中飛車研究所(将棋)掲示板
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皆さん愛棋家の方々にとっての「面白い将棋」とは何でしょう?当然、人によって異なりますよね。将棋の強い人が「面白い将棋を指したい」とか仰っていましたが、彼の発言の「面白い」はヘボの「面白い」とは違うのです。 さて、今日の教材は王座戦予選、久保vs糸谷戦です。 久し振りの久保将棋ですが、試行錯誤の日々が想像でき、かつ努力が結果に結びついたということで胸に沁みる内容でした。 ネタバレですけど、将棋を観ていきましょう。 先手久保は▲6六歩の後に▲5六歩です。つまり最近はなかなかお目に掛からない純粋ノーマル中飛車を採用。これを見て、後手糸谷は居飛穴を志向、「来るなら来い」とばかり▽2二玉と寄る前に▽1二香と上がりバチバチ感が伝わってきますね?(ヘボの錯覚かも)更に振り飛車はこの動きを咎めるべく、▲3六歩から桂を跳ね藤井システムを思わせる攻撃態勢。早速▲2五桂から仕掛けていきます。 飛も4筋に転回し、玉頭を強襲、敵陣に馬を作る戦果を上げたのは振り飛車。居飛車は折角寄った玉を▽3二に戻さなければならず、手の遅れが生じました。お返しに馬を作りますが攻め駒不足は否めません。ここで振り飛車に妙手が飛び出します。57手目▲2七桂がそれで、居飛車の馬は進退窮まり敵飛と刺し違えることになりました。振り飛車は馬を一旦▲7九まで引き上げ、飛の打ち込みを消す流れの良さ。67手目の▲3六角も好手でした。打たれた時には冴えない感じでしたが、87手目に▲1四角と飛び出す形で敵玉を(居飛車から見て)右辺に逃さない拠点となりました。 93手目の▲5五桂で振り飛車は良い流れを確定させました。決め手になったのかもしれません。居飛車の端攻めは玉の移動で受け流し、これを逆用、挟撃の形ができました。仕上げには端攻めの足場として再度▲2七桂が活躍します。玉は流れ弾に気を付けながら▲7八まで移動し終局です。久保師匠は「好きな駒は角」と公言されていますが、本局、角桂が大活躍した将棋になりました。 もう一度タイトル戦で久保九段の将棋を観てみたい。「トリプルルッツよ、もう一度」かな?ヘボにとっての「面白い将棋」とはこのような内容ですけど、頭の固い坊やには解らないだろうな。(>_<)
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