中飛車研究所(将棋)掲示板
Back
記事編集
投稿者
メール
題名
内容
順位戦も各クラス大詰めを迎えています。特にA級では星の上がっている人と冴えない人がはっきり分かれており、早くも降級者が決定する厳しい展開になっています。その中で昨日菅井vs糸谷戦が行われました。 糸谷八段は不本意ながら降級争い、菅井君は挑戦争いに残れるか否かという状況です。 先手の菅井君はエースの中飛車、但し、糸谷八段が超速+二枚銀?を選択したこともあり、美濃に囲いました。このところ穴熊で失敗が続いていたためでしょうか。振り飛車が5筋交換から▲5四歩と垂らし、敵桂頭を目指したところから戦いが始まりました。両者強気の応酬で、振り飛車の銀+桂対角の駒得も歩切れなので良い勝負。居飛車が得た角を自陣に放ち第2ラウンド。派手な駒のぶつかり合いから居飛車が駒得し、リード。しかしながら、その後の端攻めがやや欲張ったか、逆用され囲いから燻りだされる形となりました。入玉が得意とされる糸谷八段ですから、形勢は微妙ですが、振り飛車ペースになったことは否めません。 ここで、敵陣に下した▽7八飛が拙く、振り飛車が竜を切って得た金を▲8九に貼られ死んでしまいました。ここから振り飛車の堅実な寄せにより大将が討ち取られました。総手数151の熱戦でした。 天彦九段との直接対決は終わっているので、糸谷君は苦しくなりましたね。対する菅井君も他の人が援護射撃(!)をしてくれない限り挑戦権は難しい。残り二つを確実にモノにすることが必須の状況は変わりません。私は(聡太戦を残している)残りのお三方に期待しましょう。(^_^)
URL
更新キー