中飛車研究所(将棋)掲示板
Back
記事編集
投稿者
メール
題名
内容
古森五段はヘボ期待の若手振り飛車党員の一人ですが、今期も今ひとつでしたかね。(>_<) NHK杯を2つ3つ勝っているし、力は付いてきていると思うのですが(ファンの欲目?)。ご本人も自らの欠点(美点にもなるかも)についてお解りのようで「ついやり過ぎてしまう」と仰っています。それが何を意味するか、将棋を観ていきましょう。 少し前になりますが、竜王戦、中川アマとの一戦です。 中川氏もプロとの対戦成績が14勝14敗ですから、決して侮れません。ヘボは小学生に散々痛めつけられているので、格下(棋力だけではなく)との戦いは気持ち的に嫌です。格上は「負けて元々」で当たれますからね。古森君はどうですかね? 先手古森が駆け引きの末のダイレクト向飛車、後手中川は手堅く銀冠を目指しました。ここからの振り飛車の指し手は実に積極的。一目散に自玉を美濃に収めると、7筋の位を取り逆棒銀、▲8六歩から▲8五歩と仕掛けていきます。ヘボもこういう展開は好きで、世の多くの将棋指しはきっと攻めるのが好きで攻められるのは嫌いだと信じています。 振り飛車は攻撃の手を緩めず、あっという間に8筋を突破、竜ができました。こう書くと居飛車は何もしていないかのようですが、準備が遅れ、既に「倒れている」状態であったのでしょう。自陣角から防戦一方になり、所謂「筋に入った」攻めに飲み込まれた感じでした。勝敗は75手で決着。定跡書に嘘は書いていないようです。古森君はプロの誇りを守りました。(^_^) 反対に、このような勝ち方をしてしまうと、「ついやり過ぎてしまう」気持ちも何となく理解できそうです。ヘボも「隙あり!」と見立てた突貫が惨めな切れ将棋に終わったことが何と多いことか。でもチャンスはそう簡単に訪れるものではないので、常に盤面全体を観ることを心掛けたいものです。(-_-)
URL
更新キー