中飛車研究所(将棋)掲示板
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竜王戦、藤井猛vs阿久津戦を取り上げます。 テンテーは順位戦は出だし4連勝でしたが、萎んでしまいました。(>_<) 対する阿久津八段も星が上がっていません。両者、浮上のきっかけを掴みたいところです。 何と先手藤井初手▲7八飛でした。まあ四間飛車が最も巧いだけで、どこに振っても強いです、テンテーは。後手阿久津は銀冠穴熊で対抗の序盤でした。 角交換をするか否かの駆け引き後、早くに端を詰められたので、振り飛車も穴熊に潜りました。さらに4筋の位を取り、左金を▲5七に上がった手が用心深い一着。ヘボは形とばかり▲4七に上がるところですが、後の▽6六への敵角の飛び出しを防いでいるようです。そして、▲3八飛と袖飛車に振り直してくれました。(^_^) ヘボはこの形で、玉頭から圧力を掛ける指し方が好きです。もっともプロ同士ですから、本譜も簡単にはいかず、居飛車は飛の横利きを動員して、攻めの阻止にかかります。 ここで▲4四歩の突き捨てが「これぞ筋」とばかりの良い手でした。居飛車は飛で払うより無く、追撃の▲6五歩が角道を通しての飛当たりで流れを引き寄せました。結局角交換になり、玉頭制圧に成功、ほぼ一直線に勝利を掴み取りました。総手数71手。恐らく居飛車に誤算があったらしいことはヘボも察しましたが、久しぶりの快勝で、不利飛車党員は大満足です。今期も残り少なくなりましたが、少しでも来期につなげられるよう、楽しい将棋をお願いしたいものです。(^o^)
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