中飛車研究所(将棋)掲示板
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そもそも振り飛車は将棋連盟が「将棋大成会」と称していた頃から今日に至るまで、プロ棋界においてはずっと傍流であることを強いられてきました(江戸時代はそうではなかったようですが、調査に時間がかかりそうなのでご勘弁)。 原因は良く解りません。ただ、プロ間では「相掛かりこそ将棋の本道」というような迷信があって、清水女流七段の師匠、高柳敏夫名誉九段のように弟子に「振り飛車は指すな」と言い渡していたという。ご本人は居飛車党ではあったものの結構癖のある棋風であったようなので、その辺の事情には興味が持たれますが。個人的には田中寅彦や中原誠が振り穴の名手になるチャンスの芽が摘み取られたことを残念に思います。(>_<) なぜ、プロは振り飛車党が少ないのでしょうか。私は「大山全集」の第3版を購入した際の特典で、てんてーと香奈ちゃんに対面で質問することが叶いましたが、上手くかわされてしまいました。てんてー曰く「プロになる人は戦法に拘りはないですよ」と(香奈ちゃんは言葉に詰まっていた)。全然私の欲する回答になっていない。(>_<) 尊敬するお二人の将棋を知るにつれ、現在のヘボの解釈としては「それは伝統だ」。 大内九段の著作でも手元にあれば、もう少し深い解釈ができるかもしれませんが。もう一つ考えられることは振り飛車が指せない人も少なくないこともあるようです。レベルにもよりますが、少なくともアマトップまでは半数近くが振り飛車党です。ヘボは好きなので指していますが、ある人にとっては「(自分にとって)指しにくい戦法であり、敢えて取り組むのはメリットが少なすぎる」ということなのかもしれません。半数以上の指さない人にとってはクセのある戦法であるのが振り飛車のようです。 そうすると振り飛車が指されにくい理由を「つまらない迷信の類」で片付けるのは些か早計のようです。ある戦法における個人の向き・不向きの原因を考えてみるのも面白そうですが。石川泰氏に番組を上げて頂きますか。
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