した)のような終局図となりました。(T_T)
石井七段にとっては落涙ものの将棋でした(あれ?昨日のヘボのようですね)。一方の天彦九段、「やる時はやるんだぜ」みたいな風で格好良かったです。益々振り飛車を極められんことをお祈り&応援しております。v(^_^)
まだまだ甘い 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/22(金) 09:33
昨日は、西日本の遠方から棋友が来ることが決まり、急遽?道場に出向きました。平日の様子も知りたいと思ったこともありますが。
13:00で、いつもよりも1時間遅い入場でしたが、指している人は土曜の半分以下。手合いを付けて頂くのにも時間がかかりましたが、落ち着いて指すことができました。
しかし!これとは矛盾するのですが、1局目にヒドい将棋を指してしまいました。(T_T) 格上でしたけど、開始40手で既に処置不能、粘る手も無し。ここまでにダメなのも6年振りくらいですかね。そう言えば前回の醜態も相振りでした。(相振りは)恐ろしいです。本当に。(>_<)
次の対局も左美濃からの急戦を受け損なって×。そこから3連勝して盛り返しましたが、最後は拙い寄せをして逆転負け。指し分けがやっとの、なかなか厳しい一日でした。
友人は私が道場を後にした18:00ピッタリに現れたので、約1年振りの対戦は叶いませんでしたが、近況報告に花が咲きました。桜は来週ですかね? (*o*) オチにならないオチで済みません。
13:00で、いつもよりも1時間遅い入場でしたが、指している人は土曜の半分以下。手合いを付けて頂くのにも時間がかかりましたが、落ち着いて指すことができました。
しかし!これとは矛盾するのですが、1局目にヒドい将棋を指してしまいました。(T_T) 格上でしたけど、開始40手で既に処置不能、粘る手も無し。ここまでにダメなのも6年振りくらいですかね。そう言えば前回の醜態も相振りでした。(相振りは)恐ろしいです。本当に。(>_<)
次の対局も左美濃からの急戦を受け損なって×。そこから3連勝して盛り返しましたが、最後は拙い寄せをして逆転負け。指し分けがやっとの、なかなか厳しい一日でした。
友人は私が道場を後にした18:00ピッタリに現れたので、約1年振りの対戦は叶いませんでしたが、近況報告に花が咲きました。桜は来週ですかね? (*o*) オチにならないオチで済みません。
金星相当! 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/20(水) 20:31
新人王戦で(勝った方には失礼ですが)番狂わせが起こりました。
山根vs小山怜央戦を速報で?お伝えします。
先手山根四間飛車、後手小山の居飛穴で始まりました。
序盤、居飛車は早めに▽7四歩を突き、急戦を匂わせましたが、振り飛車は普通に美濃に組み、最近余り見られなくなった6筋位取り(▲6六銀型)を採用しました。高美濃に組み替え、39手目には▲5五歩と開戦!更にここで▲5七銀と引いて角道を通した手が柔軟でした。歩交換で▲5五角と飛び出して敵飛に当てることで自然に▲5六銀の好形を作り、早くも振り飛車十分の分かれとなりました。
振り飛車の指し手は冴えまくります。相手の駒を押し込んだ後、狙い澄ました端攻めを敢行。穴から敵玉を引きずり出しました。以降の指し手も決して焦らず、手厚いので居飛車は暴れることすらままなりません。ミスなく最後は即詰みに切って落としました。いや、天晴れです。(^_^) 正直、ヘボはあまり山根さんの振り飛車を評価していなかったのですが、ノーミスなら男性棋士をも倒してしまうまで実力が上がっていると言うことなのですね。
これは旦那さん(本田六段)の助言も大きかったのではないでしょうか?この勢いが続くのなら、ひょっとするかもしれませんよ?
小山四段は普通の強い棋士になってしまいましたね。「アマ最強」から立場が変わり、対戦相手は妙なプレッシャーを感じずに対戦できているためだと思います。これからが肝腎です。
山根vs小山怜央戦を速報で?お伝えします。
先手山根四間飛車、後手小山の居飛穴で始まりました。
序盤、居飛車は早めに▽7四歩を突き、急戦を匂わせましたが、振り飛車は普通に美濃に組み、最近余り見られなくなった6筋位取り(▲6六銀型)を採用しました。高美濃に組み替え、39手目には▲5五歩と開戦!更にここで▲5七銀と引いて角道を通した手が柔軟でした。歩交換で▲5五角と飛び出して敵飛に当てることで自然に▲5六銀の好形を作り、早くも振り飛車十分の分かれとなりました。
振り飛車の指し手は冴えまくります。相手の駒を押し込んだ後、狙い澄ました端攻めを敢行。穴から敵玉を引きずり出しました。以降の指し手も決して焦らず、手厚いので居飛車は暴れることすらままなりません。ミスなく最後は即詰みに切って落としました。いや、天晴れです。(^_^) 正直、ヘボはあまり山根さんの振り飛車を評価していなかったのですが、ノーミスなら男性棋士をも倒してしまうまで実力が上がっていると言うことなのですね。
これは旦那さん(本田六段)の助言も大きかったのではないでしょうか?この勢いが続くのなら、ひょっとするかもしれませんよ?
小山四段は普通の強い棋士になってしまいましたね。「アマ最強」から立場が変わり、対戦相手は妙なプレッシャーを感じずに対戦できているためだと思います。これからが肝腎です。
八冠のご両親?の慧眼 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/20(水) 16:16
皮肉を込めて、ということで(笑)。
いやあ、YouTubeの○ユム氏の番組、覗いてきましたけど、250件余りのコメの殆どが「石田の神経を疑う」という内容でした。この板で前から触れていますが、石田九段はお人好しなのか空気を読めない性格なのか、あるいはその両方なのか解りませんが、「対局中に対戦相手が席を立つと、相手の席に座って考える癖があった」などという逸話から、ヘボは「このような人は傍から見ている分には面白いが、絶対関係を持ちたくない、加藤一二三の亜種」だと思いました。
恐らく、八冠がプロ入り時の弟子入りの際に師匠を石田九段以外の人に決めた理由が分かろうというものです。いや、問題が無ければ同郷(愛知県)出身の石田九段のお世話になることは極自然な流れなのですよ。他にも(現在の石田九段は)関東在住であるとか何とか無難な言い訳はできそうですが、八冠の周りが杉本八段に弟子入りさせたという事実は勝負を決する光速の寄せであったとヘボは邪推しています。(>_<) 勇気君やタカミーは災難ですね。ヒフミンに倣って転籍する??
いやあ、YouTubeの○ユム氏の番組、覗いてきましたけど、250件余りのコメの殆どが「石田の神経を疑う」という内容でした。この板で前から触れていますが、石田九段はお人好しなのか空気を読めない性格なのか、あるいはその両方なのか解りませんが、「対局中に対戦相手が席を立つと、相手の席に座って考える癖があった」などという逸話から、ヘボは「このような人は傍から見ている分には面白いが、絶対関係を持ちたくない、加藤一二三の亜種」だと思いました。
恐らく、八冠がプロ入り時の弟子入りの際に師匠を石田九段以外の人に決めた理由が分かろうというものです。いや、問題が無ければ同郷(愛知県)出身の石田九段のお世話になることは極自然な流れなのですよ。他にも(現在の石田九段は)関東在住であるとか何とか無難な言い訳はできそうですが、八冠の周りが杉本八段に弟子入りさせたという事実は勝負を決する光速の寄せであったとヘボは邪推しています。(>_<) 勇気君やタカミーは災難ですね。ヒフミンに倣って転籍する??
システム健在なり 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/20(水) 15:45
ネット記事か何かで「(聡太)八冠が藤井システムを考案した」が目に入りました。まあ、ネタのつもりか何か知りませんが、藤井猛九段を馬鹿にしていますね。鰻屋のウナギは調理人が変わっても美味でっせ、というお話です。
王将戦予選、杉本昌隆vs森本戦を観ていきます。
いきなりですが、杉本八段は力が落ちましたね。もう弟子に代わって講演や本を書けば生活は左団扇なのかもしれませんが、かつての四間飛車党としての活躍を知る者としては寂しいですね。最近は相振りはまずやらないし、振っても当時のキレは全く影を潜めています。森本君は星を戻してきましたが、課題の終盤はどうなっているでしょうか?譜を追いながら検証していきましょう。
先手杉本は居飛車、後手森本の四間飛車で始まりました。杉本八段は八割位は居飛穴の印象。本局も用心深く▲7八金と締まりながら▲9九玉と潜って安心したいところ。
しかし、かりそめの平和はあっさり破られました。間合いを計っていた森本君は端の突き捨てから単騎の▽8五桂跳びで敵玉頭にいきなり襲いかかりました。「角筋は止め難し」の格言?通り、▽6五歩が当然とは言え厳しい一着。端で桂交換した後の▽5四から▽6五銀の進出が攻めを切らさない進軍でした。更なる▽7六銀の前進に▲9八玉の後退(少しでも銀から遠ざかりたいという気持ちは分かりますが)が痛いミスでした。振り飛車が直後に打った▽7四桂が次の跳躍(▽8六桂)で王手になるからです。それでも玉の周りに駒を埋めて持ち堪えたかに見えました。
攻撃の第二弾は4筋からでした。ウッカリ▲5六銀と立った手が拙く、と金を作られてしまいます。マムシを消去すべく歩の連打でしたが、手に乗った振り飛車の角の活用が秀逸でした。すなわち▽4四→5五→6四→8六と転戦し、8筋で敵角との交換を果たします(先ほど打った桂の紐が付いている)。後は玉頭周辺の攻防を丁寧にまとめていき、遊んでいた飛が竜に出世しゴールに漕ぎ着けました。まだ1局ですから判りませんが、この調子なら大丈夫です。
本局は藤井システムの快勝譜と言っても良いと思います。次は本家本元の活躍をこの目で見たいですね!(^_^)
王将戦予選、杉本昌隆vs森本戦を観ていきます。
いきなりですが、杉本八段は力が落ちましたね。もう弟子に代わって講演や本を書けば生活は左団扇なのかもしれませんが、かつての四間飛車党としての活躍を知る者としては寂しいですね。最近は相振りはまずやらないし、振っても当時のキレは全く影を潜めています。森本君は星を戻してきましたが、課題の終盤はどうなっているでしょうか?譜を追いながら検証していきましょう。
先手杉本は居飛車、後手森本の四間飛車で始まりました。杉本八段は八割位は居飛穴の印象。本局も用心深く▲7八金と締まりながら▲9九玉と潜って安心したいところ。
しかし、かりそめの平和はあっさり破られました。間合いを計っていた森本君は端の突き捨てから単騎の▽8五桂跳びで敵玉頭にいきなり襲いかかりました。「角筋は止め難し」の格言?通り、▽6五歩が当然とは言え厳しい一着。端で桂交換した後の▽5四から▽6五銀の進出が攻めを切らさない進軍でした。更なる▽7六銀の前進に▲9八玉の後退(少しでも銀から遠ざかりたいという気持ちは分かりますが)が痛いミスでした。振り飛車が直後に打った▽7四桂が次の跳躍(▽8六桂)で王手になるからです。それでも玉の周りに駒を埋めて持ち堪えたかに見えました。
攻撃の第二弾は4筋からでした。ウッカリ▲5六銀と立った手が拙く、と金を作られてしまいます。マムシを消去すべく歩の連打でしたが、手に乗った振り飛車の角の活用が秀逸でした。すなわち▽4四→5五→6四→8六と転戦し、8筋で敵角との交換を果たします(先ほど打った桂の紐が付いている)。後は玉頭周辺の攻防を丁寧にまとめていき、遊んでいた飛が竜に出世しゴールに漕ぎ着けました。まだ1局ですから判りませんが、この調子なら大丈夫です。
本局は藤井システムの快勝譜と言っても良いと思います。次は本家本元の活躍をこの目で見たいですね!(^_^)
石田九段のこと 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/17(日) 14:47
勿論、将棋の石田和雄九段のことです。ヘボが知っているくらいだから、将棋ファンは皆知っていることでしょうが、前から自分の弟子でもない棋士の全力応援は拙いな、と思っていました。少し耄碌しているようなので、周りが気を付けてあげなくてはいけないのかもしれませんね。今回は初犯なので、会長からの口頭注意くらいですかね。
三間飛車強化期間? 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/17(日) 09:14
昨日も先週に引き続き道場でした。
ここ1年ほどの間に、穴熊がヘボに合った戦法であることが判っただけでも収穫ですが、次に「最初に振る筋が良いのはどこか」明らかにしていきたい。もう一つ、序盤の駒組みの中で「穴熊を捨てた方が良い場合は存在するのか」も重大な検討材料に上がっています(笑)。「振り飛車で勝て」は尊敬する大山名人の著作の一つです。「振り飛車で勝つ」がヘボの最大のテーマ。勝たなければ意味が無い。自分にとっての将棋はそのような位置づけです。
さて、四間→中と試してきたので、次は三間です(向飛車も指すかどうかは未定)。6局全て最初は三間(七間)に振ったのですが、2局は相振り、しかもヘボは相振りの三間は不得手です。結果、対抗形は2勝2敗、相振り2勝でした。先々週辺りから「角交換も結構戦える」ということが判っただけでも収穫でした。あと20局は見極めに必要です。(>_<)
ここ1年ほどの間に、穴熊がヘボに合った戦法であることが判っただけでも収穫ですが、次に「最初に振る筋が良いのはどこか」明らかにしていきたい。もう一つ、序盤の駒組みの中で「穴熊を捨てた方が良い場合は存在するのか」も重大な検討材料に上がっています(笑)。「振り飛車で勝て」は尊敬する大山名人の著作の一つです。「振り飛車で勝つ」がヘボの最大のテーマ。勝たなければ意味が無い。自分にとっての将棋はそのような位置づけです。
さて、四間→中と試してきたので、次は三間です(向飛車も指すかどうかは未定)。6局全て最初は三間(七間)に振ったのですが、2局は相振り、しかもヘボは相振りの三間は不得手です。結果、対抗形は2勝2敗、相振り2勝でした。先々週辺りから「角交換も結構戦える」ということが判っただけでも収穫でした。あと20局は見極めに必要です。(>_<)
青野九段お疲れ様でした。m(_ _)m 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/15(金) 10:52
順位戦最終局、青野vs安用寺戦を観ていきましょう。
現役最高齢(71歳)の青野九段、若い時から知っていますが、何と言っても「鷺宮定跡」ですね!ヘボは急戦を受ける側になりますが、指し手の重みが持久戦とは桁違いで、成功すれば快勝となりますが失敗すれば即転落という厳しい将棋になります。急戦で来る人は当然定跡の分岐を丁寧に勉強している訳で、大雑把なヘボは極力定跡形に嵌まらないように腐心しています。(>_<)
青野九段の強さは順位戦の成績に表れています。A級通算11期は素晴らしい。ここ数年は世代交代?が進み、各クラスで人の入れ替わりが激しくなっています。ヘボはタイトルに出ようが、竜王戦を勝ち上がろうが(勿論これらも立派な実力の証になりますが)B1を勝ち抜いて八段になった人が最強だと思っています。その点、A級に10期以上も在籍していた九段の(全盛期の)強さは並大抵ではありません。
さて、青野先手で急戦模様、後手安用寺が注文を付けて角道オープンの四間飛車の戦いになりました。ヘボが勝手に感じている青野急戦の特徴は「攻め潰すタイプ」ですか。急戦はそれが当然と捉えるのが自然なようですが、一方で「ポイントを稼いで押さえ込むことこそ急戦の本質」いう考え方もあって、少し前の受け師(木村一基九段)の将棋はこちらに該当するような気がします。
居飛車は一手金を▲6八に上がり腹巻きをし、袖飛車に構えて3、4筋を中心に攻め立てます。振り飛車側が(居飛車の攻めを)引きつけすぎて失敗した事もあって、形勢は青野持ち。ところが先ほど触れた棋風のせいか、捌き合って馬・竜をそれぞれ作り合った辺りから怪しくなってきます。標的だった角に▽1五から▽5九への侵入を許した時点では(ヘボの見立てですが)完全に振り飛車の流れとなりました。
終盤では振り飛車側にもミスが出て居飛車の勝ち筋もあったようですが、▲7八角と竜を追わずに、▲4三馬と迫った手が最後の逸機でした。最後は振り飛車が一間竜に敵玉を仕留め、終局となりました。
本譜は青野九段の順位戦最終局にもなりましたが、将棋が若いですよね(勿論良い意味で)。好機には迷わず畳みかける。負けはしましたが、ご自分の棋風に殉じて終われたことは満足だったのではないかと推察します。(_ _)
現役最高齢(71歳)の青野九段、若い時から知っていますが、何と言っても「鷺宮定跡」ですね!ヘボは急戦を受ける側になりますが、指し手の重みが持久戦とは桁違いで、成功すれば快勝となりますが失敗すれば即転落という厳しい将棋になります。急戦で来る人は当然定跡の分岐を丁寧に勉強している訳で、大雑把なヘボは極力定跡形に嵌まらないように腐心しています。(>_<)
青野九段の強さは順位戦の成績に表れています。A級通算11期は素晴らしい。ここ数年は世代交代?が進み、各クラスで人の入れ替わりが激しくなっています。ヘボはタイトルに出ようが、竜王戦を勝ち上がろうが(勿論これらも立派な実力の証になりますが)B1を勝ち抜いて八段になった人が最強だと思っています。その点、A級に10期以上も在籍していた九段の(全盛期の)強さは並大抵ではありません。
さて、青野先手で急戦模様、後手安用寺が注文を付けて角道オープンの四間飛車の戦いになりました。ヘボが勝手に感じている青野急戦の特徴は「攻め潰すタイプ」ですか。急戦はそれが当然と捉えるのが自然なようですが、一方で「ポイントを稼いで押さえ込むことこそ急戦の本質」いう考え方もあって、少し前の受け師(木村一基九段)の将棋はこちらに該当するような気がします。
居飛車は一手金を▲6八に上がり腹巻きをし、袖飛車に構えて3、4筋を中心に攻め立てます。振り飛車側が(居飛車の攻めを)引きつけすぎて失敗した事もあって、形勢は青野持ち。ところが先ほど触れた棋風のせいか、捌き合って馬・竜をそれぞれ作り合った辺りから怪しくなってきます。標的だった角に▽1五から▽5九への侵入を許した時点では(ヘボの見立てですが)完全に振り飛車の流れとなりました。
終盤では振り飛車側にもミスが出て居飛車の勝ち筋もあったようですが、▲7八角と竜を追わずに、▲4三馬と迫った手が最後の逸機でした。最後は振り飛車が一間竜に敵玉を仕留め、終局となりました。
本譜は青野九段の順位戦最終局にもなりましたが、将棋が若いですよね(勿論良い意味で)。好機には迷わず畳みかける。負けはしましたが、ご自分の棋風に殉じて終われたことは満足だったのではないかと推察します。(_ _)
やり過ぎ王? 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/14(木) 06:29
古森五段はヘボ期待の若手振り飛車党員の一人ですが、今期も今ひとつでしたかね。(>_<) NHK杯を2つ3つ勝っているし、力は付いてきていると思うのですが(ファンの欲目?)。ご本人も自らの欠点(美点にもなるかも)についてお解りのようで「ついやり過ぎてしまう」と仰っています。それが何を意味するか、将棋を観ていきましょう。
少し前になりますが、竜王戦、中川アマとの一戦です。
中川氏もプロとの対戦成績が14勝14敗ですから、決して侮れません。ヘボは小学生に散々痛めつけられているので、格下(棋力だけではなく)との戦いは気持ち的に嫌です。格上は「負けて元々」で当たれますからね。古森君はどうですかね?
先手古森が駆け引きの末のダイレクト向飛車、後手中川は手堅く銀冠を目指しました。ここからの振り飛車の指し手は実に積極的。一目散に自玉を美濃に収めると、7筋の位を取り逆棒銀、▲8六歩から▲8五歩と仕掛けていきます。ヘボもこういう展開は好きで、世の多くの将棋指しはきっと攻めるのが好きで攻められるのは嫌いだと信じています。
振り飛車は攻撃の手を緩めず、あっという間に8筋を突破、竜ができました。こう書くと居飛車は何もしていないかのようですが、準備が遅れ、既に「倒れている」状態であったのでしょう。自陣角から防戦一方になり、所謂「筋に入った」攻めに飲み込まれた感じでした。勝敗は75手で決着。定跡書に嘘は書いていないようです。古森君はプロの誇りを守りました。(^_^)
反対に、このような勝ち方をしてしまうと、「ついやり過ぎてしまう」気持ちも何となく理解できそうです。ヘボも「隙あり!」と見立てた突貫が惨めな切れ将棋に終わったことが何と多いことか。でもチャンスはそう簡単に訪れるものではないので、常に盤面全体を観ることを心掛けたいものです。(-_-)
少し前になりますが、竜王戦、中川アマとの一戦です。
中川氏もプロとの対戦成績が14勝14敗ですから、決して侮れません。ヘボは小学生に散々痛めつけられているので、格下(棋力だけではなく)との戦いは気持ち的に嫌です。格上は「負けて元々」で当たれますからね。古森君はどうですかね?
先手古森が駆け引きの末のダイレクト向飛車、後手中川は手堅く銀冠を目指しました。ここからの振り飛車の指し手は実に積極的。一目散に自玉を美濃に収めると、7筋の位を取り逆棒銀、▲8六歩から▲8五歩と仕掛けていきます。ヘボもこういう展開は好きで、世の多くの将棋指しはきっと攻めるのが好きで攻められるのは嫌いだと信じています。
振り飛車は攻撃の手を緩めず、あっという間に8筋を突破、竜ができました。こう書くと居飛車は何もしていないかのようですが、準備が遅れ、既に「倒れている」状態であったのでしょう。自陣角から防戦一方になり、所謂「筋に入った」攻めに飲み込まれた感じでした。勝敗は75手で決着。定跡書に嘘は書いていないようです。古森君はプロの誇りを守りました。(^_^)
反対に、このような勝ち方をしてしまうと、「ついやり過ぎてしまう」気持ちも何となく理解できそうです。ヘボも「隙あり!」と見立てた突貫が惨めな切れ将棋に終わったことが何と多いことか。でもチャンスはそう簡単に訪れるものではないので、常に盤面全体を観ることを心掛けたいものです。(-_-)
雑話その2 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/10(日) 21:26
前話の続きです。
将棋を指しに来ているので、どんな人と当たるかは最重要な問題でしょう。対局を付けて頂く間、大体ヘボは他人の将棋を観ているのですが、たまたまその後、観ていた対局者のどちらかに当てられることがあります。そういう時は少し気分が良いですね。少なくとも居飛車or振り飛車のどちらで来るか見当が付いているから(大会で相手にそれをやられると、同じ意味で最悪ですが)。まあ、4回5回と当たるようになると意味は薄れますが。
ここで度々、小学生に関して色々厳しいことを書きましたが、感想戦を端折る人は大人にもいます。但し、大きな道場では次々に対戦を組まねばならず、さっさと結果を報告してくれる方が、運営側にとっては有難いかもしれませんね。困った人と言えば、ヘボはいかさまをされたことがあります。相手の馬の位置が一路ずれているんですよね。最初はヘボの見間違いかと思いましたが、そいつは最初からいかさまする気で、駒の配置もマス目にキチンと収まっていなかった。後で、ヘボが運営に直訴して来なくなりましたけどね。
強い人ほどポイントを押さえた良い感想戦をやってくれると思いますね。勝者の余裕というか(笑)。ヘボは指し手をあんまり覚えていないので、いい加減な感想しか語れませんが、もっと強くなって建設的な感想戦をやりたいものです。
将棋を指しに来ているので、どんな人と当たるかは最重要な問題でしょう。対局を付けて頂く間、大体ヘボは他人の将棋を観ているのですが、たまたまその後、観ていた対局者のどちらかに当てられることがあります。そういう時は少し気分が良いですね。少なくとも居飛車or振り飛車のどちらで来るか見当が付いているから(大会で相手にそれをやられると、同じ意味で最悪ですが)。まあ、4回5回と当たるようになると意味は薄れますが。
ここで度々、小学生に関して色々厳しいことを書きましたが、感想戦を端折る人は大人にもいます。但し、大きな道場では次々に対戦を組まねばならず、さっさと結果を報告してくれる方が、運営側にとっては有難いかもしれませんね。困った人と言えば、ヘボはいかさまをされたことがあります。相手の馬の位置が一路ずれているんですよね。最初はヘボの見間違いかと思いましたが、そいつは最初からいかさまする気で、駒の配置もマス目にキチンと収まっていなかった。後で、ヘボが運営に直訴して来なくなりましたけどね。
強い人ほどポイントを押さえた良い感想戦をやってくれると思いますね。勝者の余裕というか(笑)。ヘボは指し手をあんまり覚えていないので、いい加減な感想しか語れませんが、もっと強くなって建設的な感想戦をやりたいものです。
道場雑話 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/10(日) 10:58
「お前の話はどれもいつも雑だろう」という突っ込みは甘んじて受けますけど、まあ、お時間の許す限りでお付き合い下さい。 (^^;
一口に将棋道場と言っても、色々あります。最近は将棋を対面で指さない人の方が下手すると多いかもしれません。先にも書きましたが、道場が経営の面で厳しくなり、首都圏の範囲で挙げれば、新宿や八王子のような大きな所も潰れています。聡太ブームを真の将棋ブームに繋げるためにも連盟は好機を逃さずに対処して頂きたいものです。
今から二十年前に北海道の美瑛に引っ越して、初めて道場で指してみたいと思い何をしたかと言うと、ヘボは電話帳を捲りました。「囲碁・将棋」の欄があって、幸い2件の番号が載っていて、後に無事両方とも利用できました。ただ、自分も弱かったですが、来る人は強くなかったので、直ぐ飽きてしまいました。ほぼ同時期に知った「中飛車研究所」を観たり、「週刊将棋」や「将棋世界」等を読んで、大袈裟ではありますが、焦燥感を紛らわせていたものです。今ほどネット将棋は盛んでは無かったですし、やろうという気にもなりませんでした。ヘボの中では「異種格闘技」と捉えていますしね。
幸い翌年、函館に引っ越せました。この地は将棋が盛んで、二上達也、佐藤大五郎、北村昌男といった往年の名棋士を産んでいます。道場も3つあって、ヘボは全てに足を踏み入れました。その内の一つは席主が優しい方で80局ほど相手をして頂きました。函館にいる間に初めて全道大会にも出場し、2つ勝てました。振り返るとこの時代がヘボの将棋の下地を作ったように思います(エラそうに)。
運営の話になりますが、席料。道内では札幌では1,000円、その外では500円が基本料金でした。東京に戻ってきて1,000~1,500円になり、物価の違いなんですかね。但し、小学生は別料金で動いているようです。また将棋連盟の支部では3,000円ほどの年会費を別に払った道場もありました。大会参加等で便宜が図られているようです。
時計。チェスクロックですが、かつてNHK杯等で見られた針のアナログ時計は殆どお目にかからなくなりました。道場によって、また指している人の(道場内の)立ち位置によって、使う場合と持ち時間無制限になる場合があります(例えば道場内でトーナメント大会を行っている場合)。ヘボは(普段は)時計がない方が自分のためには良いのかな、と思っています。
一口に将棋道場と言っても、色々あります。最近は将棋を対面で指さない人の方が下手すると多いかもしれません。先にも書きましたが、道場が経営の面で厳しくなり、首都圏の範囲で挙げれば、新宿や八王子のような大きな所も潰れています。聡太ブームを真の将棋ブームに繋げるためにも連盟は好機を逃さずに対処して頂きたいものです。
今から二十年前に北海道の美瑛に引っ越して、初めて道場で指してみたいと思い何をしたかと言うと、ヘボは電話帳を捲りました。「囲碁・将棋」の欄があって、幸い2件の番号が載っていて、後に無事両方とも利用できました。ただ、自分も弱かったですが、来る人は強くなかったので、直ぐ飽きてしまいました。ほぼ同時期に知った「中飛車研究所」を観たり、「週刊将棋」や「将棋世界」等を読んで、大袈裟ではありますが、焦燥感を紛らわせていたものです。今ほどネット将棋は盛んでは無かったですし、やろうという気にもなりませんでした。ヘボの中では「異種格闘技」と捉えていますしね。
幸い翌年、函館に引っ越せました。この地は将棋が盛んで、二上達也、佐藤大五郎、北村昌男といった往年の名棋士を産んでいます。道場も3つあって、ヘボは全てに足を踏み入れました。その内の一つは席主が優しい方で80局ほど相手をして頂きました。函館にいる間に初めて全道大会にも出場し、2つ勝てました。振り返るとこの時代がヘボの将棋の下地を作ったように思います(エラそうに)。
運営の話になりますが、席料。道内では札幌では1,000円、その外では500円が基本料金でした。東京に戻ってきて1,000~1,500円になり、物価の違いなんですかね。但し、小学生は別料金で動いているようです。また将棋連盟の支部では3,000円ほどの年会費を別に払った道場もありました。大会参加等で便宜が図られているようです。
時計。チェスクロックですが、かつてNHK杯等で見られた針のアナログ時計は殆どお目にかからなくなりました。道場によって、また指している人の(道場内の)立ち位置によって、使う場合と持ち時間無制限になる場合があります(例えば道場内でトーナメント大会を行っている場合)。ヘボは(普段は)時計がない方が自分のためには良いのかな、と思っています。
晴れのち土砂降り(T_T) 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/09(土) 19:11
表題通りです(苦笑)。
出だし3連勝でしたが、後半4連敗。元々結構連勝&連敗を繰り返すタイプなのですが、今日は甚だ味の悪い終わり方をしました。
敗因はですね、始めの方の結果が妙に良かったこともありますけど、じっくり考えられなかったことに尽きますね。先週は6局戦いましたが、今日よりも遅い時間に帰宅しました。負けた将棋も含めて、自分なりの結論を出してから次の手を指せたのですが、今日は「えい、これでどうだ」でした。来週は(行けたら、の話ですが)そこにまず注意をしたい。 (-_-)
出だし3連勝でしたが、後半4連敗。元々結構連勝&連敗を繰り返すタイプなのですが、今日は甚だ味の悪い終わり方をしました。
敗因はですね、始めの方の結果が妙に良かったこともありますけど、じっくり考えられなかったことに尽きますね。先週は6局戦いましたが、今日よりも遅い時間に帰宅しました。負けた将棋も含めて、自分なりの結論を出してから次の手を指せたのですが、今日は「えい、これでどうだ」でした。来週は(行けたら、の話ですが)そこにまず注意をしたい。 (-_-)
ついウッカリ?! 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/07(木) 20:19
ヘボのことではありませんよ(笑)。強いプロもやらかすことがあるというお話です。B2順位戦、深浦vs佐々木慎戦を観ていきましょう。
深浦九段はタイトル3期獲得、聡太&羽生キラー、佐々木大地七段の師匠としても知られています。粘り強く、相手にもたれて指すことが上手く、容易に土俵を割りません。対する慎七段は特に受けの強い振り飛車党で、棋風に共通点があるような気がします。
先手深浦の居飛穴、後手佐々木の三間で始まりました。途中、▽5四銀と出て▲6六を歩で受けるのか銀なのかを打診するのが定跡。どちらもありますが、少し前は銀が多く、最近は歩が見直されているようです。本譜の居飛車は銀で対応しました。
さらに駒組は進み、振り飛車は3筋の位を取り、歩交換を達成。ここで「事件」が起きました。振り飛車の動きに乗じて居飛車が2筋の歩交換を試みたのですが、その前に敵飛を▲3七歩と打って追い払わなかったので、▽2七歩と飛頭を叩かれてしまったのです。取れば▽2六歩です。やむなく▲5一角成ですが、飛をボロっと取られてしまい駒損確定となりました。
この後は振り飛車の冷静な隙の無い指し回しの前に、挽回のチャンスはついに巡ってきませんでした。確か深浦九段は昇級争いに絡んでいたと思います。相手の歩の数を勘違いしていたのでしょうか?痛恨の失着でした。「以て他山の石」ですね。 (-_-)
深浦九段はタイトル3期獲得、聡太&羽生キラー、佐々木大地七段の師匠としても知られています。粘り強く、相手にもたれて指すことが上手く、容易に土俵を割りません。対する慎七段は特に受けの強い振り飛車党で、棋風に共通点があるような気がします。
先手深浦の居飛穴、後手佐々木の三間で始まりました。途中、▽5四銀と出て▲6六を歩で受けるのか銀なのかを打診するのが定跡。どちらもありますが、少し前は銀が多く、最近は歩が見直されているようです。本譜の居飛車は銀で対応しました。
さらに駒組は進み、振り飛車は3筋の位を取り、歩交換を達成。ここで「事件」が起きました。振り飛車の動きに乗じて居飛車が2筋の歩交換を試みたのですが、その前に敵飛を▲3七歩と打って追い払わなかったので、▽2七歩と飛頭を叩かれてしまったのです。取れば▽2六歩です。やむなく▲5一角成ですが、飛をボロっと取られてしまい駒損確定となりました。
この後は振り飛車の冷静な隙の無い指し回しの前に、挽回のチャンスはついに巡ってきませんでした。確か深浦九段は昇級争いに絡んでいたと思います。相手の歩の数を勘違いしていたのでしょうか?痛恨の失着でした。「以て他山の石」ですね。 (-_-)
人間同士の戦い 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/07(木) 12:40
B2も昨晩、全日程が終了したようです。勿論心配は久保師匠のことでした。(T_T) 不調であることは認識していましたが、降級点候補に挙がっていたことを知って、ショックでした。調子が云々以前に加齢による衰えもきているのかもしれません。
さて、相手は村山七段、なかなかの強敵で、事実対戦成績は負け越していました。先手村山の居飛穴模様に対し、後手久保はミレニアムを匂わす駒組みです。さらに強引に穴熊に潜った居飛車に対し、半ば開き直りのような速攻を仕掛けました。玉を▽6二に留め置き、自分から角交換し、ガラ空きの4筋に突進です。
以前、佐々木慎七段に久保将棋の感想を伺った折、「あまりに実戦的」という言葉が即座に返ってきました。本譜はその表現そのままの指し回しでした。歩交換後、▲5六と7六の歩をパクパクやり、歩越しの▽7五に留まります。お役御免になった飛は(恐らく狙い通り)敵角との交換になるのでした。
居飛車も手をこまねいていられません。反撃は▲7三桂の放り込みから▲4一飛の馬・金両取り。にっくき馬を消去して一段落...しませんでした。間髪を入れず急所の端攻めが直撃し、穴熊は見る影も無くなりました。この後、ソフトの評価上は悪手の連続でしたが、攻守が入れ替わり振り飛車は自陣を捨て、王様の単独逃避に託します。この方針が良かったようで、結果、振り飛車玉は▽4七の敵陣内で「あがり」となり大勢が決した将棋でした。
まあ、ネットからボロクソにこき下ろしている連中はソフトの評価値しか見ていないんですね。恐らくは一分将棋の中、秒を読まれながら手を繋いでいく厳しさを解って欲しいですよね。
人間は完璧な存在ではありません。だからこそ、死力を尽くした戦いが感動を呼ぶのです。
さて、相手は村山七段、なかなかの強敵で、事実対戦成績は負け越していました。先手村山の居飛穴模様に対し、後手久保はミレニアムを匂わす駒組みです。さらに強引に穴熊に潜った居飛車に対し、半ば開き直りのような速攻を仕掛けました。玉を▽6二に留め置き、自分から角交換し、ガラ空きの4筋に突進です。
以前、佐々木慎七段に久保将棋の感想を伺った折、「あまりに実戦的」という言葉が即座に返ってきました。本譜はその表現そのままの指し回しでした。歩交換後、▲5六と7六の歩をパクパクやり、歩越しの▽7五に留まります。お役御免になった飛は(恐らく狙い通り)敵角との交換になるのでした。
居飛車も手をこまねいていられません。反撃は▲7三桂の放り込みから▲4一飛の馬・金両取り。にっくき馬を消去して一段落...しませんでした。間髪を入れず急所の端攻めが直撃し、穴熊は見る影も無くなりました。この後、ソフトの評価上は悪手の連続でしたが、攻守が入れ替わり振り飛車は自陣を捨て、王様の単独逃避に託します。この方針が良かったようで、結果、振り飛車玉は▽4七の敵陣内で「あがり」となり大勢が決した将棋でした。
まあ、ネットからボロクソにこき下ろしている連中はソフトの評価値しか見ていないんですね。恐らくは一分将棋の中、秒を読まれながら手を繋いでいく厳しさを解って欲しいですよね。
人間は完璧な存在ではありません。だからこそ、死力を尽くした戦いが感動を呼ぶのです。
快勝! 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/06(水) 21:29
C1順位戦、斎藤明日斗vs佐藤和俊戦を観ましょう。
ついこの間、斎藤君の将棋を紹介したばかりですが、残念ながら本局は切られ役です。(>_<) 対する和俊七段は最近冴えません。(T_T) いつの間にか「三間藤井システムの佐藤」から「雁木の佐藤」になっていて、ヘボもですが、振り飛車党員から抗議の声が上がっていました。今では振り飛車の「佐藤」は「天彦九段」か前会長のことを指すようになってしまいました(私見です)。
さて、先手斎藤の金無双急戦に佐藤は久し振りの三間で対抗しました。居飛車は角頭に狙いを付け仕掛けますが、振り飛車の対応がバッチリで攻めあぐねます。ここで▲4七金と上がった手がどうだったか?この種の手は勝てば「力強い金上がり」と賞賛されますが、振り飛車党にはまず指せない手。少なくともヘボは最も最後に読む手になります。重い。振り飛車は玉頭銀を追い払い手順に角の右辺転換を実現させ好調です。更に飛を敵角と差し違え、玉のコビンを衝いた▽6六歩が決め手級の手。以下幾ばくも無く寄せ切りました。流れるような爽快な攻めでしたね。(^_^)
残りの対局の有無は知りませんが、二人とも来期の活躍をお祈りしております。少し早いですが、お疲れ様でした。m(_ _)m
ついこの間、斎藤君の将棋を紹介したばかりですが、残念ながら本局は切られ役です。(>_<) 対する和俊七段は最近冴えません。(T_T) いつの間にか「三間藤井システムの佐藤」から「雁木の佐藤」になっていて、ヘボもですが、振り飛車党員から抗議の声が上がっていました。今では振り飛車の「佐藤」は「天彦九段」か前会長のことを指すようになってしまいました(私見です)。
さて、先手斎藤の金無双急戦に佐藤は久し振りの三間で対抗しました。居飛車は角頭に狙いを付け仕掛けますが、振り飛車の対応がバッチリで攻めあぐねます。ここで▲4七金と上がった手がどうだったか?この種の手は勝てば「力強い金上がり」と賞賛されますが、振り飛車党にはまず指せない手。少なくともヘボは最も最後に読む手になります。重い。振り飛車は玉頭銀を追い払い手順に角の右辺転換を実現させ好調です。更に飛を敵角と差し違え、玉のコビンを衝いた▽6六歩が決め手級の手。以下幾ばくも無く寄せ切りました。流れるような爽快な攻めでしたね。(^_^)
残りの対局の有無は知りませんが、二人とも来期の活躍をお祈りしております。少し早いですが、お疲れ様でした。m(_ _)m
有難うございます。m(_ _)m 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/04(月) 11:54
小学生は長時間集中できないという欠点があることが分かりました。無論、強くなるほどこの欠点は解消されていきます。次に彼に当たったら勝つのが難しいかもしれません。(>_<)
そろそろ三間穴熊を試してみようと思います。
そろそろ三間穴熊を試してみようと思います。
レスレス♪ 投稿者: tsuka000jp 投稿日: 2024/03/04(月) 06:47
>大山命さん
上手い人でも、同じ手を指しつづけたりわざと違うことを試したりすることがあるようなので、
穴熊を指しつづけてフォームを固めるのも上達には有効かもしれないですね。
負けている将棋をなかなか土俵を割らないのは実力が向上したからかもしれないですね。
昇段おめでとうございます。m(_ _)m
上手い人でも、同じ手を指しつづけたりわざと違うことを試したりすることがあるようなので、
穴熊を指しつづけてフォームを固めるのも上達には有効かもしれないですね。
負けている将棋をなかなか土俵を割らないのは実力が向上したからかもしれないですね。
昇段おめでとうございます。m(_ _)m
将棋道場に行きましょう。(^_^) 投稿者: 大山命 投稿日: 2024/03/03(日) 11:33
ヘボが駒の動かし方を覚えたのは小学校入学の直前でしたが、たまたま父と祖父が将棋を指せたので、「道場通い」という発想自体がありませんでした。勿体ないことをしたものです。(>_<)
最近のヘボの投稿は道場の話題が多いので、少し過去を振り返ってみましたら、最初に道場と言われる場所に足を踏み入れたのは2004年(場所は旭川)のことでした。それ以降、一見さんも含め、数えてみたら20近くの道場で指していることが判明しました。私のこれまでの引っ越しの回数よりも多かったです(苦笑)。
最近、神様の影響で小学生を始めとする若い層にも将棋に関心を持つ人が増えてきました。それ自体は同じ愛好家としても喜ばしいことですが、観る将の方々は皆「指し将」であって頂きたいという思いがあります。この欄でも度々書いていますが、ユーチューブ等SNSに棋譜や棋士個人の活躍が紹介されることで、将棋への理解は深まります。さらにソフトの普及で素人でもある程度の形勢判断もできるようになりました。その結果、歓迎されないことも生じています。具体的には負けた棋士への誹謗中傷です。「勝てば官軍」とは良く言ったもので、多くの人は勝者には(他に問題があったとしても)批判めいたことも口にしません(ヘボは性格がひねくれているので例外です)。その反動なのでしょうか、敗者をボロクソにこき下ろすのは。(T_T)
多分、そのような人達の多くは将棋を指さないのではないでしょうか?指したとしても、負けるのが嫌な人が多いのだと邪推します。棋力向上を目指す人が将棋を指して負けると、本当に辛いです。そこで敗者への労りの気持ちが醸成されるのだと思います。
ですから、そのような皆さんに特にお願いします。道場に足を運んで下さい。ネットではダメです。対面で勝負を経験しないと、今指している相手の背景等には思いが至らないでしょう。勝てば勿論楽しいのですが、「負けて覚える将棋かな」で、上達以外にも得られるものが多いです。
二十年ほど前、「将棋世界」の付録に全国道場一覧が出ましたが、最近の事情は激変しており、潰れた道場も少なくありません。ヘボ自身は何とか1回でも多く通って、オーソドックスな将棋文化の維持に貢献したいと思っています。
最近のヘボの投稿は道場の話題が多いので、少し過去を振り返ってみましたら、最初に道場と言われる場所に足を踏み入れたのは2004年(場所は旭川)のことでした。それ以降、一見さんも含め、数えてみたら20近くの道場で指していることが判明しました。私のこれまでの引っ越しの回数よりも多かったです(苦笑)。
最近、神様の影響で小学生を始めとする若い層にも将棋に関心を持つ人が増えてきました。それ自体は同じ愛好家としても喜ばしいことですが、観る将の方々は皆「指し将」であって頂きたいという思いがあります。この欄でも度々書いていますが、ユーチューブ等SNSに棋譜や棋士個人の活躍が紹介されることで、将棋への理解は深まります。さらにソフトの普及で素人でもある程度の形勢判断もできるようになりました。その結果、歓迎されないことも生じています。具体的には負けた棋士への誹謗中傷です。「勝てば官軍」とは良く言ったもので、多くの人は勝者には(他に問題があったとしても)批判めいたことも口にしません(ヘボは性格がひねくれているので例外です)。その反動なのでしょうか、敗者をボロクソにこき下ろすのは。(T_T)
多分、そのような人達の多くは将棋を指さないのではないでしょうか?指したとしても、負けるのが嫌な人が多いのだと邪推します。棋力向上を目指す人が将棋を指して負けると、本当に辛いです。そこで敗者への労りの気持ちが醸成されるのだと思います。
ですから、そのような皆さんに特にお願いします。道場に足を運んで下さい。ネットではダメです。対面で勝負を経験しないと、今指している相手の背景等には思いが至らないでしょう。勝てば勿論楽しいのですが、「負けて覚える将棋かな」で、上達以外にも得られるものが多いです。
二十年ほど前、「将棋世界」の付録に全国道場一覧が出ましたが、最近の事情は激変しており、潰れた道場も少なくありません。ヘボ自身は何とか1回でも多く通って、オーソドックスな将棋文化の維持に貢献したいと思っています。