中飛車研究所(将棋)掲示板
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面白い棋譜が上がっていましたので、早速観ましょう。冨田vs中戦ですが、2年前の将棋(加古川青流戦)です。 何でこの棋譜が今上がったのか謎ですが、「徹底解説!将棋の定跡」さんには感謝します。元々ここをヘボはよく観ますが、これからも聡太以外の棋譜を積極的に拾って頂けると助かりますね。 さて、先手冨田が四間飛車、後手中は右四間模様から「見逃してね」って感じ?で▽1二香と上がりました。振り飛車はここで少し立ち止まったのでは(無論ヘボの邪推です)?31手目、意を決して指された▲8八飛から角交換、大決戦に突入です。今のヘボは穴熊目線で見てしまいますが、最悪のタイミングで戦いを起こされた気分で、振り飛車の判断は間違っていなかったと思います。 振り飛車は勢い敵陣深く攻め込みますが、▲7一角・8二角成が拙かったようで(ヘボの第一感です。(>_<) ▽6一飛に対しもっと過激に▲5三角成を決めた方が良かったようです)、居飛車は馬を▽2二に引き付け、建築途中のようだった自陣が引き締まりました。「馬の守りは金銀三枚」という格言もありますよね。振り飛車は攻めを続けなければなりませんが、敵飛に当てた59手目の▲7四金が重く、しかも結果的に狙った飛も最後まで取れなかったことが痛かった。形勢は一気に居飛車に傾きました。 ここから桂香を打ち合い、攻めのターンは居飛車に回ります。金銀を剥がし、自陣を警護していた馬が飛び出してきて必勝態勢。ところが幾らかの手順前後があって、再び振り飛車にチャンスが訪れました。 速い攻めが無くなった居飛車はやむを得ず馬を▽2二に引き付け、守りに入りました。振り飛車が攻めると持ち駒が入り、(居飛車側から)寄せられるという寸法です(所謂「キャンセル待ち」の状態ですかね?)。この過程で感心したのが、先ほど手放した▲7四金の動きです。他に有効な指し手が無かったこともありますが、いつの間にか▲4三までにじり寄っていて、ヘボが居飛穴を持っていたら間違えて▽3三辺りで捕まっていますね。(>_<) 一方の居飛車側も隠居してるように見える飛車がずっと横方向に睨みを利かせ、絶大な守備力を発揮している点も見逃せません。 更に玉頭周辺で揉み合いがありましたが、双方に致命的な悪手があり、最後に間違えたのは振り飛車の方でした。(T_T) 再び居飛車の馬が▽6六に飛び出し、敵玉を即詰みに仕留めた将棋でした。まあ、評価値的には悪手のオンパレードで居飛車党の(心無い)観る将はバカにする対局かもしれませんが、何十手も秒を読まれながらのせめぎ合い、ヘボは感動したのでありました。m(_ _)m いや、こういう将棋が指せるとなると、香奈ちゃんにも西やんにも好勝負が期待できますね(ヘボは「伊藤沙恵」タイプかなあと感じています)。いずれにしても楽しみにしています。(^_^)
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