中飛車研究所(将棋)掲示板
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A級順位戦最終局は何時頃からか「将棋界の一番長い日」などと呼ばれてきました。ドラマがある年が多く、誰が挑戦し、誰が落ちるか、当人たちはたまったものではないですが、B1以下の棋士も含め将棋が好きな人は注目するのが最終局なのです。 ヘボの今期の注目は菅井竜也と佐藤天彦でしたが、菅井君は早々に期待を裏切ってくれました(残留して下さいよ!)。天彦九段は挑戦が見えるところまで来ました。戦い方が読まれている軍曹よりも鬼太郎さんの方が絶対チャンスがありますよ。 さて、そういうことで二人の将棋を(勝ったら)取り上げようと思っていたのですが、天彦vs渡辺明はナベ九段の体調不良のため41手で天彦勝ちとなりました。負傷を差し引いても投了図は(ナベ九段にとって)厳しいものでした。以上です。 菅井vs佐々木勇戦を観ていきましょう。 菅井君は原点に立ち返って、元々の原動力、中飛車穴熊を持ってきましたね。それで良いんですよ。対する勇気君は銀対抗を決めた後、一直線穴熊で対応しました。これは悪手かな?超速の変化か穴熊かで迷ったと思うのですが(あくまでヘボの推測です)相穴熊は急戦以上に粘れない戦型です。ヘボは(相手の経験の度合いによると思いますが)指し切るか、こちらが寄せ切るかの殆ど二択です(苦笑)。勿論相性もありますよね(菅井7勝vs勇気3勝)。 序盤、後手勇気が▽2四角と覗きました。これは振り穴にとっては厄介で定跡もあると思います。左金の動きが限定されるんですね。そこで先手菅井は▲2六~2五歩と角を追い、銀冠穴熊に組み換えました。居飛車はこの▲2五歩を金で取りに行きましたが、いかにも居飛車党の感覚で、仮にヘボが菅井君の立場なら「儲けた」ですね。ヘボもよくやりますけど金が上ずるのは形が悪い。振り飛車は取らせる時間を利用して飛を転戦しポイントを稼ぎました。そして65手目の▲5七銀引がヘボにとって本局一二を争う眼福でした。「金銀はこうやって捌くものなんだよ」と教えられたようです。 続いて居飛車からの8筋攻撃がありましたが、ここにおける折衝も見事でした。突き捨てから▽8八歩ですが(居飛車党の人、これ大好きですよね)、これを一旦同角と取って飛を走られたところで再び▲7七角と上がる。丁寧な指し回しとはこういう手順を指すのかもしれません。寄せも素早かったです。予め叩きの歩で金銀を上ずらせておいてバサッと竜切り!爽快です。こういう将棋を観ると勇気が出ますね(斬られたのは『佐々木勇気』だけれども)。もう暫く振り穴を続けていく決心がつきました。(^_^)
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