中飛車研究所(将棋)掲示板
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エラそうに題をつけましたが、現五冠とどう違うかという点について私見を。 羽生九段が好きな人はかなりの確率で聡太五冠も大好きな人が多いように感じます(勿論正確な数字は不明)。しかし両者の将棋観は大きく異なっているように思います。 羽生九段が四段だった頃から現五冠に匹敵する活躍をしていましたが、実力者という評価を得る辺りで「島研」に入ります。島朗九段が開いた研究会ですが、そこで得たものが九段の将棋に対する向き合い方に大きく影響しているように思うのです。管理人さんは私の悪影響?で「島ノート」を購入されたのでご存じでしょう。曰く、島は「(将棋の)力は知識の集積である」「将棋は(勝負を度外視すれば)こんなに面白いものは無い」。この思想に佐藤現会長や森内九段も感化されたのではないでしょうか。 所謂「羽生世代」、藤井猛を除くと例外なく居飛車党ですが、羽生をはじめ佐藤、森内、郷田、そして丸山でさえも皆振り飛車の良い棋譜を残しているのです。「将棋を極めたい」。自らが強くなりたいのは勿論ですが(食べていかなければなりませんからね)、皆高邁な想いを持って盤に向かっていると推察します。 対して、伝え聞く話で現五冠は「強くなりたい」が第一目標。これは年齢的な面では仕方のないこと(私は将棋以外ではごく普通の二十歳だと思いますので)。ブームはいつかはフェードアウトする。その時点でもファンが付くかは、彼が「将棋を極めたい」と念じ、考えられるかがポイントになると考えます。 最後に、羽生善治、飛を振って勝って下さい(笑)。
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