中飛車研究所(将棋)掲示板
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挑決の将棋が漸くアップされたので、福間vs中戦を観ていきましょう。 (但し、時間軸ではこの将棋は中vs西山戦よりも先に戦われたものであることは留意) 先手福間は伝家の宝刀「中飛車振り戻し」を採用。中さんのオールラウンダーぶりを考慮しての作戦でしょう。後手中は向かい飛車。西やんも多くはこれで対抗していました。序盤は先手の5筋位取りに進み、後手は2筋に拘らず早めに髙美濃に組み上げます。これがポイントの一つ。42手目の▽7五歩突きが鋭い!当たり前のことですが、中央の位取りは玉頭が相対的に薄くなりますから、脅しの役割には十分なります。「言われてみれば」の手?でした。 皆さんには是非盤面を観て頂きたいのですが、福間陣は右銀が出遅れており、7筋から3筋が薄くなっています。ここから後手は中央に飛を転換し、54手目の▽5六飛が素晴らしい捌きでした。さらに58手目の▽3五歩が厳しい追撃(取ると飛交換、陣形の差で後手優勢)。飛は歩を食いながら玉頭に。96手目に▽6六で銀と刺し違えお役御免。こんな感じで飛を切れたら最高ですね。先手は防戦一方で手番が全く回ってきません。 終盤に入っても後手の確実で厳しい攻めは緩みなく、勝ち急いでいる感じは無いのですが、着実にゴールに向かう指し回しでした。中、恐るべし。二強から三強時代への移行が予感される将棋でしたね。(^_^)
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