自分の得意な戦法を2つ3つもちましょう。
30秒間の戦いでは自分の得意戦法が使えなかったら
ほぼ作戦負けでしょう。15分ならともかく、
相手が数手先まで正解手をよんでいるのに
こちら自分の研究範囲の外の手を、30秒で
3手先までを手探りで進んで行くのですから。
最初はいろいろな戦法を指しながら、
自分の棋風(攻めの棋風、徹底的に受ける棋風)
を判別して、それにあう戦法を見つけます。
(受け将棋ならツノ銀中飛車がおすすめ。
攻め将棋ならはやりのゴキゲン中飛車とか)
最初は15分でもいいです。
何度も同じ戦法を指していると、ああ、この前
こうやって負けたな、とか、過去の経験が蓄積されて行きます。
そうやって、どんどん戦法の弱点や反撃方法を
自分の頭の中に蓄積していくのです。
そうしているうちに、序盤で作戦負けすることが
すくなくなります。
また、経験が自分なりの定石として身につくので
自然と早指し将棋もできるようになります。
私はこの手法でほぼツノ銀中飛車、相振り中飛車で7000局対局し、
11〜12級から初段まで上りました。 詰め将棋や、次の1手はあまり得意ではないです。