中飛車研究所(将棋)掲示板
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2017年の王位戦第5局で、菅井式阪田流三間飛車が炸裂しましたが、これを先手番でやれないかというのがテーマの一つです。 玉頭位取りの話が出ましたが、この対応は実は美味しい(笑)。 実戦では、▲4六に左銀を繰り出し、交換した角を▲5七辺りに打って、▽3五歩を強引に取りに行きました。折角取った位を奪取されるダメージは私の想像を超えるものでした(結果、居飛車の歩損になり、位に手を掛けた分手損にもなる)。一方角打ちのデメリットは大したことがなく、却って▽7九角打ち等を防いでいるので、飛金が自由に動けます。居飛車側の対策としては、▽3五に利かせて角を打ち直すのが無難ですが、それだけのために角を手放すのは気分が悪いと思います(笑)。働きの度合いも振り飛車側に軍配が上がるでしょう。 因みに王位戦では、当時の羽生王位が交換に応じましたが、他局で佐藤天彦九段は交換を避け、居飛穴に組みました。どちらも菅井君の勝利に終わったのは周知の通り。「交換した角を自陣に打ち直す」アイデアを菅井八段から学びました。 以上の理由で、角交換してもそれなりに戦えます。読み抜け御免!
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