中飛車研究所(将棋)掲示板
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一つ前の投稿で悔しくなったので、改めて真の天才、藤井猛の将棋を振り返ってみました。(比較的)最近の対局となると、やはり昨年のNHK杯、対屋敷戦ですかね。もう、取り上げたか、未だかも忘れたので、重複の内容かも知れませんがお許し下さい。 先手猛の四間飛車藤井システム、後手屋敷の急戦(金無双&斜め棒銀含み)で始まります。最近巷?では「へなちょこ急戦」という用語がネット上で飛び交っていますが、ヘボが対戦する方々は40、50代(あるいはそれ以上)が多く、若い人も急戦を指さない方が多いこともあり、更にヘボ自身が穴熊を多用していることもあってか、道場では見かけません。たまにエルモと当たることもありますが、袖飛車穴熊で粉砕します(笑)。皆さんご存じでしょうが、船囲いは玉頭に手が付くと脆いんです。急戦を指したい人は過去の山田とか鷺宮定跡から復習した上で、現代の定跡を勉強しないととても実戦に投入できないでしょう。大変です。すこしでも楽をしたいヘボのような人間はとてもとても。(>_<) そんな苦労をしなくても切り札、居飛車穴熊があるではありませんか。(^_^) 多分、居飛車党の方々は相居飛車戦の研究に忙しくて、急戦マニア?以外はそんなところだと思いますよ。 例の如く、前書きが長くなりました。急戦か持久戦かの見極めは▽7四(▲3六)歩のタイミングで良いようです(と佐々木慎七段に確認しました。それならば居飛車は早くに歩を突いて居飛穴でも目指せば作戦勝ちになりそうですが、最近の振り飛車党員は自ら手を作りに行く人が増えているので、安易な歩突きは逆用されます)。我らが振り飛車党総統はそんなことは当然織り込み済み。美しく高美濃に組み上げて、戦機を計ります。序盤のハイライトは31手目の▲6五歩ですかね。ヘボはたまたま父親とテレビを観ていたのですが、当たったので嬉しかったです(笑)。居飛車は▽5五歩と角交換を拒否したので「ふふん♩」といった感じですね。仕掛けないと急戦の陣を敷いた意味がないので、居飛車は歩の突き捨てから戦端を開きますが、▲8七銀が好手でした。ヘボは特に銀の捌きに苦労することが多いので、こういう手は(良い意味で)シビれますね。当にこの辺り、「相手の力を利用して投げる」振り飛車の奥義をリアルタイムで観ている気がしてワクワクでした。居飛車は▽5二の金を▽6三に上がらざるを得ず、ここでもニンマリです。(^_^) これ以降の捌きも絶品でした。「これぞ振り飛車!」ですね。攻め合えば玉の堅い振り飛車の流れ、▽3九銀と迫られますが、余裕で▲1七玉と逃げておき、一間竜(飛でしたが)から送りの手筋、さらに飛を切って101手目の▲3二金打ちで収束。即詰みですが、詰み上がると歩1枚さえも駒台に残らない無駄の無さ。これを「美しい」と表現しないで何と形容するのでしょうか?(~_~) テンテーは初めてヘボがサインを頂戴した棋士ですし、何とかもう一度檜舞台で戦って頂き、タイトル戴冠を祈念しますが、「なおテ」、何とかならないですかね? (T_T)
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