24での成績
対局数 1万強 勝率 0.513 最高R1762
米長さんがHPで、24で5級もあれば初段だと書いていたので
3段は堅いだろうと思いながら千駄ヶ谷の将棋会館へ行きました。
手合い係りに、棋力を聞かれたので24で初段ですと答える。
5、6局も指せば棋力を認定してくれる、とのこと。
…よ〜し。5戦全勝で華々しく4段デビューをしてやる…。
と、思いつつ、対局を開始する。
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1局目は初段のおっちゃん。
席についてお互いに駒を並べ始める。
うわっ。おっちゃん並べるの早っ。
これは負けるかも、と、ちと動揺。
対局が始まる。プラスチックの駒もあまりもったことないので
おいらの駒の打ち方もぎこちない。
うまく打てん。もういい。めんどくさくなったので駒をぐりぐり押しながら
1手1手指す。戦型は相中飛車に。
おお、相手も中飛車だ、ラッキーとおもい、銀を上がってまた下がったりして
引分け狙いで手間ちをする。いや〜まさかリアル対局でこんな待機戦術をやるとはねえ…
と、相手がしびれを切らして仕掛けてくる。角を切って銀を取り中央突破をはかってくるが
相手の攻めを切らして、難なく勝利。
戦績:1勝0敗
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2局目の相手は2段の初老のおじちゃん
お互い駒を並べたが振り駒のやり方がわからない。
つか「すみません。振り駒のやり方知らないんで教えてもらえますか?」
おじちゃん、ニコニコしながら教えてくれる。
きっとこの時点で楽勝だと思っていたのだろう。でも勝負はそ〜はいきません。
戦型は居飛車VS中飛車に。
相手は中盤までノータイムポンポン指してくる。
おじちゃんの指し手を見ながら
「多分この人が今まで指してきた対局数よりもおいらの対局数のほうが
多いんだろうなあ…」
などと感慨にふけりながら指し続け、飛車と銀2枚の2枚替えで優勢に立つ。
おじちゃんの表情がみるみる変わる。
最後は一方的に攻めて圧勝
戦績:2勝0敗
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3局目の相手は2段の見た目30台前半の会社帰りのサラリーマン
戦型は居飛車VS中飛車に。
こちらの▲7八金をみるや一気に穴熊に。
穴熊にすれば堅さで勝てると思ったんでしょう。甘いの〜。
こっちは穴熊が完成して駒がかたよるまで様子をみる。
完成したところで、ハマるかな〜とちょっと思い、何も考えていないような
雰囲気を装いながら▲5五歩とつくと見事にハマってくれた。
▲5五歩 △4五歩
▲5四歩
角は取られても打ち場がないので、と金が出来るほうがデカいのよね。
こっちは と金を作って飛車を成り込んで一方的な展開に。
相手は困ったなあといいながら手を作ろうとあれこれ考えて来るが
こっちは逆に穴熊には手をつけず相手の打った桂馬や角を狙いに行く。
結局全駒して投了。
戦績:3勝0敗
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4局目の相手は3段の小学5〜6年生
おおこんな子供でも3段か。将来が楽しみよの〜
でも子供相手でも勝負は手加減しません。徹底的に受けきります。
将来有望な子供がちょっと強いからって天狗にならないように勝負の厳しさを
教えなければいけません。
3連勝してすっかり天狗になっているおいらが教えてあげます。
戦型は中飛車VS向かい飛車の相振りに。
攻め合うのは不利と思い、角を上げたり下げたりの、角交換しなければ
引分け狙いの待機戦術に。
さっきの全駒したサラリーマンがチラチラ観戦に来る。
リアル対局でまで敵を作ってしまったか…
と、3段の小学生は▲6八角に△同角成とし端を絡めて攻めて来るが徹底的に受けて序々に切れ模様に。
後手は△3九角打ち。この角と銀を払えば投了だろうなあ、と思い▲4九金と引く。
△1七歩成
え!?。
ぐはっ。1手詰みを見逃した。内心ぶち切れているのを抑えつつ。感想戦をする。
小学生「王手飛車に気をつけて入玉狙えばよかったと思います。」
つか「ああ。そうだね〜。いや〜強いねえ〜」(君より入玉は詳しいわい!と思いつつも抑える)
戦績:3勝1敗
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5局目の相手は2段のおじいちゃん
気を取り直してここから全勝しようと切り替える。
と、おいらの手合いのカードを見ると「認定:2段」
2、2段!?
24で2段なら連盟では4段はいけると思っていたのに2段とは…
認定、というより烙印を押された感じじゃわい。
認定されてしまってはもう勝敗は関係なかったので
最後は辛い将棋はせず、おじいちゃんに勝たせてあげました。
サラリーマンのお兄ちゃん、もう僕の対局をチラチラ見ても面白くありませんよ。笑
戦績:3勝2敗
将棋連盟の認定:2段