中飛車研究所(将棋)掲示板
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今回は女流王位戦第3局を取り上げましょう。 今年は沖縄・奄美に先駆けて九州が梅雨入りしたという特異例になりました。ヘボは広島より南西に住んだことはないですが、その地に留まることで感じるものはきっとあると思います。何より、平常を把握しないと異常も感じられません。 さて、棋界も新年度に突入。ヘボにとっては近年の名人戦はつまらないですが、棋聖戦が楽しみです。杉本六段は一発でも坊やのみぞおちに入れて盛り上げて下さい。 本局。先手伊藤が飛先を早く決めて後手福間の中飛車を牽制しました。相手を得意型にさせないのは勝負勘(観、ですかね?)の一つで、考えられる作戦ですが、福間王位も当然研究の範囲内ですね。定番の向かい飛車に振ったのは飛先決めを逆手に取った振り筋でこれも理に適っています。 局面を安定させて満足した居飛車は居飛穴を目指しますが、これが少し危険でしたか?王位は早速藤井システムの応用編を繰り出します。ヘボなら▽7一に玉を留めて端攻めを考えますが、香奈ちゃんは玉頭を盛り上げる技術に長けているんですよね。これで玉が広く安定し、安心して攻めることができました。 玉頭からの圧力に居飛車の金銀は上ずり、支えきれなくなりました。序盤に戻ってまだしも▲7九でなく▲7八金と上部に備えるのでしょうが、結果論ですかね。そう考えるとヘボは「将棋は後手有利」つまり「相手の出方を見て形を決められる」と主張したくなるのですが、やっぱり変?(謎)次局、挑戦者は後手番で、そのような対応ができますので、チャンスは皆無ではないと思います。「ヘボにとって」面白い将棋を期待します。(^_^)
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