中飛車研究所(将棋)掲示板
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順位戦、広瀬vs佐藤天戦を振り返ります。 この二人の不調が意外です。天彦九段は慣れない振り飛車に苦労しているという言い訳が出来そうですが、広瀬九段(昇段おめでとうございます)の方はどうしたのでしょうか。奥様に気を遣われているのでしょうか(いや、余計なお世話、失礼)。 本局も後手天彦の四間飛車に対し、先手広瀬は流行りの金無双急戦に▲5五角を組み合わせて応戦しました。序中盤はほぼ互角の推移でしたが、58手目▽2六角の飛び出しが見解の分かれる所でした。さらに88手目▽4四銀と立った手がどうだったか。ヘボの棋力では決定的な悪手を指したとは思えませんでしたが、以降居飛車に形勢が傾いていきました。 終盤、居飛車は敵玉を▲9四桂を決め端に追い詰め、▲6一竜と迫ります。ここで▽3四角と竜取りに当てた手が(結果的に)なかなかの攻防手でした。居飛車は構わず▲9三香と放り込んで敵玉を中段に追い出し、寄せが決まったかに見えました。ところが▲8五桂と誤り、▽8一桂の手筋の犠打から▽8五玉と前進、開き直りました。 居飛車は動揺したのか、▲6四桂打ちと連続して誤り、振り飛車の▽5七角成・6七角成の強襲を食ってついに逆転です。後で解説を見ると判る難解な詰み筋もあったようですが、その辺のアヤを全て解きほぐした振り飛車が抜け出して即詰みに仕留めました。 勝負はともかく、一局を通して天彦九段の指し回しに大師匠の面影を感じたのはヘボだけではなかったようです。これを投稿する前に、ヘボがたまに見る振り飛車党の上げるYouTube番組があるのですが、主のマント氏も同様の感じを持たれたようでした。益々、天彦九段を応援したくなったのは言うまでもありません。菅井君以外には負けないで!(>_<)
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