中飛車研究所(将棋)掲示板
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本来、特に贔屓の棋士の手による棋書の執筆は有難いことですが、彼ら彼女らの成績がパッとしないとヘボなんぞは複雑な思いになりますね。十九世名人なんかは別格として、丸山・郷田両九段が現在でも好成績を維持していられるのは、ご自分の将棋の研究に専念しているためだと思います。これが将棋の研究でなければ自分の発見は積極的に発表するべきですし、逆に普通の研究職であれば自らの研究成果を発表する(論文を書く)ことで、存在意義をアピールし生活も安定する訳です。将棋で研究発表するということはライバルに手の内を晒すことになりますからね。ですからヘボはわざわざ「○○ノート」等と称して本を出して悦に入っている棋士は信じられませんね。 「では大山康晴はどうなのよ?」と突っ込んでくる人がいるかもしれませんが、大名人はプロが注目するような定跡に関係する棋書は一切書いていませんよ。皆過去の自他の棋譜をアレンジした「次の一手」形式の内容が殆どです。この点、非常に注意深く急所を外しています。坊やも「藤井聡太監修」の本は沢山出ていますが(実際、リクエストは出版社&ファンからひっきりなしだと思います)、自分の頭を使って書いた棋書は一冊も出ていません。勝負に拘る人は自分から転ぶようなことはやらないのです。 どういう訳かプロの振り飛車党はお人好しが多くて、立派な棋書を数多く世に出していますが、これはアマの側に振り飛車党が多いことも関係しているのかもしれません。ヘボも「幾つかお勧めの棋書を挙げてくれ」と言われれば両手の指の数位直ぐに示すことができます。しかしながら、発表によって勝てなくなっているとしたら、ファンの一人としては何とも複雑な思いです。(>_<)
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