中飛車研究所(将棋)掲示板
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女流王将戦が始まりました。2戦先勝なのですぐ終わってしまいますが。(>_<) 昨日宮崎で第1局があったので西山vs中戦を観てみましょう。 二人の過去の対戦は西やんの1勝(女流王座戦挑決)です。これも対抗形でしたが、終盤の入口まで中さんの優勢でしたが、一失があり、西やんが引っくり返した将棋でした。 さて、本譜。先手西山王将が初手▲7八飛に中挑戦者は▽3四歩。ヘボは何局か中さんの将棋は並べてきましたが、相手の背中に張り付くのが上手です(笑)。どういうことかと言うと、作戦負けをしない柔軟性、カメレオンのような将棋ですね。この出だしはソフト相手に少し調べたことがあって、本譜の9手目、どう指すか、なんですが、無難なのは▲2二角成から▲8八飛くらいでしょうが、実戦は▲4八玉でした。これは▲6九金が離れ駒になるので好みませんが、積極的に主導権を握りに動く西やんらしい手かなあと思ってみていました。当然居飛車は8筋の交換に行き、竜も作りますが、すぐに敵飛をぶつけられ消される運命です。但し、17手目の▲9六角がどうだったか?振り飛車党が考えそうな手ではありましたけど、結果的にこの角は捌けず苦戦の遠因になったと思います。続いて飛交換になり、居飛車の▽3五歩が敵陣の欠陥を衝いた鋭い一着。局面をリードしました。振り飛車は▽3七歩成りを▲同桂と取り勝負に出ましたが、▲同銀と取り局面を落ち着かせるべきだったとはヘボの考え。 さて、振り飛車は左桂も繰り出し、中央を狙いに行きますが、36手目に放った▽9二角がなかなかの手。自分の中段飛車は狙われやすいので角の紐を付けることで、可動域を広げる意味があったようです。明らかに居飛車側の有利ですが、局面が大きく動いてきた将棋なので、これを勝ち切るのは大変です。具体的には相手が暴れてくるのを押さえ込む訳ですが、受けの手は間違えると取り返しのつかないことが多い。細心の注意が必要です。 振り飛車は竜を作りましたが桂損。何か手を作りにいかなければなりませんが、65手目に▲6九角と引き相手の手に乗って駒を捌いていくことになります。果たして72手目の▽2四歩、86手目の▽7五歩辺りから局面がもつれる兆しが出てきました。しかし、剛腕で知られる西やんですが、勝負手の▲5五飛、▲7七飛が不発に終わり、中さんは秒読みの中、50手以上を戦い抜き勝利を手にしました。終始リードはしていましたが、西やんの終盤力はピカ一ですので、生きた心地はしなかったでしょうね。 まとめると、振り飛車のやや不用意な序盤を居飛車が上手く咎め、リードを守り切ったという一局ですが、手将棋は前例に頼ることができず、焦点も判りづらいので難しかったと思います。中さんは持ち味を発揮できた将棋でした。対する西やんは、次局、玉をある程度安定させた状態でガンガン攻める自分の土俵(振り飛車の王道でもある)に引き込むことが肝要でしょう(えらそうに(>_<))。二人とも長手数(総手数150手)お疲れ様でした。m(_ _)m そうそう、大事なことを書き忘れていました。タイトルの回収ですが、中さんが奨励会の三段リーグを抜けられなかった理由は「これを中七海に指されたら嫌だな」という戦法が無かったということになるのでしょう。
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