中飛車研究所(将棋)掲示板
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暑さのせいで昆虫も表にでてこないんですよ。それで少し時間ができて投稿を連投?できています。(>_<) さて、福間香奈の将棋。前回も中飛車の達人として取り上げましたが、本譜の「中飛車左玉」も得意技の一つです。元々は今泉健司五段が流行らせた戦法ですが、本家?こんせん五段は左穴熊に潜ることが多いように感じていましたが、香奈ちゃんは普通の?対抗形に持ち込みます。5筋位取りが多いかな?相手を向かい飛車に誘導するのがポイントで、特に居飛車党相手の場合より大きな効果を発揮します。振り飛車に飛先を突かせて手を稼ぎ、その間に中央(と言うか、中飛車から見て左側)を制圧します。 果たして、本局、先手福間の初手▲5六歩に、後手小林裕士八段は居飛車党ということで、香奈ちゃんがまんまと嵌めたのか、それとも小林八段が売られた喧嘩を買ったのか? ここで小林八段について簡単に触れておきます。解説にも出演され「ポツンと(歩を垂らす)」が口癖です。身長185㎝(体重90㎏)の偉丈夫で、京都出身。同郷の佐藤康光元会長と同門ですね(師匠が田中魁秀九段)。攻め好きで、短時間の将棋を得意と書いてありましたが、十七世名人に「勢いと感覚に任せた将棋は裏目に出る」と苦言を呈されていたとのこと。そうすると田村康介七段に似た所があるのかな? 中飛車は、一旦敵飛先を▲2八飛と振り戻しによって受け、歩交換から4筋を狙います。私見ですが、相手側が向かい飛車に振るのはどうなんですかね?最初から四間もしくは三間に振り、中飛車に対抗した方が良い気がするのですが。西やんが対福間戦(中飛車左玉)で良い結果を残せていないので、研究の余地があると思います。 仕掛け以降の指し回しは手慣れたもので安定していましたね。駒得で竜ができているのですから、大満足。振り飛車は捌けなかった飛が負担になりました。このように相手が振っても自分が振る以上に好成績を収められる。大山康晴そのものではないですか。しかも相振りは得意中の得意。負けたくないから振らない人に「棋力の担保」などと言われたくないですね。 女流棋士(しかも同一人物)に連敗した小林八段は棋力が担保されていないことになるのでしょうか?
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