中飛車研究所(将棋)掲示板
Back
記事編集
投稿者
メール
題名
内容
古森vs折田戦(棋王戦予選)を観ていきましょう。 古森君の将棋は先に取り上げていますが、私が特に注目している若手振り飛車党の一人。折田さんは順位戦参加が叶い、おめでとうございます。 先手古森の三間、後手折田の左美濃で始まりました。最近?割とよく見る戦型です。従来は7筋(3筋)の位を取って石田流を目標にしたものですが、古森五段の研究は▲7六(▽3四)に飛を上がらず銀を上がる形です。部分的には半世紀前!の形ですが、現代将棋で通用するのか、果たして!? 一方、お互いの玉側から見ておかしな動きがありました。居飛車が銀冠にせず、穴熊に組み換えたのです。これは振り飛車側からすると(少なくとも私は)有難いですね。理由は堅くなっていないから。しかしこれは私も見るのが初めてではないので(確かデビュー後連勝して、香奈ちゃんの試験官を務めた人=徳田四段)、プロ間では有力とされているのかもしれません。 振り飛車が▲9七桂から▽8五の歩をかすめ取って戦いが始まりました。その前に私ならば▲2六歩を突いておきたかったですね。本譜もそのような進行になりましたが、終盤はほぼ間違いなく端を巡る攻防になります。相手の桂打ちを防ぎ、自分の▲2五桂の足場になるので、高美濃に組んだら必須の手。 居飛車は袖飛車に転じ、反撃。ここで振り飛車が飛交換に持ち込んだ流れが結果的には良かった。その後の端の攻防はヘボから見て難解で(恐らく双方にミスがあったと思いますが)、振り飛車が押し切った将棋でした。しかし、終局図を見て下さい!▲8八角&▲7八銀が遊んでいる。少なくとも▲9七角からの活用を図っておくべきではなかったのか?気持ちの悪さが残りました。(>_<)
URL
更新キー