中飛車研究所(将棋)掲示板
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ということで、久保vs戸辺戦(順位戦)を観ていきましょう。 丁度「意表をつく手」が話題になっていたので、ヘボ自身もそれがどんな手なのか確認し直す機会になりました。ヘボの中では「大技、王手飛車の類?」という感じですかね。 両者とも中飛車を得意戦法にしていますが、大きく違う点は「久保≒受け将棋、戸辺≒攻め将棋」でしょうか(かなり大雑把ですが)。そして相振りに関しては基本「久保は避ける、戸辺は避けない」となります。本局も先手久保は銀対抗から後手戸辺のゴキゲン中飛車を受けて立つ流れとなりました。 ゴキ中側の5筋の交換に対して「銀を二枚並べて飛の捕獲を狙う」のは多分定跡にあると思うのですが、本譜においても振り飛車が飛を犠牲に中央を突破する展開になりました。そして角交換から38手目の▽5五角は「目から火の出る王手飛車」(笑)。ところが将棋の強い人は「王手飛車を掛けた方が大抵負けるんだよ(フフン)」と言います。これは「両取り逃げるべからず」の上位互換(何のこっちゃ?)みたいなもので、王手飛車なら玉を逃げるしかないのですが、相手は飛を取る一手が必要です。つまり掛けられた側は先手を握っていることになります。実際に居飛車は▲7七桂と王手を受けた桂を三段跳び!敵陣で金を取って大暴れです。これはアマ同士の将棋でも滅多に見られない手順ですね。 流れを掴んだ居飛車は59手目に▲7八銀、67手目に▲6八銀と鍛えの入った「振り飛車党らしい」受けの手を指す一方で、確実な攻めで振り飛車玉を追い詰めていきます。当然振り飛車も黙っている訳では無く、▽9五桂を入れ、76手目▽6九竜と切り飛ばし、居飛車の歩切れをついた猛追を見せました(居飛車陣の右側が壁になっていることをご確認下さい)。ヘボには緊張が走りましたが、▽8四香の王手に対し▲8六銀が冷静な合い駒。ウッカリ桂を使うと詰んでしまうのではないでしょうか?(検討まだです。御免なさい)そのような訳で▽5二馬と手を戻した所で居飛車が敵玉を即詰みに討ち取り終局となりました。 総手数99手でしたが、対抗形に興味のある人にとっては密度の濃い面白い将棋であるように思いますので、皆さん、是非ご覧下さい!局面が一手毎に大きく動いた将棋だったので、読みの深さが必要でした。(-_-)
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