中飛車研究所(将棋)掲示板
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谷川vs西田戦(朝日杯)より。 十七世名人に引っかかっていた局面があったのでしょうか。後手三間飛車対急戦の将棋になりました。振り飛車としては覚えていなければならない局面です。今から二十年前は藤井システムが登場し、振り飛車党の間でも四間飛車を中心に定跡の整備が一気に進みました。三間飛車を頑張っていた一人がコーヤンこと中田功現八段で、ご高著の「急戦編」「持久戦編」にまとめられました。居飛車穴熊とエルモ以外に今の居飛車党は殆ど興味を示さないので、本譜のような将棋はまず見られません。十七世名人は何を指したのか? 仕掛け後、2筋を突き捨て、飛頭に歩を叩き、▲3二銀と飛取りに打ちます。ここで振り飛車は成銀を取らず▽2三飛と浮くのが定跡になっているのですが、この局面でした。確か▲1五桂と打ち、▽2一飛を強要させた後、▲4五桂と跳ね(取ると角を取られる)、形成不明だったと記憶していましたが、居飛車は▲3一成銀と寄りました。これは私(振り飛車側)には有難い手に映りました。理由は成銀の活用が難しくなったこと。(同じ遊ぶのであれば)まだしも▲1一成銀と香を拾った方がマシだったのでは?定跡にお詳しい方、是非ご教示下さい。 この後、振り飛車は▽6三飛と活用し、居飛車玉のコビンを狙う展開に持ち込み、快勝しました。最近の十七世名人は早投げが目立ちますが、他の人でも無理でしょうね。西田君、しっかり勉強しているなと思いました(当然のことですが)。
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