中飛車研究所(将棋)掲示板
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井田vs谷合戦(順位戦)より。 二人ともあまり若くないので、早くC2を抜けられるような力配分をして欲しいですが。特に谷合君は大学の博士課程(工学部)に在籍しているので(ダニーは哲学科)、二刀流となります。私も博士課程で勉強した経験がある(コガネムシ博士ですが)ので、もう文句なしに凄いと思います。本質的に同じ競技内で異種の仕事をやっている大谷君より凄い。私は1年間将棋は休場しては博士号取得に専念した方が良いと思うのですが。ここから先は憶測ですが、彼の場合研究テーマが「AIによる自動車の運転制御」なので、恐らくは共同研究者が多く、しかも東大ですから資金も潤沢でしょう。論文を書く時間を確保できればゴールは見えている。そこまで含んで、現在の二刀流かな、と見ていますが。 さて、将棋ではそんなことは言っていられません。 先手の井田君は急戦を匂わせながら左美濃(天守閣)に囲い、やや左翼が重くなった振り飛車陣を見て、6筋に飛を転換し玉頭戦に勝負を懸けます。谷合君は居飛車の囲いを見て銀冠に進め、対抗。部分的には振り飛車の囲いが銀冠とは言え、2枚の金銀、ペラペラに見えるので、仕掛けも間違っているとも言えませんが。ただ、私見ではその前に▲8八玉・8七銀・7八金まで手を掛けておいた方が良かったと思います。結果論になりますが、▲8七の玉が戦火に近過ぎた。(>_<) 振り飛車も▲3七角が玉のコビンを直射しており、我慢を強いられていましたが、捻じり合いの途中、居飛車の攻めがすっぽ抜け、犠牲にした飛が自らの玉頭を直撃の形となり、圧し潰されてしまいました。振り飛車は辛抱良い指し回しで、左翼に取り残されそうになった金銀が捌けたのが勝因でしょう。 やっぱり対抗形の醍醐味は玉頭戦ですね。振り飛車党ファイト!
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