中飛車研究所(将棋)掲示板
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という訳で、この二人の、黄金カードを観ていきましょう。 福間vs西山戦(NHK杯女流枠決定戦)です。 先週本戦の決勝が放送されたので、そういう時期ですよね。太地君は元振り飛車党にも拘わらず、相振りがお好きでないようなので(そういう人は意外に多いようにも感じますが)、ガラパゴス発言に繋がるのでしょうが、この二人の功績として相振りの定跡を無意識の?うちに作り上げてきたことがありますね。 本局は、先手福間・後手西山譲らず(笑)、相中飛車になりました。管理人さんのご指摘通り、序盤から中盤にかけては先手持ちですかね。右銀の位置の違いが厚みの差であるように思いました。ところが、(あくまで結果論ですが)後手の▽6五歩が機敏で、▲7七桂が浮いて敵角の直射に注意しなければならなくなりました。不自由な駒組みを強いられ、▽5六歩と拠点を作られ形勢逆転となりました。 成銀の位置も悪かったですね。▽3四角の飛銀両取りが痛すぎます。桂取りに忙しい中、▲7七角と反撃に転じますが、ここに至っては先手は後手のすっぽ抜けを期待するより手段が無くなったように思います。しかし、この日の西やんは攻め急がず、78手目の▽7三銀など落ち着いていました。まだしも斬り合ってくれれば、間違いも期待できますが、こういう「あなた、何か手段がありますか?」という手を指されると、少なくともヘボは堪えますよ。 終盤にかけては、堅実な寄せの一方で、112手目▽5二飛とぶつけて敵竜を消す用心深さ。相手の心を折る収束でした。相振りの終盤は一方的になっていることが多いので、力が拮抗している両者ですから、この結果は仕方が無いですかね。良い勉強になりました。管理人さん、有難うございました。 m(_ _)m
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