中飛車研究所(将棋)掲示板
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谷合vs髙﨑戦(王将戦)より。 振り飛車党には2タイプあって、相振りを厭わない人と、これを避けて、相手に譲り器用に居飛車を指しこなす人がいます。ヘボは前者ですが、正直な所、手探りで自信を持って指している訳ではなく、「振って勝ちたい」という頑固が先にきているように思えます(笑)。 プロの相振りですが、香奈ちゃんと西やんはタイトル戦で当たると、両者自信満々でぶつかり合います。調べた訳ではないですが、両巨頭!をはじめ、女流棋士の相振り将棋への貢献度は大きなものがあると思います。このような興味深い将棋がAI教の席巻で無視されようとする現況は誠に嘆かわしい。 どうも最近?前振りが長くなる傾向があり、申し訳ない。長い話と文章は嫌われる。これも何人が読んでいるか、誰も読んでいないのでは?(T_T) 先手の谷合君、色々言われており、私も色々言っていますが、ブレイクを待っていますよ。後手の髙﨑君ですが、童顔ということもあり(失礼)、若く見られているようですが当の昔に三十を超えている。過去話題になったのは、対有吉戦(順位戦)や対里見戦(NHK杯)で、どちらも引き立て役。こちらも「主役になる」ことが待たれます。 先手向+金無双、後手三間+美濃になりました。テンテーの傑作の一つ「相振り飛車を指しこなす本」を思い出すと、「どのタイミングで後手は3筋の歩を切るのか」あるいは「金無双は急戦向きの戦型である」だとかあって、そういうことから考えると「後手の先攻はどうだったのかな」。ヘボは「相振りは先攻が勝ちやすい」(あくまでヘボレベルですが)と感じているのですが、受けの強いプロ間では当てはまらない法則?勿論同じプロでも攻め好きな人、受けが上手な人いらっしゃいますが。 ヘボは金無双が嫌いなので(笑)、後手を持って話を進めます。 先手は早く戦いを起こしたい(はず)。相手が動いてきたタイミングを見計らって「後の先」を狙った方が良かったのでは。 直接のポイントは6筋の折衝にありました。先手の残した▲6四歩を金で取りに行ったのがどうなのか。▽4二角と引き▽6四角を目指した方が、味が良かったような気がします。その後も折角金が前線に出たのなら▽7五歩を狙ってみたかったです。 それにしても谷合君の受けの強さは眼目でしたね。屈服一方のようで、いきなり▲3五角成から▲7一銀!強烈な反撃が決まり、鮮やかな逆転勝ちとなりました。優勢になってからも壁銀を▲3九に引いて解消するなど終始落ち着いていたように思います。 自分でも、もっともっと相振りを指してみたい。そう思わせるのに十分な将棋でした。(^o^)
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