レスレス♪ 投稿者: tsuka000jp 投稿日: 2022/11/15(火) 06:42
>大山命さん
投稿の内容から大山命さんの機嫌の良さが伝わってきます。^^
久保vs豊島戦見ました。駒取られそうな状態でギリギリで捌いて行きましたね。
浮いていた銀が最後は寄せの手がかりになっていました。
さすがという感じでした。
次も期待したいですね。
投稿の内容から大山命さんの機嫌の良さが伝わってきます。^^
久保vs豊島戦見ました。駒取られそうな状態でギリギリで捌いて行きましたね。
浮いていた銀が最後は寄せの手がかりになっていました。
さすがという感じでした。
次も期待したいですね。
久しぶりの快勝 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/11/14(月) 05:50
久保vs豊島戦(NHK杯)より。
先手を握った師匠、三間飛車を選択しました。振り飛車は▲3九、居飛車は▽3二とお互いの玉、もう1、2手加えたい状態で戦いが始まりました。高美濃になっていたので少し心配でしたが、振り飛車は堂々と飛角交換に応じ、繋ぎ角?が強力でした。再度の交換で飛を手にした攻撃以降は、それこそ振り飛車にとっての神展開。こういう将棋を長時間棋戦でも披露して頂けると嬉しいなあ。(^_^)
順位戦では澤田君に苦杯を喫し、4勝3敗となりました(序盤の▲3六歩が軽率に見えました)。このまま最終局までついて行って欲しいです。(-人-)
先手を握った師匠、三間飛車を選択しました。振り飛車は▲3九、居飛車は▽3二とお互いの玉、もう1、2手加えたい状態で戦いが始まりました。高美濃になっていたので少し心配でしたが、振り飛車は堂々と飛角交換に応じ、繋ぎ角?が強力でした。再度の交換で飛を手にした攻撃以降は、それこそ振り飛車にとっての神展開。こういう将棋を長時間棋戦でも披露して頂けると嬉しいなあ。(^_^)
順位戦では澤田君に苦杯を喫し、4勝3敗となりました(序盤の▲3六歩が軽率に見えました)。このまま最終局までついて行って欲しいです。(-人-)
レスレス♪ 投稿者: tsuka000jp 投稿日: 2022/11/08(火) 07:52
>大山命さん
女性のほうが頭の回転が速い印象がありますね。
女性にも普及すればまたチャンスはあるかもしれないですね。
藤井 vs 佐藤天戦見ました。
天彦さんが薔薇の花を自分で買って一輪持って入室してきたのかと勘違いして、さすが天彦さんと一人で笑っていました。
薔薇の似合う騎士ですね。
難しい対局を制して天彦さんには少し元気づける結果になりでしたね。
女性のほうが頭の回転が速い印象がありますね。
女性にも普及すればまたチャンスはあるかもしれないですね。
藤井 vs 佐藤天戦見ました。
天彦さんが薔薇の花を自分で買って一輪持って入室してきたのかと勘違いして、さすが天彦さんと一人で笑っていました。
薔薇の似合う騎士ですね。
難しい対局を制して天彦さんには少し元気づける結果になりでしたね。
薔薇の棋士 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/11/04(金) 05:19
相居飛車戦は興味無くて、振り飛車戦に比べよく解らないですが、例の一件もあったので、観戦してみることにしました。
天彦九段は得意の矢倉を選択し、五冠は中住まい。もうこの時点で私の理解を超えています(苦笑)。将棋は玉をもっと大事に扱うものではないんですかねえ。とは言え、天彦九段の受けの強さは定評があり、終始力強い玉捌きでした。多くの人が指摘していた俗手の桂打ちも、ヘボにとっては成程という感じで、冴えを感じましたね。
先の竜王戦で、広瀬八段は好局を落としましたが、特に「聡太に勝とうとしている」居飛車党棋士には勇気づけられる一局となったのでは。「下手の考え休むに似たり」と言いますが、長考はプロでさえも狂わせます(特に思い当たるのが豊島九段)。改めて自分を信じることの大切さを勉強しました。
ところで、天彦九段の「バラを手にしての入室」が話題になっていましたが、秀逸な冗句ですね(笑)。調べてみたら「ばらの騎士」というオペラ曲があるそうで、これは音楽好きの九段の充実ぶりを象徴する逸話になるでしょうか?棋王挑戦を期待します。
天彦九段は得意の矢倉を選択し、五冠は中住まい。もうこの時点で私の理解を超えています(苦笑)。将棋は玉をもっと大事に扱うものではないんですかねえ。とは言え、天彦九段の受けの強さは定評があり、終始力強い玉捌きでした。多くの人が指摘していた俗手の桂打ちも、ヘボにとっては成程という感じで、冴えを感じましたね。
先の竜王戦で、広瀬八段は好局を落としましたが、特に「聡太に勝とうとしている」居飛車党棋士には勇気づけられる一局となったのでは。「下手の考え休むに似たり」と言いますが、長考はプロでさえも狂わせます(特に思い当たるのが豊島九段)。改めて自分を信じることの大切さを勉強しました。
ところで、天彦九段の「バラを手にしての入室」が話題になっていましたが、秀逸な冗句ですね(笑)。調べてみたら「ばらの騎士」というオペラ曲があるそうで、これは音楽好きの九段の充実ぶりを象徴する逸話になるでしょうか?棋王挑戦を期待します。
日本の将棋界に限らず 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/29(土) 20:07
全世界的に男性上位でないと落ち着かない人が少なくないですね。
イラン然り、アフガニスタン然り、アメリカも狂人(トランプ)か女性(クリントン)かという選択で狂人を選びましたからね(おまけに未だその狂人が小さくない影響力を保持しているという体たらく)。
私は教員になる前は研究職にありましたけど、リケ(理系)女の中にはセンスの良い人が多かったですよ。将棋も女性の方が能力が劣るということは絶対にないと思います。では何が?となりますが、それは将棋人口の男女差です。道内のアマの女性と指す機会もありましたが、男性並みの棋力の人も珍しくなかったですから。香奈ちゃんの件、連盟は失敗したと私は思います。同じ過ちはもう繰り返さないで頂きたい。
イラン然り、アフガニスタン然り、アメリカも狂人(トランプ)か女性(クリントン)かという選択で狂人を選びましたからね(おまけに未だその狂人が小さくない影響力を保持しているという体たらく)。
私は教員になる前は研究職にありましたけど、リケ(理系)女の中にはセンスの良い人が多かったですよ。将棋も女性の方が能力が劣るということは絶対にないと思います。では何が?となりますが、それは将棋人口の男女差です。道内のアマの女性と指す機会もありましたが、男性並みの棋力の人も珍しくなかったですから。香奈ちゃんの件、連盟は失敗したと私は思います。同じ過ちはもう繰り返さないで頂きたい。
レスレス♪ 投稿者: tsuka000jp 投稿日: 2022/10/29(土) 09:38
>男性優位の背景
里見さんの女性棋士誕生を応援しない人もいるんですね。
林葉直子のインタビュー記事をみたけれど、相手の予想外の展開を指すのは格下の将棋で
今回は里見さんは堂々と戦った、と書いてありました。
なるほどなあ、と思いながら読みました。
細かい工夫が足りなかったのかもしれないけれど自分のスタイルで
堂々と戦った将棋でした。里見さん・西やんも将棋のスタイル・内容で応援したくなる棋士なので
私は女性棋士誕生を応援したいですね。
今のままのスタイルで、男性の棋士に混じってどこまで活躍するか見てみたいです。
>羽生善治小論
人づてに聞いたけど、初手から詰みまで研究して、結局よくわらからかった、という連載をしたという話を聞いたことがあります。
それを聞いた時はさすが羽生さんとおもいました。笑
将棋を極めたいんでしょうね。
谷川 vs 西田戦見ました。
定跡に詳しくない私の感想でも11の香車を取って役割を終わらせたほうが良い気がしました。
終わってからの結果論かもしれないけれど。
里見さんの女性棋士誕生を応援しない人もいるんですね。
林葉直子のインタビュー記事をみたけれど、相手の予想外の展開を指すのは格下の将棋で
今回は里見さんは堂々と戦った、と書いてありました。
なるほどなあ、と思いながら読みました。
細かい工夫が足りなかったのかもしれないけれど自分のスタイルで
堂々と戦った将棋でした。里見さん・西やんも将棋のスタイル・内容で応援したくなる棋士なので
私は女性棋士誕生を応援したいですね。
今のままのスタイルで、男性の棋士に混じってどこまで活躍するか見てみたいです。
>羽生善治小論
人づてに聞いたけど、初手から詰みまで研究して、結局よくわらからかった、という連載をしたという話を聞いたことがあります。
それを聞いた時はさすが羽生さんとおもいました。笑
将棋を極めたいんでしょうね。
谷川 vs 西田戦見ました。
定跡に詳しくない私の感想でも11の香車を取って役割を終わらせたほうが良い気がしました。
終わってからの結果論かもしれないけれど。
椿事勃発 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/29(土) 09:29
皆さん、既にご存じのことと思いますが、昨晩のA級順位戦で、佐藤天彦九段が対戦相手の永瀬拓矢王座からの指摘を受け、反則負けとなりました。
マスク不着用が一定時間を過ぎておりルール適用となった模様ですが、一発退場は厳しいですね。私的にはタイトル戦以外で立会人を置かない現況が事態をこじれさせないか心配です。特に天彦九段に私怨が残らないか。今後の動きに注目です。
佐藤会長預りで対局を続ける訳にいかなかったのでしょうか。
マスク不着用が一定時間を過ぎておりルール適用となった模様ですが、一発退場は厳しいですね。私的にはタイトル戦以外で立会人を置かない現況が事態をこじれさせないか心配です。特に天彦九段に私怨が残らないか。今後の動きに注目です。
佐藤会長預りで対局を続ける訳にいかなかったのでしょうか。
定跡は変わったか 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/28(金) 18:43
谷川vs西田戦(朝日杯)より。
十七世名人に引っかかっていた局面があったのでしょうか。後手三間飛車対急戦の将棋になりました。振り飛車としては覚えていなければならない局面です。今から二十年前は藤井システムが登場し、振り飛車党の間でも四間飛車を中心に定跡の整備が一気に進みました。三間飛車を頑張っていた一人がコーヤンこと中田功現八段で、ご高著の「急戦編」「持久戦編」にまとめられました。居飛車穴熊とエルモ以外に今の居飛車党は殆ど興味を示さないので、本譜のような将棋はまず見られません。十七世名人は何を指したのか?
仕掛け後、2筋を突き捨て、飛頭に歩を叩き、▲3二銀と飛取りに打ちます。ここで振り飛車は成銀を取らず▽2三飛と浮くのが定跡になっているのですが、この局面でした。確か▲1五桂と打ち、▽2一飛を強要させた後、▲4五桂と跳ね(取ると角を取られる)、形成不明だったと記憶していましたが、居飛車は▲3一成銀と寄りました。これは私(振り飛車側)には有難い手に映りました。理由は成銀の活用が難しくなったこと。(同じ遊ぶのであれば)まだしも▲1一成銀と香を拾った方がマシだったのでは?定跡にお詳しい方、是非ご教示下さい。
この後、振り飛車は▽6三飛と活用し、居飛車玉のコビンを狙う展開に持ち込み、快勝しました。最近の十七世名人は早投げが目立ちますが、他の人でも無理でしょうね。西田君、しっかり勉強しているなと思いました(当然のことですが)。
十七世名人に引っかかっていた局面があったのでしょうか。後手三間飛車対急戦の将棋になりました。振り飛車としては覚えていなければならない局面です。今から二十年前は藤井システムが登場し、振り飛車党の間でも四間飛車を中心に定跡の整備が一気に進みました。三間飛車を頑張っていた一人がコーヤンこと中田功現八段で、ご高著の「急戦編」「持久戦編」にまとめられました。居飛車穴熊とエルモ以外に今の居飛車党は殆ど興味を示さないので、本譜のような将棋はまず見られません。十七世名人は何を指したのか?
仕掛け後、2筋を突き捨て、飛頭に歩を叩き、▲3二銀と飛取りに打ちます。ここで振り飛車は成銀を取らず▽2三飛と浮くのが定跡になっているのですが、この局面でした。確か▲1五桂と打ち、▽2一飛を強要させた後、▲4五桂と跳ね(取ると角を取られる)、形成不明だったと記憶していましたが、居飛車は▲3一成銀と寄りました。これは私(振り飛車側)には有難い手に映りました。理由は成銀の活用が難しくなったこと。(同じ遊ぶのであれば)まだしも▲1一成銀と香を拾った方がマシだったのでは?定跡にお詳しい方、是非ご教示下さい。
この後、振り飛車は▽6三飛と活用し、居飛車玉のコビンを狙う展開に持ち込み、快勝しました。最近の十七世名人は早投げが目立ちますが、他の人でも無理でしょうね。西田君、しっかり勉強しているなと思いました(当然のことですが)。
寄せばいいのに 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/28(金) 10:52
藤井猛vs髙見戦(棋聖戦)より。
テンテーは寄せが荒っぽいです。ですから、それが筋に入れば快勝ですが、スベると文字通りの真っ逆さまで、全国の猛ファンが大粒の涙を流すことになります(勿論、私も)。(T_T)
本譜、角交換振り飛車に進みました。途中、早めの▲3六歩、▲4七銀、開戦後の▲3八銀、▲4七金が何とも味わい深い。(^_^)
髙見君は切り合いを選びましたが、どうだったか。苦しくなってからの▽1七香も負けを早めた手に感じました。その辺の見極めは振り飛車党の腕の見せ所で、競り合いに負けていては折角の好局が台無しです。本局は時折繰り返される(?)悲劇は起こらず、胸を撫で下ろした私でした。(^^; 皆さんはどのような感想ですか?
テンテーは寄せが荒っぽいです。ですから、それが筋に入れば快勝ですが、スベると文字通りの真っ逆さまで、全国の猛ファンが大粒の涙を流すことになります(勿論、私も)。(T_T)
本譜、角交換振り飛車に進みました。途中、早めの▲3六歩、▲4七銀、開戦後の▲3八銀、▲4七金が何とも味わい深い。(^_^)
髙見君は切り合いを選びましたが、どうだったか。苦しくなってからの▽1七香も負けを早めた手に感じました。その辺の見極めは振り飛車党の腕の見せ所で、競り合いに負けていては折角の好局が台無しです。本局は時折繰り返される(?)悲劇は起こらず、胸を撫で下ろした私でした。(^^; 皆さんはどのような感想ですか?
UFO銀? 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/27(木) 20:07
船江vs西田戦(朝日杯)より。
西田君は私のオシの一人です。年齢制限ギリギリでプロ入りしましたが、その後は数年でC1に上がる等、順調に結果を出しているように見えます。エースは三間飛車で、本譜は藤井システムの味が感じられる流れになりました。
振り飛車が居飛穴玉を狙って急戦を目指したのに対し、船江君が突っ張ったため、銀二枚を繰り出すあまり見ない形となりました。これは四間飛車で本家藤井猛が対深浦戦で見せた形に似ています。桂を跳ねて端にダイブするのが良くある流れですが、本譜は露払いが銀で、桂は後から跳ね上がる手順となりました。これで玉頭への総攻撃が決まり、振り飛車の快勝となりました。
朝日杯は西田君にとって相性の良い棋戦なので、楽しみにしています。(^_^)
西田君は私のオシの一人です。年齢制限ギリギリでプロ入りしましたが、その後は数年でC1に上がる等、順調に結果を出しているように見えます。エースは三間飛車で、本譜は藤井システムの味が感じられる流れになりました。
振り飛車が居飛穴玉を狙って急戦を目指したのに対し、船江君が突っ張ったため、銀二枚を繰り出すあまり見ない形となりました。これは四間飛車で本家藤井猛が対深浦戦で見せた形に似ています。桂を跳ねて端にダイブするのが良くある流れですが、本譜は露払いが銀で、桂は後から跳ね上がる手順となりました。これで玉頭への総攻撃が決まり、振り飛車の快勝となりました。
朝日杯は西田君にとって相性の良い棋戦なので、楽しみにしています。(^_^)
刺さった言葉 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/26(水) 07:21
昨日、佐々木大地vs佐藤和俊戦(王座戦)が行われました。相居飛車戦なので内容は取り上げませんが(笑)。因みに和俊七段が勝利しています。
YouTubeで棋譜を観たので、観戦者のコメントが上がっていましたが、そのうちの一つ、「和俊よ、居飛車党なんて腐るほどいるんだから雁木やっても埋もれるだけだぞ。振らねえ棋士はただの居飛車党だ」が個人的に刺さりましたね。私も最近の和俊七段の将棋には不満を持っていましたからね。振り飛車党なら振らなければダメです!!!飛を振っての活躍を強く念じております。
YouTubeで棋譜を観たので、観戦者のコメントが上がっていましたが、そのうちの一つ、「和俊よ、居飛車党なんて腐るほどいるんだから雁木やっても埋もれるだけだぞ。振らねえ棋士はただの居飛車党だ」が個人的に刺さりましたね。私も最近の和俊七段の将棋には不満を持っていましたからね。振り飛車党なら振らなければダメです!!!飛を振っての活躍を強く念じております。
? 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/25(火) 18:38
文化功労者に加藤一二三九段が選ばれたそうです。
将棋に関しては賛否両論ありますが、名人にもなり長く現役を続けたということで良いとして、半面、野良犬だか野良猫に餌をやって近所の人とトラブルを起こしたり、「待った事件」を起こし、マナーの悪い対局態度で最近加わった観る将に間違った印象を植え付けるなど問題も多い人でした。せめて入れ歯を付けてインタビュー受けて欲しかった。〈(>_<)〉
将棋に関しては賛否両論ありますが、名人にもなり長く現役を続けたということで良いとして、半面、野良犬だか野良猫に餌をやって近所の人とトラブルを起こしたり、「待った事件」を起こし、マナーの悪い対局態度で最近加わった観る将に間違った印象を植え付けるなど問題も多い人でした。せめて入れ歯を付けてインタビュー受けて欲しかった。〈(>_<)〉
ファイター豊川 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/25(火) 10:44
豊川vs杉本和戦(順位戦)より。
豊川七段は「まだ八段ではなかったのか?」と私的には感じるくらい以前から活躍されてきた棋士の一人です。「難解ホークス」「両取りーヘップバーン」等、秀逸なダジャレが有名ですが、将棋は骨太な居飛車党、常に人まねではなく自分の将棋を指そうという心意気が感じられます。一方、杉本五段は私にとって「杉本は和陽」で今後の活躍を楽しみにしている転向組(居飛車→振り飛車)です。
杉本君は三間に振りました。ゴキゲンか三間かといったところ。居飛車の▲7六歩に対し、今回は角道を止めず▽4二銀と突っ張りました。同様の出だしは菅井君の将棋で数局観たことがありますが、ここで角交換されたらどうしたら良いのでしょう?その後居飛車からの交換になり、玉頭位取りに進みましたが、振り飛車も銀冠に組めたので不満無し。対角交換振り飛車対策として玉頭を盛り上がる作戦は美濃囲いの玉頭を狙う意味で理に適っていると思いますが、金銀の配置が難しい。振り飛車からの角の打ち込みを警戒しなければならないから。果たして分裂気味になったタイミングで▽5四角が放たれ、振り飛車が指し易くなりました。その後、杉本君は手放した角と飛を丁寧に動かし、優勢を拡大、要所の角切りで寄せ切りました。豊川七段の腕力も及ばずといった感じですか。
豊川七段は私とほぼ同年代。でも対聡太戦で飛を振る等、将棋において「何とかしよう」という気持ちが滲み出ています。AIの嵐が吹き荒れる中ですが、まだまだ現役を続けて欲しい棋士の一人です。
豊川七段は「まだ八段ではなかったのか?」と私的には感じるくらい以前から活躍されてきた棋士の一人です。「難解ホークス」「両取りーヘップバーン」等、秀逸なダジャレが有名ですが、将棋は骨太な居飛車党、常に人まねではなく自分の将棋を指そうという心意気が感じられます。一方、杉本五段は私にとって「杉本は和陽」で今後の活躍を楽しみにしている転向組(居飛車→振り飛車)です。
杉本君は三間に振りました。ゴキゲンか三間かといったところ。居飛車の▲7六歩に対し、今回は角道を止めず▽4二銀と突っ張りました。同様の出だしは菅井君の将棋で数局観たことがありますが、ここで角交換されたらどうしたら良いのでしょう?その後居飛車からの交換になり、玉頭位取りに進みましたが、振り飛車も銀冠に組めたので不満無し。対角交換振り飛車対策として玉頭を盛り上がる作戦は美濃囲いの玉頭を狙う意味で理に適っていると思いますが、金銀の配置が難しい。振り飛車からの角の打ち込みを警戒しなければならないから。果たして分裂気味になったタイミングで▽5四角が放たれ、振り飛車が指し易くなりました。その後、杉本君は手放した角と飛を丁寧に動かし、優勢を拡大、要所の角切りで寄せ切りました。豊川七段の腕力も及ばずといった感じですか。
豊川七段は私とほぼ同年代。でも対聡太戦で飛を振る等、将棋において「何とかしよう」という気持ちが滲み出ています。AIの嵐が吹き荒れる中ですが、まだまだ現役を続けて欲しい棋士の一人です。
男性優位の背景 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/23(日) 20:35
香奈ちゃんの挑戦は残念な結果になりましたが、もっと残念なことがあることに、残念ながら気が付いてしまいました(苦笑)。
ネットのコメントを見てみると、どうも初の女性棋士誕生を快く思わない人が少なくない。曰く「女性が男性に勝てる訳がない」「大人しく女流棋戦で遊んでいろ」「そんな余計なことをしないで女流棋戦に留まっていた方が稼げるだろ」等々。どうも男尊女卑というか、女性の進出に抗うような曲がったモノの見方が根強いようなのです。これは私の思い過ごしではないように思います。
先の投稿でも触れましたが、某会長が香奈ちゃんの師匠、森雞二九段に向かって「今、プロ入り挑戦を表明されては困るから、思いとどまらせてくれ」と命令したとか。
今回の試験でも、試験対局の翌日か翌々日にタイトル戦を戦わなければならないような厳しい日程を押し付ける。聡太にはあらゆる面で甘々なのに、それに引き換え、随分冷たい仕打ちですよね。下品な表現で申し訳ないですが、「そんなケツの穴の小さいことで恥ずかしくないのか」と思いますけどね。連盟の度量の狭さを強く感じた首尾でした。
ネットのコメントを見てみると、どうも初の女性棋士誕生を快く思わない人が少なくない。曰く「女性が男性に勝てる訳がない」「大人しく女流棋戦で遊んでいろ」「そんな余計なことをしないで女流棋戦に留まっていた方が稼げるだろ」等々。どうも男尊女卑というか、女性の進出に抗うような曲がったモノの見方が根強いようなのです。これは私の思い過ごしではないように思います。
先の投稿でも触れましたが、某会長が香奈ちゃんの師匠、森雞二九段に向かって「今、プロ入り挑戦を表明されては困るから、思いとどまらせてくれ」と命令したとか。
今回の試験でも、試験対局の翌日か翌々日にタイトル戦を戦わなければならないような厳しい日程を押し付ける。聡太にはあらゆる面で甘々なのに、それに引き換え、随分冷たい仕打ちですよね。下品な表現で申し訳ないですが、「そんなケツの穴の小さいことで恥ずかしくないのか」と思いますけどね。連盟の度量の狭さを強く感じた首尾でした。
新白玲誕生 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/21(金) 19:26
男性棋戦が今一つなので、女流棋戦に向かってしまいます。何より相振りが毎局のように観られるのは魅力です。木村九段が「対局前から飛角を逆にして並べたら?」と冗談をかましたそうですが、相居飛車戦とはまた違った味があります。重箱の隅ばかり突いていないで、プロの方々はもっと指してみれば良いのにと思いますけどね。
ということで?本局も相振り飛車となりました。これまでの戦いも振り返って感じることは(以前も述べたかもしれませんが)西やんが玉と金銀の形を早く決めすぎることが問題だと思います。そこを香奈ちゃんは上手に衝いてくる。西やんが力が出せないような巧みな対応が見られます。その辺の差があるのでは?初めて二人が激突した頃は、西やんの剛腕を香奈ちゃんがまともに受けて粉砕される将棋が多かったように記憶していますが、今度は西やんが対策を練って盤上で結果を出す番ですね。棋界最高レベル!にして意地の相振り戦、今後も楽しみにしています。(^_^)
ということで?本局も相振り飛車となりました。これまでの戦いも振り返って感じることは(以前も述べたかもしれませんが)西やんが玉と金銀の形を早く決めすぎることが問題だと思います。そこを香奈ちゃんは上手に衝いてくる。西やんが力が出せないような巧みな対応が見られます。その辺の差があるのでは?初めて二人が激突した頃は、西やんの剛腕を香奈ちゃんがまともに受けて粉砕される将棋が多かったように記憶していますが、今度は西やんが対策を練って盤上で結果を出す番ですね。棋界最高レベル!にして意地の相振り戦、今後も楽しみにしています。(^_^)
羽生善治小論 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/21(金) 10:14
エラそうに題をつけましたが、現五冠とどう違うかという点について私見を。
羽生九段が好きな人はかなりの確率で聡太五冠も大好きな人が多いように感じます(勿論正確な数字は不明)。しかし両者の将棋観は大きく異なっているように思います。
羽生九段が四段だった頃から現五冠に匹敵する活躍をしていましたが、実力者という評価を得る辺りで「島研」に入ります。島朗九段が開いた研究会ですが、そこで得たものが九段の将棋に対する向き合い方に大きく影響しているように思うのです。管理人さんは私の悪影響?で「島ノート」を購入されたのでご存じでしょう。曰く、島は「(将棋の)力は知識の集積である」「将棋は(勝負を度外視すれば)こんなに面白いものは無い」。この思想に佐藤現会長や森内九段も感化されたのではないでしょうか。
所謂「羽生世代」、藤井猛を除くと例外なく居飛車党ですが、羽生をはじめ佐藤、森内、郷田、そして丸山でさえも皆振り飛車の良い棋譜を残しているのです。「将棋を極めたい」。自らが強くなりたいのは勿論ですが(食べていかなければなりませんからね)、皆高邁な想いを持って盤に向かっていると推察します。
対して、伝え聞く話で現五冠は「強くなりたい」が第一目標。これは年齢的な面では仕方のないこと(私は将棋以外ではごく普通の二十歳だと思いますので)。ブームはいつかはフェードアウトする。その時点でもファンが付くかは、彼が「将棋を極めたい」と念じ、考えられるかがポイントになると考えます。
最後に、羽生善治、飛を振って勝って下さい(笑)。
羽生九段が好きな人はかなりの確率で聡太五冠も大好きな人が多いように感じます(勿論正確な数字は不明)。しかし両者の将棋観は大きく異なっているように思います。
羽生九段が四段だった頃から現五冠に匹敵する活躍をしていましたが、実力者という評価を得る辺りで「島研」に入ります。島朗九段が開いた研究会ですが、そこで得たものが九段の将棋に対する向き合い方に大きく影響しているように思うのです。管理人さんは私の悪影響?で「島ノート」を購入されたのでご存じでしょう。曰く、島は「(将棋の)力は知識の集積である」「将棋は(勝負を度外視すれば)こんなに面白いものは無い」。この思想に佐藤現会長や森内九段も感化されたのではないでしょうか。
所謂「羽生世代」、藤井猛を除くと例外なく居飛車党ですが、羽生をはじめ佐藤、森内、郷田、そして丸山でさえも皆振り飛車の良い棋譜を残しているのです。「将棋を極めたい」。自らが強くなりたいのは勿論ですが(食べていかなければなりませんからね)、皆高邁な想いを持って盤に向かっていると推察します。
対して、伝え聞く話で現五冠は「強くなりたい」が第一目標。これは年齢的な面では仕方のないこと(私は将棋以外ではごく普通の二十歳だと思いますので)。ブームはいつかはフェードアウトする。その時点でもファンが付くかは、彼が「将棋を極めたい」と念じ、考えられるかがポイントになると考えます。
最後に、羽生善治、飛を振って勝って下さい(笑)。
羽生ファンの悲鳴 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/21(金) 09:44
昨日は昇級候補の一番手とされていた永世七冠が屋敷九段に対して痛い星を落としました。2勝4敗。過去の記録は知りませんが、8勝4敗がギリギリの昇級ラインでしょうから、もう一つも負けられません。ファンの皆さんの悲鳴が痛々しく、現実は残酷だと感じます。何故なら私も別の人のファンであり、その人の衰えを感じているから。
栄枯盛衰は世の習いなので、仕方ありません。大山康晴が、それこそ「異次元」だったのです。羽生九段はこれから巻き返し(上を狙う)ということであれば相居飛車戦を捨てるしかないでしょうね。整備されている道(定跡が重要である局面or戦法)を走るのであれば、体力がモノを言いますからね。その点、振り飛車は良いと思うのです。AIが評価していないという所が逆に付け目ですが、如何ですか?と、ヘボがここでブツブツやってもどうしようもないのですが。(>_<)
栄枯盛衰は世の習いなので、仕方ありません。大山康晴が、それこそ「異次元」だったのです。羽生九段はこれから巻き返し(上を狙う)ということであれば相居飛車戦を捨てるしかないでしょうね。整備されている道(定跡が重要である局面or戦法)を走るのであれば、体力がモノを言いますからね。その点、振り飛車は良いと思うのです。AIが評価していないという所が逆に付け目ですが、如何ですか?と、ヘボがここでブツブツやってもどうしようもないのですが。(>_<)
あれ? 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/20(木) 21:08
B1が本日一斉対局ですが、もう終局した将棋があります。
なんと山崎vs久保戦。64手という短手数でした。何が起こったのか観てみましょう。
師匠の三間飛車に対し、山ちゃんがどのような対応を見せるか。山ちゃんの対振り飛車作戦は多様で、しかも個性的なものが多い。普通の急戦や居飛穴は指しません。今回は左美濃と袖飛車を組み合わせてきました。振り飛車が▽1二香と上がった直後に▲4五歩と開戦し、角を成り込みましたが、すぐに▽3三角と王手で手順に馬を消されてしまいます。慌てて飛交換を挑みましたが、先に自陣に▽2九飛と下されてしまいました。ネット観戦者からも指摘がありましたが、山ちゃんに大きな誤算or錯覚があった模様。振り飛車は玉頭銀と組み合わせ、あっという間に居飛車玉を寄せ切ってしまいました。勝負において自分のスタイルを貫くことが大事だと学んだ気がします。
師匠、これで4勝目。以前触れましたが、B1は混戦になると予想。何とか早めにあと2勝。そうすれば昇級が見えてくる!
なんと山崎vs久保戦。64手という短手数でした。何が起こったのか観てみましょう。
師匠の三間飛車に対し、山ちゃんがどのような対応を見せるか。山ちゃんの対振り飛車作戦は多様で、しかも個性的なものが多い。普通の急戦や居飛穴は指しません。今回は左美濃と袖飛車を組み合わせてきました。振り飛車が▽1二香と上がった直後に▲4五歩と開戦し、角を成り込みましたが、すぐに▽3三角と王手で手順に馬を消されてしまいます。慌てて飛交換を挑みましたが、先に自陣に▽2九飛と下されてしまいました。ネット観戦者からも指摘がありましたが、山ちゃんに大きな誤算or錯覚があった模様。振り飛車は玉頭銀と組み合わせ、あっという間に居飛車玉を寄せ切ってしまいました。勝負において自分のスタイルを貫くことが大事だと学んだ気がします。
師匠、これで4勝目。以前触れましたが、B1は混戦になると予想。何とか早めにあと2勝。そうすれば昇級が見えてくる!
ㇾスレス♪ 投稿者: tsuka000jp 投稿日: 2022/10/18(火) 06:43
>大山命さん
黒沢 vs 本田戦見ました。
プロの対局ではなかなか見ない展開でしたね。
居飛車側が振り飛車側に揺さぶられてバラバラな陣形になってしまいましたね。
おもしろいアイデアの1局でした。
黒沢 vs 本田戦見ました。
プロの対局ではなかなか見ない展開でしたね。
居飛車側が振り飛車側に揺さぶられてバラバラな陣形になってしまいましたね。
おもしろいアイデアの1局でした。
黒沢流一間飛車 投稿者: 大山命 投稿日: 2022/10/15(土) 09:52
やあ、黒ちゃんやってくれましたね!力戦振り飛車の雄、黒沢六段が順位戦で面白い戦法を駆使して本田五段を下しました。
黒沢六段は実力者ですが、なかなかC2を卒業できません。上がれれば一気にブレークする気がするのですけど。軍曹と棋王戦の挑戦者決定戦を戦ったことがありますが、軍曹も捻じり合いは彼の土俵ですからね。一方の本田五段はご存じのようにデビュー直後に(棋王戦の)挑戦者になっています。それ以来目立った活躍が無く、ともに今後の飛躍が期待されている二人です。
さて、漸く将棋の内容へ。
黒ちゃんが玉側の端を突き越し角交換振り飛車っぽい出だしでしたが、10手目に▽9二飛と寄ったのが「黒沢流一間飛車」のお披露目でした。振り飛車側から見て左側の端を突き越すひねり飛車は升田名人が得意とされていましたが、右から来ましたか(笑)。当然、歩越し飛の活用が頭痛の種になりますが、本譜本田君がビビって過剰反応?してくれたお陰で、ほぼ振り飛車の思い通りの展開になりました。居飛車陣は左右に金銀が分裂し、飛金交換の駒得くらいでは割に合いません。振り飛車は玉側から端桂を活用し、上手く攻めを繋ぎ、「玉は包み込むように」寄せ切ってしまいました。黒ちゃんのアイデアが結集した楽しい将棋でした。心の狭い居飛車党の人は「こんなB級戦法」とかなんとか言うのかな?素人が面白いと思える将棋を魅せることもプロの務めだと思うのですが。(^_^)
黒沢六段は実力者ですが、なかなかC2を卒業できません。上がれれば一気にブレークする気がするのですけど。軍曹と棋王戦の挑戦者決定戦を戦ったことがありますが、軍曹も捻じり合いは彼の土俵ですからね。一方の本田五段はご存じのようにデビュー直後に(棋王戦の)挑戦者になっています。それ以来目立った活躍が無く、ともに今後の飛躍が期待されている二人です。
さて、漸く将棋の内容へ。
黒ちゃんが玉側の端を突き越し角交換振り飛車っぽい出だしでしたが、10手目に▽9二飛と寄ったのが「黒沢流一間飛車」のお披露目でした。振り飛車側から見て左側の端を突き越すひねり飛車は升田名人が得意とされていましたが、右から来ましたか(笑)。当然、歩越し飛の活用が頭痛の種になりますが、本譜本田君がビビって過剰反応?してくれたお陰で、ほぼ振り飛車の思い通りの展開になりました。居飛車陣は左右に金銀が分裂し、飛金交換の駒得くらいでは割に合いません。振り飛車は玉側から端桂を活用し、上手く攻めを繋ぎ、「玉は包み込むように」寄せ切ってしまいました。黒ちゃんのアイデアが結集した楽しい将棋でした。心の狭い居飛車党の人は「こんなB級戦法」とかなんとか言うのかな?素人が面白いと思える将棋を魅せることもプロの務めだと思うのですが。(^_^)