中飛車研究所(将棋)掲示板
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先に書いたように、よく振り飛車は「手損」とか「消極的」とか居飛車信者に揶揄されますが、ヘボは「玉(王)将を大切に扱って何が悪い?」と返しますね。囲いって大事ですよね。「振り穴党宣言」(笑)して、相振りを指す機会が増えたせいもありますが、相手の攻撃を見越した最適の囲いを構築することが大事ですよね。今回は順位戦、遠山vs山本博志戦を観ていきます。 遠山六段は元振り飛車党、ベテランの域に入ってきました。今期の順位戦は不調で2勝5敗です。山本博志五段は期待の「三間飛車党」ホープで色々工夫の跡が窺える将棋を魅せてくれます。今年度は好調を維持しており、順位戦も6勝1敗と先頭集団です。 先手遠山の三間飛車対策が注目されましたが、飛先を早く決め早仕掛けを匂わせました。対する後手山本は4手目▽3二飛から20手目▽3一飛と引きました。これがオリジナルの急戦対策で備えは十分でした。これを見て居飛車は一転玉を深く囲い銀冠の堅陣を目指します。さて、振り飛車は? ▽3二金と上がっているので、(ヘボはいつも悩みますが)左の金銀を如何に玉側に寄せていくかが鍵の一つになります。振り飛車の取った部分作戦は早囲いから左銀を▽6四から▽7三に引き滅多に見られない囲いにし、左金で中央を押さえるというものでした。銀冠には劣るかもしれませんが、不満なしの布陣です。あとは大駒を捌いていくだけです(それが難しいんですけどね)。 2~5筋を中心に押したり引いたりの中盤の緊迫した戦いが続きます。ヘボもどこで形勢が動いたのかはっきりとは判りませんが、▲6五の桂を金で食いちぎり、▽5五桂と褌を掛けた辺りでしょうか。これで居飛車の銀冠が崩れました。この後、遠く▽7一の地点を見据えた▲2六▲1七の二枚角と▲3二竜のセットでピンチになりましたが、▽6二歩▽5一香▽5二桂と手順に外堀を作ることに成功し、形勢を引き寄せました。攻撃は少ない駒で指し切りを注意しながらの巧みな竜の動きが光りましたね。 終局図の振り飛車玉は入城時から一歩も動いておらず、山本五段が如何に上手く立ち回ったかが判ります。振り飛車党から見た振り飛車の戦い方は「先行投資」ということで。これが理解できない居飛車党は次々と枕を並べていくことでしょう。ヘボも実戦で実践していきたいですね。(^_^)
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