中飛車研究所(将棋)掲示板
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これにしましょうね(笑)。順位戦、永瀬vs菅井です。 このところ振り飛車党棋士の不甲斐なさというか、結果が出ない将棋が続き、秋の長雨という感じでした。 昨日は両者の3回戦が行われました。永瀬超速含みに、菅井(彼にしては比較的)オーソドックスなゴキゲン中飛車を持ってきました。玉頭の歩を喰った振り飛車の飛の動きが軽く、実際の形勢はともかく、ペースを握ったかに見えました。ここから軍曹は持ち前の腰の重さで押さえ込みを図ります。いつも思うのですが、飛を振ったことのある居飛車党の対振り飛車戦は注意しなければなりません。実戦的に(振り飛車側にとって)嫌な手を指してくるから。結果、互いに筋違いの自陣角を打ち合う、対抗形の醍醐味である捻じり合いとなりました。80手前後の局面で、振り飛車は上手く包囲網を掻い潜って抜け出したかに見えましたが、守備駒をケチった手が悪く、形勢は逆転、千日手含みに耐える局面になりました。時間の無い軍曹でしたが、打開が悪く、王手竜取りを掛けられ、菅井君が流れを引き戻しました。ここから50手前後の粘り合いが続くも、最後は玉頭戦を制した振り飛車が勝ちを収めました。総手数200手、お二方、お疲れ様でした。 例によって、俄か聡太応援団は「汚い将棋、それでもA級か?」などと心無い言葉を並べていましたが、対抗形の醍醐味を知らない可哀そうな人達ですね。これは、ご本人以外に、将棋を知らないマスコミと連盟の責任も少しあると思います。菅井君は「(聡太の)将棋は好きでないですね。どこまで自分で考えた将棋なのか」と述べたそうですが、私が藤井聡太を嫌いな理由もここに尽きますね。何より彼は居飛車しか指さない。将棋の可能性を自ら狭めているように見えますよ。今の成績を維持できる期間も意外に短いかもしれません。十六世名人の二の舞にならないよう、会長も色々気を遣っていますが、(今の所)将棋以外のことを考えられない人ですから、私生活に負の変化が起きたり、初めてのスランプに陥った時が即正念場になることでしょう。私は永世七冠も好きではないですが、オールラウンダーであったことは認めます。そういう訳で、聡太君も飛を振ったらいきなり掌返しになるかもです。(>_<)
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