中飛車研究所(将棋)掲示板
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さて、相振りです。質を求めるならAbemaよりも順位戦ということになりますね。Abemaトーナメントは異種格闘技の域を出ませんからね。 理由は分からないのですが、主に私が取材している将棋DB2が最近5年くらい前の棋譜を大量にアップさせているのですよ。少しやりにくいですね。 齊藤vs冨田戦、C2です。両者振り飛車党、齊藤君は坊やの兄弟子で、プロ入りしたばかりで勢いがあります。冨田君は西やんとか剛腕タイプに怯むことがあるので、苦手を克服できるのか。 若手同士の楽しみな対局となりました。 先手齊藤は初手▲5六歩で中飛車を明示。ただ後の展開を辿ると損したかなあという感じ。恐らく齊藤君は冨田君が居飛車を選択すると思ったのでは?対する冨田君は、目には目を!受けて立ちました。両者向+金無双に落ち着きました。 両者陣形の違いですけれど、左銀ですね。齊藤5筋、冨田4筋ということで。ヘボが言っても根拠が弱いですが、一路先手の銀が玉側に寄っていることで、少し攻めが軽かったのかなと。先手が後手陣の盛り上がりを咎めるべく端を絡めて先攻したのですが、後手はそれをガッチリ受け止めて、逆に8筋に厚みを築くことに成功、先手を端を謝る屈辱に追い込みました。この辺りの戦いは持久戦タイプの相振りの戦い方の「勝ちパターン」の一つとして明記すべきもののようにヘボは思います。所謂「攻め駒を責める」流れですね。 結局先手は右銀矢倉(+金)の堅陣を得たものの(更に辛抱して穴熊に潜る選択肢はあったかも)、本来「出っ張って」いなくてはならない左翼を圧迫され、無理攻めを余儀なくされます。後手は待ち受けてカウンター。同時に丁寧な応対で、先手の攻撃手段を根絶やしにしてしまいます。主張の無くなった先手陣は崩壊しました。 後手の戦い方、良いですね。受けの名手!管理人さんにも一言頂戴したいところです。 (^_^)
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