中飛車研究所(将棋)掲示板
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特に振り飛車党の皆様に小窪振り飛車について情報提供を。 加古川青流戦第1局、鳥巣vs小窪戦をサンプルに特徴を語っていきます(上手く説明できる自信は無いですが)。 鳥巣(とりす)友希三段は安恵八段門下の居飛車党(恐らく)。小窪四段は中村修九段門下です。小窪君はこの間三段リーグを抜けたばかりで公式戦16勝3敗だったかな?ま、奨励会を卒業した直後の四段は実力最強なので、当然の成績でしょう。 さて、将棋。先手鳥巣は▲5七銀右斜め棒銀+袖飛車を採用。玉は箱入り娘です。後手小窪は四間飛車です。31手目、居飛車が3筋歩交換に出た所で、振り飛車はふわりと▽1五に幽霊角です。この後3筋を中心にした折衝があり、居飛車が43手目▲3三銀成と角を取って突っ込んできたのですが、振り飛車はこれを相手にせず何と▽4七飛成!角の丸損です。 その竜も押し戻されますが、横に飛び回り、急所の▽7六(▲7七に角がいる)に落ち着き52手目に▽9五歩。端攻めです。ここで居飛車が丁寧に面倒を見れば違った展開になったと思いますが、少し手抜きがあり、振り飛車は香を取り返します(その間に居飛車に左辺の桂香を取られています)。その香を64手目▽2六に打ち、飛取り。この辺りから何だか怪しくなってきました。 更に局面は進み、74手目▽4七歩と敵飛を押さえ込んだところではいつの間にか振り飛車の互角以上の形勢に。振り飛車は大きな駒損をしていますが、敵の大駒が全く働いていないのが大きいです。居飛車もこのままでは終われないので角・飛の順で捌いていきますが90手目、▽7六桂が敵陣の急所を刺しました。以下、駒を取りながらの確実な寄せで振り飛車の勝利です。(^_^) 意図した展開ではないのかもしれませんが、一貫して敵玉頭を主戦場にできたことが勝因の一つでしょう。「駒損はしていても駒の働きの違いで優勢」。振り(不利)飛車党の目指す将棋を体現した対局と言えましょう。因みに2局目も敵玉頭に集中砲火を浴びせて押し切った将棋で、素晴らしい。胸がすくとはこのことで、やはり対抗形は玉頭戦ですね。是非、2局ともご覧下さい。損はしませんよ。(^_^)
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