中飛車研究所(将棋)掲示板
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はじめに、ヘボは「大山命」を名乗らせてもらっていますが、弱いだけでなく大山名人とは大分棋風が異なります。最初に将棋を教えてもらった祖父に盛んに「攻めるんだよ」と言われ、攻め八分になりました。管理人さんのように受けが得意な人も中にはいますが(ヘボの2戦2敗)、道場では攻め好きな人が多いように感じます。特に若い人は(笑)。 そのような訳で、「天才」升田幸三九段も「攻めこそ将棋の本質」と述べているようにある程度攻める力が無いと将棋は勝てません。しかし無理攻めはダメです。攻め潰されるのも悲しいですが、攻めが切れて切れ筋に陥るのも惨めなもので何らかの成算があって攻勢に出なければいけません。ただ、振り飛車党として指していて思うことは、一局の中で結構辛抱の時間が長いということ。これは振り飛車という戦型の宿命だと思います。藤井猛九段の名言に「四間飛車のコツは相手の力を利用して投げる」がありますが、基本的に相手の攻撃を利用した「反撃の将棋」なのです。例えばヘボは柔道部の顧問だったことがあって、生徒と乱取りしていましたが、相手が動いてきた瞬間が技を掛ける最大のチャンスです。てんてーには柔道の経験はないと思いますが、「これだ」と思いましたね。 エレキングさんの将棋を実際に見ている訳では無いのですが、仰る通り序盤・中盤がそこそこだとすると、「決めるべきチャンスを逃している」ということになるでしょうか?これは我が大山名人の言葉ですが「攻めを開始したら緩めるな」です。攻撃は最大の防御とも言いますが、確かに永久に手番を握り続けていれば負けることは無い訳で(苦笑)。でも実際には一旦は受けに回る冷静さも要求されます。そこで「速度計算」が大切になります。幸いエレキングさんは詰将棋に興味があるようなので「詰む詰まない」の判断は優れていると思われますので、その力を大いに伸ばして欲しい。それに加え「どうすれば敵玉が必至になるか」つまり「受け無しに追い込むにはどうするか」の判断ができれば終盤は完璧です。毎局異なる終盤の寄せ合いでいつも詰み筋が見つかる訳では無いので無理に王手をかける必要はないですよね。却って「詰ましてやる」とばかりに突撃してすっぽ抜けて逆転負けの憂き目に遭ったら後悔しますよね。 ヘボもビビりますよ、終盤は。特に形勢が良い時が怖い。多分、安全に行こうということで、エレキングさんの言う「ぬるい手」を指してしまうことがあるのでしょう。そもそも(ヘボだけかもしれませんが)「受けの手は間違えやすく、間違えると取り返しがつかない」のです。そこで、自戒も含みますが「良い時こそ最短距離の寄せを」目指しましょう。多分自分で思うほど形勢は離れていないのですよ。では不利な時はどうするか?相手の嫌がる手を指すことですね。相手の玉が薄ければ拠点を作ったり大駒を叩き切ったりして寄せ易くする。「駒が入ればあんたの方が終わりだよ」とね。 最後に手前みそですが、穴熊は王手が掛かりにくいというメリットがあります。つまり「速度計算が(美濃囲いより)やり易い」ということです。十分に美濃囲いで経験を積んだら穴熊も指してみて下さい。久保九段が「将棋は終盤の強い方が勝つ」と仰っていますが、勿論その通りですが、序盤・中盤を見直すことで、戦い易い(つまり敵玉を寄せ易い)終盤を迎えることができるようになると考えます。そういうことを考えながら定跡書を読むと強くなれるかもしれないな??まあヘボは弱いので、寝っ転がって読んでくれて構いません。(>_<)
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