中飛車研究所(将棋)掲示板
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今回は番長(香川女流四段)の側から将棋を観ていきましょう。 番長、香川さんはですねえ。私が教員だった時に職員室に教職員互助会?からパンフレットが配られていて、チラ見してゴミ箱と思ってめくったら、香川さんのコスプレ写真がインタビューと一緒に載っていたんですね。内容はプロ将棋に詳しい人であれば誰でも知ってそうな話でしたけど、まあ正直に書くと「番長、終わったな」と感じました。その後、YouTuberに転身?され、ダメを押されました(苦笑)。 改めて将棋観てみましょう。里見vs香川(名人戦リーグ)より。 先手の香奈ちゃんが例によって中飛車を明示。対する番長は三間飛車。一般に相振り戦では「中飛車には三間」が定跡?で、これは私自身の経験からも納得できます。しかし、相手は元奨励会三段&女流四冠ですからね。 果たして序盤の40手までで三間飛車(番長側)が相当指しにくい形になってしまいました。理由は明白。番長が香奈ちゃんにビビっているんですよ。部分部分で(相手の)嫌がることを探して実行するのですが、盤面全体を見たらそれはかえって自分の首を絞めている訳です。例えば金無双に囲ったこと。▽7五歩を突いたこと。ヘボなら銀は▽6二からのルートで活用し、将来の▽8一飛を目標に駒組を目指す。それまでは自陣が傷になるような歩突きはしませんね。それで無駄なことをやっていたために弱い角頭を狙われ、窮屈な形を強いられました。 香奈ちゃんは玉を左に移動し、▲2八に振り戻し、3筋に攻撃を集中します。香川陣は駒の渋滞が酷く「捌けない形」。2筋を破られ竜を作られ、▽5七銀を打ち込むような手が間に合わないようでは最早これまで!?それでも形だけでも切り合いになり、香奈ちゃんの玉も薄いので、勝負になっても良さそうですが、ヘボの目線でも一手二手遅れているんですよ。それも中盤までの構想の拙さが罪になっています。因みにネット上では「珍しく悪手の無い名局」みたいな意見がありましたが、「笑わせるなよ。構想の悪さは悪手の積み重ねでは」。 最終盤は香奈ちゃんの流れるような寄せを見るばかり。「あと飛があれば詰みね。あら、ここに落ちている」って感じですか。1回思い出王手を受けておいて、実際に即詰みに仕留めた将棋でした。 香奈ちゃんは苦労は何もしていないんですね。番長が勝手に転ぶのを指一本で後押ししているような感じですかね。以前、棋友と話をした時に「女流棋士は自分の指したい手を優先するよね」の見方で一致しました。それはヘボにも該当する耳の痛い話ではあるのですが、プロ・アマに限らず強い人は辛抱が上手ですよね。 さて、最後に番長の話に戻しますが、「ご自分の将棋の研究を優先してくれ!」ですね。周りは、例えば佐藤会長は「普及に尽力しているから、止めろとは言えないかな」くらいのスタンスと思われますから、ならば「誰か苦言を」ということであれば、それは中村修の役割かな。かつては永瀬軍曹のような風貌だったのに、今は何なのだろう。髪を切ったからと言って将棋に勝てるとは限らないよ。 将棋が弱い人の言うことやること、信用されないのがプロだと思います。また、勝てなければサイドビジネスをやるしか食べていけない厳しい世界です。
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