中飛車研究所(将棋)掲示板
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昨晩の順位戦です。佐藤天vs豊島戦。 豊島九段に元気がありません。次局の対菅井戦はお互いに深刻な戦いになりそうです。一方の天彦九段は振り飛車党転向以降順調です。本局も魅せてくれました。 ▲7六歩、▽8四歩に続き、先手3手目に▲6六角!ヘボも初めて見ましたね!ここから向飛車に振り、穴熊に潜ったのが振り飛車の工夫でした。居飛車は角交換しては損と判断し、暫く放置していたのですが、その間の駒組みに差が付いたようです。具体的には(結果論になりますが)▽6三金と上がらせたのがそれで、居飛車は玉の守りが薄くなりました。 中盤、穴熊が上手く捌きます。働きの弱かった▲7七銀を▲6八に引き、居飛車の突っ込みに乗じて▲6七→6六→5七と玉に近付き、最終的には▲2六で取られるのですが、不利飛車党員としては嬉しい限り。また特筆すべきは59手目の▲8八角!駒の損得はありませんでしたが、左翼の駒が綺麗に無くなりました。いつの間にか飛も▲3八にくっ付いてヘボはニヤニヤする所です(笑)。 居飛車は歩切れ(と言うより駒不足か)が終始響いたようです。穴熊は横から竜、上から飛と理想的な挟撃体勢を築き、99手目に▲4一竜とにじり寄った所で豊島九段の投了となりました。少し複雑な思いもありますが、現在の振り飛車党党首は佐藤天彦ですね。大分早いですが、名人復位も期待してしまいます。(^_^)
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