中飛車研究所(将棋)掲示板
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女流名人戦第3局、西山vs福間戦を見ていきましょう。 後の無い西やんに対し、香奈ちゃんは精神的には随分安定を増したのではないかと推察します。本譜は... 相振りの出だしでした。序盤、西やんは初手▲7八飛から三間飛車金無双模様に、香奈ちゃんは2手目▽5四歩から2筋の歩を伸ばしていきました。二人の対戦では結構見慣れてきた形ではないでしょうか。ただ、結論から(ヘボが)エラそうに言うと、「序盤でこの将棋は終わって」しまいました。原因は17手目の▲8六歩、29手目の▲4五歩辺りに求められると思います。 最初の8筋突きは相手が態度を決めない(飛を振っていない)状態ですから、結構危険。それを咎めるべく、後手は居飛車で戦うことを決めたのですが、折角(飛を振るべく)手を掛けた左辺がスカスカになってしまいました。次の4筋突きでこのやり取りの影響が出ます。銀当たりの手なので、取るか、引くかどちらかですが、取ると▲3七桂と跳ばれ、銀が狭い。引くなら▽5三ですが、角交換され、居玉&腰高の?陣形では角打ちの隙が多過ぎる。よって泣く泣く▽3三銀ですが、角が幽閉されてしまいました。 これ以降は、後手が勝負手を繰り出したものの、冷静に先手に対処され、後手陣は空中分解の体を呈しました。香奈ちゃんからすれば最近珍しい拙局で、西やんから見れば借りを一つ返した将棋と言えましょう。 次局も楽しみです。勿論、将棋の中味も。 (^_^)
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