中飛車研究所(将棋)掲示板
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朝日杯の一次予選が始まっています。アマの有力選手も出られるのでプロ・アマ戦は注目です。その中で藤原アマvs柵木(ませぎ)四段の将棋を観ていきましょう。 ヘボは最近は時計を使った将棋を指していません。Oセンターのトーナメントは切れ負けなので、じっくり考えたい人には向いていません。また負けた時の言い訳もできません。いずれは挑戦できるようにもっと強くなりたいです。朝日杯は持ち時間1時間で1分の秒読みかな?アマは元々持ち時間が短いので、このような将棋は得意な人が多いと思います。本局もそのような醍醐味?が存分に見られました。 先手藤原が三間に振ると後手柵木は居飛穴を見せた駒組で持久戦かなと思いきや、振り飛車が29手目▲6五歩と▽6四の銀を追い返そうと突いたところ、▽5五銀と出られて戦いが始まりました。左辺で角銀交換があり、中盤をすっ飛ばして寄せ合いの様相に。続いて飛交換にもなりましたが、振り飛車が桂を先に取り、▲5五桂を打てたところでペースを掴みました。居飛車は木村美濃のような形です。 ここから最善ではなかったものの竜を切って上手く居飛車陣の金銀を剥がし、▲5四角成の味が最高です。ところが決めの段階で▽2二銀の受けに対して同金が失着。ここは▲4四銀成と遊び駒を活用しておけば完勝でした。恐らく時間に追われたのでしょうね。攻守入れ替わり、今度は柵木四段が106手目▽4八銀と放り込みましたが(美濃囲いにこの銀が入ると大体振り飛車がアウトです)、これが悪手とは!後手の持ち駒から斜め駒が無くなり、詰み筋が消え再逆転。両者の時間の使い方は不明ですが、プロをしても秒読みに追われ最後まで読み切れなかったのでしょう。将棋は最後に悪手を指した方が負けるゲームです。藤原アマは大金星です。 ヘボは本局から最後まで諦めないことを改めて学びました。頑張ります!
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