中飛車研究所(将棋)掲示板
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相振り戦は対抗形とは異なる哲学を要求されます。ヘボはメモしているだけで250局余りの相振り戦を戦ってきましたが、「勝てば圧勝、負ければ惨敗」が殆どで、「終盤の一失で好局を落とした」将棋は記憶に無いんですね。(>_<) 大山名人の仰るところの「粘りが利かない」将棋の作りになっているようです。 さて、材料は女流順位戦(D組)の梅津vs川又戦です。失礼な話ですが、お二人のお顔さえ定かでない。そこで泥縄で検索するのですが、写真がなかなか出てこない。あっ、そうか!連盟のHPだ(早く気付け)。お二人とも面長ですね。特に川又さんはお姉様に輪郭がソックリです(福間香奈は実姉)。振り飛車党同士なので、特に女流同士であれば九割方相振りになりますね。 先手梅津は三間、後手川又が向かい飛車となりました。双方美濃です。先手は7筋の位を取りましたが、やや守勢に回りました。後手は攻め味を見せるのですが、銀が中央寄りなので、敵陣に大きなダメージを与えるまでには至りません。却って玉頭に厚みを作られてしまい、模様は先手です。 先手は敵玉頭に味付けした後、手駒を増やすため?自ら右辺で動きました。これは厚みが解消し拙い選択ではなかったのか?押さえ込まれそうだった後手に手段を与えてしまいました。慌てて反対側に目を向けるも逆に敵馬に押さえ込まれ、端攻めも逆用されてしまいました。梅津さんは惜しい将棋を落としましたね。対する川又さんは(妊娠&育児からの)復帰2戦目。お姉さんに負けないような活躍を期待しましょう。 将棋を通して振り返ると、自陣に活を入れるために金気を打ち付ける筋は、余り得策でないようです。また、常に敵陣に目を向け、隙があったら突っ込むつもりでいないと勝利は難しい。当然のことですが、対抗形と相振りは違う種類の将棋です。(>_<)
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