中飛車研究所(将棋)掲示板
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順位戦の古森vs畠山成戦を取り上げます。 畠山成幸八段は鎮八段のお兄さん(だったかな?)ですが、振り飛車も良く指していました。双子ですが、多分二卵性なので余り似ていないように感じます。将棋には関係ないことですが、ご両親が違う人間として生きて欲しいということで、敢えて似たような名前を付けなかったと何かで読んだ記憶があります。でもお二人とも棋士になってしまったんですねえ。 さて、振り飛車年鑑2022年度版で、久保九段は「西田&古森はよく勉強している」と仰いました。その古森君の研究が嵌ったようです。序盤、端歩を突き合う模様見の直後、▽4二玉を見て先手古森は早石田を敢行、居飛車は早速それを咎めに角交換後▽4五角を放ちます。開始早々に馬作って歩得ですから、大損と思いきや、振り飛車は▲5八玉と立って中央を受け、7筋を突き捨ててから▲5五角と切り返しました。これは▽3三桂と跳ばせて、その頭を攻める作戦です。更に振り飛車は飛を▲7四→3四のルートで捌き、馬との交換に成功。気が付くと居飛車は残す余地が無くなっていました。仕方なく8筋を突いていきますが、やっとの思いで▽8七歩成を決めた所で、飛頭を叩かれた▲8三歩が激痛でした。結果、51手の短手数で終局。 どこかで見たことあるなと思って、蔵書を引っ張り出したところ、「島ノート」にそっくりそのまま変化が載っていました!古森君が同書を読んでいたか否かは定かでないですが、研究が行き届いていたということですね。
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