中飛車研究所(将棋)掲示板
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中飛車で潜るとどうなるか?ある程度指せるのではないかとは勝手読みしていましたが(例えば棋王戦第5局:佐藤康vs久保戦)、良いサンプルが見つかったので紹介します。 最近はゴキゲン中飛車が広義に捉えられ、元々あった「5筋位取り中飛車」もその一変化に数えられています。それはともかく礒谷vs佐々木海戦(YAMADAチャレンジ杯)を観てみましょう。まずは泥縄の予備知識です。 礒谷真帆(いそたにまほ)女流初段は所司門下(LISA所属)、居飛車党ですが、振り飛車も指せるようです。 一方の佐々木海法(ささきみのり)女流1級は森信雄門下、三間飛車を多く指されている模様。 後手佐々木のゴキ中、先手礒谷の超速二枚銀で始まりました。居飛車は振り飛車が穴熊に潜ったのを見て、速攻を仕掛けます。動いていない振り飛車の左金がどう評価されるのか気になる所。 不利飛車目線で恐縮ですが、中盤穴熊が袖飛車に回り(ヘボが好きな戦型)、居飛車の玉頭を攻める流れになっているので、そこそこやれるのではないかという判断をしました。もう少し先を観てみましょう。 とは言え、居飛車も辛抱強く受けに回りつつも穴熊の頭を攻め、対抗形特有のゴチャゴチャした戦い?になりました。敵陣の馬を消去できたことで、玉頭周辺の制空権を握った振り飛車が抜け出しました。タイミングよく飛を切り、寄せ切ったという将棋です。左金もピッタリ▽5二に上がって敵銀の侵入を防ぎ仕事をしました。 結論として、押さえ込まれなければ使えそうです。持ち駒の一つとして準備しておきましょう。(^_^)
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