中飛車研究所(将棋)掲示板
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などと甘い期待を寄せてしまう棋聖戦二次予選、佐藤天vs石井戦を観ていきましょう。 天彦九段は、少なくともここ3、4年くらいですか、先の順位戦でも紹介したように飛を振って戦っています。対聡太、あるいは対豊島戦を見据えた研究かもしれません。元々受け将棋なので、オーソドックスな振り飛車は棋風にもあっていると思います。 対する石井六段は元々は四間飛車党でした。最近全然振ってくれないので寂しいです。今年の5月か6月に道場でご本人をお見掛けしました。何も持ち合わせがなかったので、サインはお願いできませんでした。(>_<) 先手天彦が中飛車、後手石井は急戦(一応棒銀か?)で進みました。手に乗って振り飛車は4、5筋に位を張り、これが後に効いてきます。対する居飛車は折角5段目に繰り出した銀を引く展開になり、やや不満か。さらに振り飛車は好所の▲3七に角を据えます。 61手目この角を▲6四で銀と刺し違え、中央突破に成功、流れを握ります。直後、ギャラリーの指摘もありましたが、▲4四歩が鋭手で、居飛車陣は崩壊しました。振り飛車快勝譜と言って良いでしょう。 名人3期ですからね、居飛車党とは言え、本腰入れて研究すれば、自分のものになるでしょう。天彦九段は絵画教室に通っているという話を、Abemaの解説中ご自分でしていて、ヘボも油彩画が趣味なのでなんとなく親近感を覚えます。振り飛車の力で一強独裁体制を突き崩していきましょう!!
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