中飛車研究所(将棋)掲示板
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あんまり「藤井システム」って使いたくない用語になりましたよね。何故かって?いや、ヘボはあの人が大嫌いだからですよ。ヘボにとっては「藤井は猛」ってね。今回はシステムの現状について観ていきましょう。 呆れた話ですが、ヘボは自分で指したことが殆ど無いので(難しいですよ)、藤井システムの厳密な定義が正直解っていないです。左美濃退治までを含めるのか、居玉のままで▲3八銀と上がればそれで良いのか?ここでは所謂「居飛穴潰し」の一手法に絞って将棋を観戦します。材料は順位戦(C1)の先崎vs冨田戦です。 先崎九段も強かったんですよ。NHK杯も制しているし、A級にも在籍していました。器用でオールラウンダー、筋の良い将棋だと思います。更に文章を書くのが上手く、コミュ力も高いですよね。将棋バカではないのが却って仇になったというか。性格も(前会長のように鈍感ではなく)繊細で鬱になってしまったのでしょうね。対する冨田五段は前期昇級昇段した若手振り飛車党の一人、期待しています。四間飛車を好んで採用しているように見えます。 先手先崎は居飛穴志向で、後手冨田はシステム発動です。四半世紀前、てんてーが居玉による穴熊潰しに成功してから、両者様々な試行錯誤が重ねられてきました。居飛穴側の対策としては「如何に敵桂跳ねと角筋を遮断するか」に焦点が当てられてきたように思います。本譜は居飛穴が▲8六歩から8七金と上がった工夫でしたが、これはいかにも形が悪い。振り飛車は労せず的確に攻めをヒットさせ、寄せ切りました。 このように書くと簡単そうですが、手順前後が即転落をもたらすので、一手一手の正しい理解が必要です。一手の重みが通常の振り飛車と違うのですね。ヘボのように甘い序盤では失敗間違いなしです。相穴熊戦も面白いですが、システムを使って居飛穴を崩壊させる将棋も指せれば良いですね。
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