中飛車研究所(将棋)掲示板
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達人戦はかつて富士通の主催で、年配棋士の参加で行われていた棋戦ですが、調べてみると2014年で1回休止していて、今回スポンサーを変えて、50歳以上の棋士を対象に公式戦として再出発した模様。私は女流棋士をここに加えても良かったのではないかと思いましたが。 佐藤前会長の先輩思いが溢れています(笑)。また栄光の羽生世代の将棋をフラッシュバックさせる意味でも有意義ではないかと。私個人は連盟の現役総人口を減らす意味で、却って拙いのではないかと考えるクチですが。 さて、将棋を観てみましょう。南vs畠山鎮戦です。 南九段は「花の五十五年組」(昭和55年度デビュー。その少し上に十七世名人がいます)の一人として知られ、高橋道雄九段、中村修九段、島朗九段が有名です。3名に南九段を加えた4名はタイトルホルダーで、確かに一世を風靡しました。芳一九段は地蔵流の異名があり、デビュー当時は四間飛車を多用し、所作や風貌から「リトル大山」を冠されたこともありました。居飛車党でタイトル獲得は7期でしたが、A級を陥落してからはC2まで早かったですね。最近は三間飛車を多用している印象です。 畠山鎮(まもる)八段は先に紹介したように双生児棋士、弟子に斎藤慎太郎八段、黒田五段がいます。あくまでヘボ個人の印象ですが、発言等を拾っていくと「なんだかなあ」という気がしますが(苦笑)。 将棋は先手南の三間、後手畠山の左美濃→銀冠の対抗形になりました。振り飛車が7筋で1歩交換後、相銀冠になりましたが、中央の位を取られ一度得た歩を▲7五歩と打ち直すなどさえない展開に。ここから普通に捌き合いになれば居飛車優勢となりそうでしたが、居飛車側に指し過ぎがあり歩が切れたことから振り飛車の▲5五角が味が良く形勢逆転です。さらに二枚飛車で攻められますが、▲3八銀引くの妙防等で余し、二枚角の連打で寄せ切りました。僭越ですが、元Aと元B1の差が出た将棋なのかなというのが感想です。 改めて、ですが、達人戦の公式戦化、疑問手ではないですか?
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