中飛車研究所(将棋)掲示板
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少し前の将棋ですが、森本vs生垣戦(新人王戦)を観ましょう。 森本才跳(さいと)四段は小林健二門下、生垣寬人(ひろと)四段は井上慶太門下の振り飛車党同士の対戦です。以前も触れましたが、振り飛車党棋士は2タイプあって、攻め好きな人は相振りを厭わず、受け将棋の人は相手に振らせ自分は居飛車を選ぶ人が多い傾向にあるとヘボは見ています。本局は先手森本の三間飛車、後手生垣の居飛穴に進みました。 序盤、居飛車の飛先不突きを見て四間飛車党の森本君でしたが三間飛車を選択、居飛車を持った生垣君は右四間に構えて振り飛車の仕掛けを牽制しながらの穴熊。五分五分ですかね。ヘボ的には居飛車が▽6三金と上がらされた分、振り飛車持ちです。 局面が動いたのは40手目▽7四歩。振り飛車の▲8六に浮いた飛に狙いを付けた手です。ここから振り飛車は角損を甘受して▲6三にと金を作ったのが読みの入った手でした(選択の余地なし?)。角の丸損は、その角は馬になり桂香を拾われて確かに大きいのですが、代償としてと金を2枚作り、三枚穴熊(しかし金銀銀です)の金気を剥がす展開になり十分。さらに端を詰められ、反対から竜に睨まれているにも関わらず、楽しみの多い展開となりました。 手数は100手を超え、互いに「切って貼って」の捻じり合いになりますが、開戦の時点で(穴熊とはいえ)玉の薄かった居飛車が足りない感じでした。振り飛車は139手目から2枚の角(1枚は馬)を叩き切って▲2三桂を決めました。居飛車は自陣竜で頑張りますが、詰めろを掛けた▲2三銀で▽1二香を手に入れた手順が落ち着いていました。最終的にその香で竜を押さえ込み、挟撃で寄せ切りました。ヘボ的には気持ちの良い勝ち方です。(^_^) このように玉の堅さは相対的なものなので、本局のように美濃囲いが穴熊よりも堅いことも少なくありません。振り飛車独特の大局観の勉強になりました。
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